元気パンダの漢方日記
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アレルギーの漢方治療(治療経験)

皆さん、こんにちは。マイドゥーコラム第8弾は2003年11月号の「中国漢方とアレルギー③」を加筆訂正したものです。

前回のコラムで一貫堂医学と中国医学を融合させるとアレルギー疾患の治療によい効果があることをお話しました。一貫堂医学の毒素を排泄する方法と中国医学の五臓を調節して気血の流れを調節する方法をうまく組み合わせると、症状の改善と同時に体質改善を行うことができます。一貫堂医学では体質を解毒証体質、臓毒証体質、血証体質の3つに分けていますが、特に解毒証体質と臓毒証体質がアレルギー疾患に深く関係しています。
解毒証体質は小児の頃からアレルギーを繰り返す体質です。従来は成人になると丈夫になり治っていたのですが、近年は成人になっても治らないケースが増えています。
一方、臓毒証体質は食生活の乱れとの関係があり、肉食や甘いものなどの食べ過ぎて食毒が体内に蓄積している体質です。従来は美食を好む大人に多かったのですが、近年は子供にも見られるようになりました。

それでは、一貫堂処方を使って症状が改善した例を一部紹介します。
5歳のM君は生後6ヶ月からのアトピーです。ステロイド軟膏を使っていましたが、だんだん効かなくなってきました。解毒証体質と判断して荊芥連翹湯に瀉火利湿顆粒をあわせて2ヶ月の服用で症状がかなり改善しました。
20歳のI君はかなりがっちりとした体型です。以前より首~背中にかけて湿疹を繰り返します。臓毒証体質と判断して防風通聖散と瀉火利湿顆粒をあわせて半月の服用でほぼきれいになりました。
20歳のTさんは子供の頃からアトピーです。断続的にステロイド軟膏を使いましたが治りませんでした。最近半年ステロイド軟膏を中止したため顔~上半身がかなり赤いです。解毒証体質と判断して荊芥連翹湯に涼血清営顆粒をあわせて2ヶ月の服用で症状がかなり改善しました。

このように一貫堂医学と中国医学を融合して体質診断をしっかり行い、適切に漢方薬を組み合わせると各種のアレルギー疾患に大変良い効果が得られます。

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