元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






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漢方医学の診断と処方選択のコツ

皆さん、こんにちは。

一昨日に毎月行っている漢方堂の勉強会を行いました。
今回は新入社員の加藤惇くんが初参加のため、「漢方医学の診断と処方選択のコツ」について講義しました。

① 主訴などの症状から弁証論治する

この方法は最もオーソドックスな漢方医学の方法です。四診(望診・聞診・問診・切診)により主訴などの情報を集め、「証」を決定して、「証」に従って治療法則を決めて、漢方薬を選択する方法です。

http://kanpodou.com/modules/cure/index.php?content_id=17

「証」を決定する際は、下記の弁証法を症状や経過、体質などを加味して使い分けます。

八綱弁証・臓腑弁証・気血弁証・病因弁証・経絡弁証・六経弁証・衛気営血弁証・三焦弁証

弁証論治を行わないで漢方薬を使うことは、効果が得られないばかりか副作用を起こしてしまうかもう性もあります。漢方治療を行うのであれば、弁証論治は必ずマスターしないといけないと言えます。

② 病名から中西医結合(弁病+弁証)を行う

この方法は弁証の基礎の上で、西洋医学の診断を参考にする方法です。西洋医学の病気は中心となる病態と一定の経過がありますので、病名ごとに良く見られる「症」があります。このような方法を中西医結合といいますが、不妊症の周期療法は代表的な方法の一つと言えます。
また、西洋医学の病名や検査値の異常があり、自覚症状が少ない方もこの方法が効果的です。
例えば、高脂血症・高血圧・肥満・糖尿病・前立腺肥大・ガンなどで自覚症状が少ない場合でも、核心となる「証」を考慮した漢方薬を使うことで一定の効果を上げることができます。

③ ポイント症状から処方を決める

この方法は日本では伝統的に行われてきており、口訣漢方とも言われます。いくつかのキーポイントとなる症状が見られると、決まった漢方薬が功を奏するという方法です。例えば下記のようなケースがあります。

肩こり+悪寒発熱+無汗・・・葛根湯
胸脇苦満+嘔吐+目眩・・・小柴胡湯
慢性アレルギー+湿疹+浅黒く痩型・・・荊芥連翹湯・柴胡清肝湯

鍵と鍵穴の様にピッタリとはまれば著効を示すことがありますが、経験がない症状や複雑な病態の場合は不十分なことがあります。臨床経験を増やすと、弁証論治の補足として効果的です。

上記の方法を常に頭に入れて、お客様の状況に合わせて臨機応変に応用することで、高い治療効果を上げることができるのです。

テーマ:健康 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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