元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






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ガンと漢方薬①

皆さん、こんにちは。

小島薬局漢方堂でお渡ししている「疾患別漢方解説」の第17回テーマは、「ガンと漢方薬」です。「疾患別漢方解説」シリーズは、今回で最終回となります。

1、ガンとは

ガンは昭和56年以降死亡原因の第1位となって以来一貫して増えつづけています。平成8年には死亡数の30%をこえて3人に1人はガンで死亡する状況になってきました。西洋医学はこの間進歩を続け、ガン検診や様々な治療法が考えられてきましたが、人体の自然治癒力を無視して、ガンのみを治そうとする西洋医学的手法に多くの問題があることは明らかになってきています。
ガン細胞は無制限に細胞分裂を起こして増殖しますが、ガンの芽ができてから臨床的にガンが見つかるまでは通常は数年から数十年の月日を要します。
ガン細胞を栄養状態の良い試験管で培養すると、1個のガン細胞が1グラムまで増えるのに1ヶ月~数ヶ月の期間ですむといわれています。しかし、体内ではガン細胞にとって酸素や栄養の供給が不十分になりやすく、免疫細胞の攻撃も受けるため極めてゆっくり成長します。一部の特殊なガンを除けば、ガン細胞は急に大きくなるわけではないので、ガンが見つかってもあわてるのではなく最善の方法をじっくり考えることが大切です。ガンは臓器によって進行度や予後に大きな差がありますが、病院の治療に漢方、食養生をあわせることで、良い効果が得られることが多くあります。

2、ガンの特徴

無制限に増殖する
通常の細胞は、細胞分裂を繰り返すとテロメアによって自然に分裂できなくなります。しかし、ガン細胞はテロメラーゼを持っており、テロメアを修復して無制限に増殖する不死細胞となります。

抗原性があり異常細胞と認識される
ガン細胞にはガン抗原とHLA抗原が存在しており、生体の免疫細胞に異常細胞と認識され攻撃を受けて殺傷されます。しかし、ガン細胞は自分を守るためにHLA抗原を隠す性質があり、HLA抗原を隠したがん細胞は免疫細胞の監視を逃れて増殖していきます

血管を新生する
ガン細胞は自身が栄養を取るために絨毛血管のような血管を新生します。この血管ができなければがん細胞は栄養を取ることができず死滅してしまいます。

様々な免疫抑制成分や毒素を産生する
ガン細胞は酸性抗原タンパク、PGE2、TGF-βなどを産生して免疫細胞を抑制します。また毒素を産生して食欲を低下、衰弱、悪液質を引き起こします。

転移する
転移はまずガン細胞が足場としている基底膜を破り周囲の組織に浸潤することから始まります。浸潤したガン細胞は血液やリンパ液の流れに乗って他の臓器に付着すると転移になりますが、ガン細胞はその途中で免疫細胞に攻撃されることなどにより多くは死滅してしまいます。通常、新たな臓器にたどり着くガン細胞は1万個に1個といわれています。しかし、免疫が低下しているとガン細胞を攻撃する力が弱まり転移の危険性が高まります。また血液が高凝血状態にあると、ガン細胞は血小板などとくっついて他の臓器に付着しやすくなり転移の危険性が高まります。

3、ガンの原因

ガンの原因は様々な説がありますが、基本的には食事の乱れ、持続的なストレス、嗜好品などの生活習慣の乱れにあることは間違いありません。原因は自分自身にありますので、薬や手術だけに頼るのではなく、自らの生活習慣を改めて体質を改善することを考えなくてはいけません。

次回は具体的な漢方治療についてアップします。

テーマ:健康 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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国際中医師の資格を持つ薬剤師が、日々の漢方相談で感じたことを通じて、正しい漢方医学の知識の普及を目指しています。また、趣味で集めているパンダコレクションも紹介する、楽しいブログです。
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