元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






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メタボリックシンドロームと漢方治療④

皆さん、こんにちは。マイドゥーコラム第5弾は2007年6月号の「メタボリックシンドロームと漢方治療④」です。

糖尿病は生活習慣病ですので、食事や運動を主とした生活習慣を改善することが根本治療といえます。しかし、慣れ親しんでいる生活習慣を改善することは、なかなか大変です。そこで私は個々の食生活のリズムを大きく崩さない範囲で、正しい食養生にアレンジすることを提案しています。前回お勧めした玄米粉「リブレフラワー」や玄米珈琲「ブラックジンガー」を使うことで、無理なく食養生を行うことができます。
糖尿病予備軍には上記の食養生に血液をさらさらにする「松寿仙」や「冠元顆粒」などを組み合わせると十分な効果がありますが、すでに進行している方は体質に合わせて漢方薬を飲む必要があります。漢方医学では血糖を下げるだけでなく、体質を改善して合併症の予防を行うことも重視しています。

糖尿病は、胃腸積熱型(いちょうせきねつがた)、気陰両虚型(きいんりょうきょがた)、肝腎陰虚型(かんじんいんきょがた)、陰陽両虚型(いんようりょうきょがた)、気滞淤血型(きたいおけつがた)の5つのタイプが多く見られます。
胃腸積熱型は糖尿病の初期~中期で、油脂類や甘いものなどを食べすぎて、内臓脂肪が溜まっている方に多く見られます。温胆湯(うんたんとう)や防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)などが効果的です。
気陰両虚型は体力低下が見られ、疲れやすく胃腸が弱い方に多く見られます。麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)や参苓白朮散(じんりょうびゃくじゅつさん)などが効果的です。
肝腎陰虚型は糖尿病の中期以降で、少し痩せてきて、目のかすみや乾きがある方に多く見られます。杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)や瀉火補腎丸(しゃかほじんがん)を併用すると効果的です。
陰陽両虚型は糖尿病の中期~末期で、痩せてきて体力が低下し、夜尿や頻尿などがある方に多く見られます。八味地黄丸(はちみじおうがん)や参馬補腎丸(じんばほじんがん)などが効果的です。
気滞淤血型は糖尿病の初期~末期まで常に見られます。糖尿病は血中に糖分が多いため、血液粘度が高く血液ドロドロの状態といえます。血液がドロドロですと、合併症の危険が増えますので、常に血液をさらさらにする漢方薬を飲むと良いです。冠元顆粒(かんげんかりゅう)や桃核承気湯(とうかくじょうきとう)、水快宝(すいかいほう)などが効果的です。

食養生と漢方薬の二本柱で、肥満、高脂血症、高血糖、高血圧という、メタボリック症候群の状態はかなり改善できるといえます。症状が進行する前の「未病」の段階から、積極的に食養生を行い、漢方薬を服用することをお勧めします。

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