元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






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腰痛・関節痛と漢方薬②

皆さん、こんにちは。

今回は「腰痛・関節痛と漢方薬」の続きです。

5、腰痛・関節痛の漢方治療
漢方医学では腰痛・関節痛などの痛みの疾患を痺証と言っています。痺証の外的な要因は、風邪・寒邪・湿邪・熱邪があり、体内の要因は気血不足・肝腎不足・脾虚・淤血・痰湿などがあります。体質の失調に外的な邪気が侵入して、痛みが生じると考えています。急性期は外的な邪気を除く漢方薬を重視して、慢性化した場合は体内の失調を整えて体質を強化する漢方薬を重視します。
痺証は、急性期は風寒証(ふうかんしょう)、風湿証(ふうしつしょう)、湿熱証(しつねつしょう)、慢性期は肝腎両虚(かんじんりょうきょ)、脾腎陽虚(ひじんようきょ)、気滞淤血(きたいおけつ)などのタイプが多く見られます。
風寒証は寒邪を受けて痛みがおきるタイプで、痛痺とも言われます。温めて痛みを和らげる桂枝加朮附湯五積散加附子などの附子を含む漢方薬が効果的です。
風湿証は湿気の多い環境で湿邪を受けて重だるい痛みや腫れがおきるタイプで、着痺とも言われます。温めて湿邪を除いて痛みを和らげる薏苡仁湯苓姜朮甘湯などが効果的です。
湿熱証は関節が熱を持って赤く腫れており、炎症によって痛みがおきるタイプです。熱を冷まして炎症を抑える白虎加桂枝湯桂枝加芍薬知母湯などが効果的です。
肝腎両虚は痛みが慢性化して、筋肉や骨が弱ったり、変形したりすことで痛みがおきるタイプです。肝腎を補い、筋骨を丈夫にする独活寄生湯健歩丸などが効果的です。
脾腎陽虚は痛みが慢性化して、筋肉や骨が弱り、体力も低下して冷えを伴うことで痛みがおきるタイプです。脾腎を補い、体を温めて免疫力を強化する牛車腎気丸海馬補腎丸などが効果的です。
気滞淤血は血行が悪くなり、経絡が滞ることで痛みがおきるタイプです。急性期にも慢性期にも淤血は現れることがあります。淤血を改善して痛みを和らげる疎経活血湯通導散などが効果的です。
体質や原因に合わせて漢方薬を服用すると、徐々に痛みが和らぎ、再発を防止することができます。

6、腰痛・関節痛の予防に効果的な漢方製剤
痛みの予防には、軟骨を補う、筋肉や筋を強化する、血行改善をする、温めるなどの方法があります。軟骨を補うためにはコンドロイチンが最適です。筋肉や筋を強化するためにはアリ製剤が効果的です。アリが主薬のイーパオ、コンドロイチンを含む活楽宝は、痛みを和らげる効果も優れています。血行改善して温めるためには田七や爽月宝などが効果的です。

7、日常生活の注意
・温める食材を多く食べる:生姜、ねぎ、ニンニク、にら、根菜類、発酵食品などを多く食べましょう。
・黒く粘る食材を多く食べる:黒ゴマ、黒豆、ヤマイモ、昆布などの黒くて粘る食材を多く食べましょう。
・体を温める:冷えは慢性の痛みには大敵です。温泉や温灸など体を温めましょう!
・ストレスをためずによく笑う:「笑う門には福来る」リラックスすることで、血行が良くなります。
・適度の運動を心がける:適度な運動を心がけて、末梢血流を良くしましょう!

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国際中医師の資格を持つ薬剤師が、日々の漢方相談で感じたことを通じて、正しい漢方医学の知識の普及を目指しています。また、趣味で集めているパンダコレクションも紹介する、楽しいブログです。
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