元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

脳卒中と漢方薬②

皆さん、こんにちは。

今回は「脳卒中と漢方薬」の続きです。

4、脳卒中の漢方治療

漢方医学では脳梗塞は中風といわれ、軽いものを中経絡、重いものを中臓腑と呼んでいます。現在では中臓腑のような重いものは入院治療をするため、漢方治療の対象になるものは、脳卒中の前兆や軽い脳卒中にあたる中経絡及び脳卒中後遺症になると思われます。漢方医学では、脳卒中の予防は高血圧の治療に準じます。
脳卒中の前兆は、肝陽上亢型(かんようじょうこうがた)、肝腎陰虚型(かんじんいんきょがた)、気滞淤血型(きたいおけつがた)、痰淤互阻型(たんおごそがた)の4つのタイプが多く見られます。
肝陽上亢型はイライラしてのぼせやめまい、頭痛を伴うことが多く、中年以降の方に多く見られます。釣藤散や降圧丸、柴胡加竜骨牡蠣湯などが効果的です。
肝腎陰虚型は慢性に経過した高齢者に多く見られます。杞菊地黄丸に降圧丸を併用すると効果的です。
気滞淤血型は血流が悪く、血液ドロドロの方で、多くの高血圧の方に見られます。冠元顆粒や血府逐淤丸、通導散などが効果的です。淤血を改善する漢方薬は動脈硬化の予防にも最適です。
痰淤互阻型は肥満で血液ドロドロの方で典型的なメタボリックの方に多く見られます。大柴胡湯や防風通聖散に淤血を改善する冠元顆粒や血府逐淤丸を併用すると効果的です。
脳卒中は血液の汚れ(淤血体質)がベースにある方が多いので、冠元顆粒など淤血を改善して血液をサラサラにする漢方薬を常に併用すると良い効果が得られます。
軽い脳卒中にあたる中経絡は、高血圧がベースにあり、突然発作が起きます。漢方薬では、牛黄製剤が良い効果があります。軽い発作の場合は、すぐに服用すれば症状が改善することもあります。脳卒中が心配な方は、牛黄清心丸や牛黄末を常備薬として手元に置いておくことをお勧めします。
脳卒中後遺症は一人一人重さが異なりますが、半身不随や言語障害が多くみられます。脳卒中により気が消耗されて、気が不足して血液を運行することができず気虚淤血となり発症すると考えています。
中国の漢方薬では補陽還五湯が有名です。この製剤は日本にはないため、黄耆の入った衛益顆粒と冠元顆粒を併用します。血圧が高い人は釣藤散、降圧丸、杞菊地黄丸などと冠元顆粒を併用します。蟻製剤や水蛭製剤などの昆虫の入った製剤を併用すると更に効果的です。
体質や原因に合わせて漢方薬を服用すると、血圧を安定させ、将来の合併症を予防することができます。

5、脳卒中の予防に効果的な漢方製剤

脳卒中の予防は、高血圧の予防と共通しています。脳卒中は、「予防に勝る治療はなし」といえます。
脳卒中の予防は何といっても血管を丈夫にして血液をサラサラにすることです。血管を丈夫にして血液をサラサラにするためには、松寿仙や冠元顆粒が最適です。

6、日常生活の注意

・良く噛んで腹八分目:ゆっくり噛んで食べることで過食を防止して、腹八分目で肥満を予防します。
・玄米や雑穀を主食にした和食にする:日本人には和食が合っています。主食は未精白の穀物にしましょう!
・ストレスをためずによく笑う:「笑う門には福来る」、つまらないことに腹を立てないようにしましょう。
・適度の運動を心がける:適度な運動で血行を良くして、イキイキとした血液を作りましょう!

テーマ:健康 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

コメント

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

閲覧パンダ

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

プロフィール

元気パンダ

Author:元気パンダ
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、日々の漢方相談で感じたことを通じて、正しい漢方医学の知識の普及を目指しています。また、趣味で集めているパンダコレクションも紹介する、楽しいブログです。
■ご感想・お問合せはこちら
 panda@kojima-y.com

最近の記事

最近のコメント

検索フォーム

月別アーカイブ

カテゴリー

RSSフィード

リンク

その他の言語 Ver.2

携帯でもパンダ!

QRコード

ランキング!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。