元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






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心臓病と漢方薬②

皆さん、こんにちは。

今回は「心臓病と漢方薬」の続きです。

4、心臓病の漢方治療
漢方医学では狭心症や心筋梗塞のような心臓の痛みを胸痺、不整脈を心悸とよんでいます。漢方医学では心臓は大切な臓器なので、心包で守られており、病邪を直接受けないと考えられています。ですから、慢性病といえる心臓病は心の気血陰陽の不足がベースにあると考えます。一方、漢方医学では、痛みは「不通則痛」と考えており、瘀血や痰濁が心に停滞して痛みが起きると考えます。つまり、体質や症状によって虚証と実証があると考えています。

心臓病は、実証は気滞淤血型(きたいおけつがた)、痰淤互阻型(たんおごそがた)が多く見られ、虚証は気血不足型(きけつふそくがた)、気陰両虚型(きいんりょうきょがた)、心陽不振型(しんようふしんがた)が多く見られます。
気滞淤血型は長年のストレスなどで血液がドロドロになり、気の停滞が淤血に及び、狭心症や心筋梗塞、心臓弁膜症、心臓神経症に多く見られます。冠元顆粒血府逐淤丸などが効果的です。
痰淤互阻型は美食や肥満などで動脈硬化が進み、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患に多く見られます。痰濁を改善する温胆湯牛黄製剤に淤血を改善する冠元顆粒血府逐淤丸などを併用すると効果的です。
気血不足型は慢性に経過することで心の気血が消耗し、狭心症や不整脈、軽度の心不全などに多く見られます。帰脾湯炙甘草湯保元黄などが効果的です。
気陰両虚型は慢性に経過することで心気と心陰が消耗し、狭心症や心筋梗塞、不整脈、心不全など様々な心臓病に見られます。生脈散炙甘草湯などが効果的です。
心陽不振型は気血不足型や気陰両虚型が進行して冷えを生じ、心筋梗塞や心不全、重度の不整脈などで見られます。参茸補血丸真武湯附子人参湯などが効果的です。
心臓病は血液の汚れ(淤血体質)がベースにある方が多いので、冠元顆粒など淤血を改善して血液をサラサラにする漢方薬を常に併用すると良い効果が得られます。
体質や原因に合わせて漢方薬を服用すると、心臓病の予防や再発防止に良い効果があります。

5、心臓病の予防に効果的な漢方製剤
心臓病の予防は、高血圧や動脈硬化の予防と共通しています。心臓病は「予防に勝る治療はなし」といえます。心臓病の予防は何といっても血管を丈夫にして血液をサラサラにすることです。血管を丈夫にして血液をサラサラにするためには、松寿仙、冠元顆粒、心沙棘などが最適です。

6、日常生活の注意
・良く噛んで腹八分目:ゆっくり噛んで食べることで過食を防止して、腹八分目で肥満を予防します。
・玄米や雑穀を主食にした和食にする:日本人には和食が合っています。主食は未精白の穀物にしましょう!
・ストレスをためずによく笑う:「笑う門には福来る」、つまらないことに腹を立てないようにしましょう。
・適度の運動を心がける:適度な運動で血行を良くして、イキイキとした血液を作りましょう!

テーマ:健康 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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国際中医師の資格を持つ薬剤師が、日々の漢方相談で感じたことを通じて、正しい漢方医学の知識の普及を目指しています。また、趣味で集めているパンダコレクションも紹介する、楽しいブログです。
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