元気パンダの漢方日記
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漢方薬解説「柴胡疎肝散」

皆さん、こんにちは。

漢方薬解説第70弾は「柴胡疎肝散」です。
「柴胡疎肝散」は明代の名医・張景岳の著書《景岳全書》を出典とする漢方薬です。
日本では「柴胡疎肝散」の名前で、小太郎漢方製薬から発売されています。

柴胡疎肝湯

柴胡疎肝湯の効能効果は「体力中程度で、胸腹部に重苦しさがあり、ときに頭痛や肩背がこわばるものの次の諸症:腹痛、側胸部痛、神経痛」です。肝気の鬱結に最もよく使われる基本方剤で、肝と脾を調和します。
疎肝解欝の柴胡を主薬として、柔肝の芍薬、行気の香附子・枳殻・陳皮、活血の川弓、諸薬調和の甘草を配合しています。香附子は〈気中血薬〉、川弓は〈血中気薬〉ともいわれ、両薬を配合することで気血の巡りをバランス良く促進します。
また、傷寒論の「四逆散」の枳実に代えて、陳皮・枳殻・川弓・香附子を加え、行気疏肝の力を増強した漢方薬ともいえます。

さて、「病は気から」と言われるように、漢方医学ではストレスがあるとまずは肝気が鬱滞すると考えます。イライラ、不安感、やる気が出ない、寝つきが悪い、胃腸の不調などの自律神経失調症や軽度のうつ症は、典型的な肝気鬱結と言えます。女性では生理前のイライラや胸の張りのような月経前緊張症候群(PMS)も肝気鬱結といえます。
このようなときには、柴胡疎肝湯がファーストチョイスとして使われます。非常にバランスの良い処方で、副作用も少なく、いろいろな漢方薬と併用することもできますので、非常に幅広く使える漢方薬です。

柴胡疎肝散は「肝気鬱結による自律神経の失調症状に幅広く使える漢方薬」です。

テーマ:健康 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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国際中医師の資格を持つ薬剤師が、日々の漢方相談で感じたことを通じて、正しい漢方医学の知識の普及を目指しています。また、趣味で集めているパンダコレクションも紹介する、楽しいブログです。
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