元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






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糖尿病と漢方薬②

皆さん、こんにちは。

今回は「糖尿病と漢方薬」の続きです。

5、糖尿病の漢方治療

現在の糖尿病は食生活の乱れや肥満が原因ですので、血糖値に一喜一憂するのではなく生活習慣の改善と体質の改善が大切です。糖尿病は初期、中期、末期で症状や体質が変わってきます。そこで、漢方医学では体質別に漢方薬を使い分けます。
糖尿病は胃腸積熱型(いちょうせきねつがた)、気陰両虚型(きいんりょうきょがた)、肝腎陰虚型(かんじんいんきょがた)、陰陽両虚型(いんようりょうきょがた)、気滞淤血型(きたいおけつがた)の5つのタイプが多く見られます。
胃腸積熱型は糖尿病の初期~中期で、油脂類や甘いものなどを食べすぎて、内臓脂肪が溜まっている方に多く見られます。防風通聖散や大柴胡湯、温胆湯などが効果的です。
気陰両虚型は体力低下が見られ、疲れやすく胃腸が弱い方に多く見られます。麦味参顆粒やケイギョク膏などが効果的です。
肝腎陰虚型は糖尿病の中期以降で、少し痩せてきて、目のかすみや乾きがある方に多く見られます。杞菊地黄丸や瀉火補腎丸などが効果的です。
陰陽両虚型は糖尿病の中期~末期で、痩せてきて体力が低下し、夜尿や頻尿などがある方に多く見られます。八味地黄丸や参馬補腎丸などが効果的です。
気滞淤血型は糖尿病の初期~末期まで常に見られます。糖尿病は血中に糖分が多いため、血液粘度が高く血液ドロドロの状態といえます。血液がドロドロですと、合併症の危険が増えますので、常に血液をさらさらにする漢方薬を飲むと良いです。冠元顆粒や桃核承気湯、水快宝などが効果的です。
体質や原因に合わせて漢方薬を服用すると、血糖を安定させ、将来の合併症を予防することができます。

6、日常生活の注意

・良く噛んで腹八分目:ゆっくり噛んで食べることで過食を防止して、腹八分目で肥満を予防します。
・玄米を主食にした和食にする:主食は糖の吸収が緩やかな玄米にして、間食は避けましょう。
・体重をコントロールする:肥満は糖尿病の最大の原因です。食事や運動で体重をコントロールしましょう。
・適度の運動を心がける:適度な運動で血行を良くして、イキイキとした血液を作りましょう!

体質に合わせた漢方薬や健康食品を適切に服用すると、血糖値の安定と同時に合併症の予防にもなります。漢方薬による体質改善をお勧めします。

テーマ:健康 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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