元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

韓国研修記②

皆さん、こんにちは。

今回は韓国研修2日目、廣東製薬の工場見学についてお話します。

瓊玉膏を製造している廣東製薬は、売上が4000億台の韓国でも大手の製薬会社です。瓊玉膏のほかに牛黄清心元やドリンク製剤、西洋薬も製造販売しています。工場は新しく、設備も素晴らしいところでした。

廣東製薬①
〈廣東製薬の工場外観〉

工場見学の前に、韓国で漢方薬局を経営している金 夏子先生より、講演していただきました。
薬局でよく販売している牛黄清心元を中心に、韓国の薬局事情なども教えていただきました。韓国の方は予防医学の意識が非常に高く、病気の予防のために漢方薬を良く飲んでいるということです。
日本やアメリカは予防医学にはサプリメントを中心に安価なものを選ぶ傾向にありますが、韓国では病気治療薬よりも予防の漢方薬により多くの費用を使うという特徴があります。まさに「薬養生」を実践していますので、健康意識の高さと漢方薬への信頼性の驚かされました。
また、韓国独自の「韓医学」が体系化されており、韓医学の大学を卒業すると韓医師になります。この点は中医薬大学を卒業すると中医師になる中国と似ています。日本は漢方医学の大学がないので、薬剤師や医師が独学で漢方を学んでレベルを上げるしかない状況です。韓国や中国に研修に行くたびに、日本に漢方医学の大学がないことを、いつも残念に思います。

廣東製薬③
〈金 夏子先生の講演)

昼食を取って午後からは、いよいよ廣東製薬の工場見学です。
残念ながら写真は禁止でしたが、瓊玉膏の製造過程はしっかりと見ることができました。特に注目していたのが地黄の品質と製造過程でした。地黄はきれいに洗浄された新鮮な物を使っており、新鮮な生の地黄を直接絞っているところを見ることができました。このしぼり汁に蜂蜜、人参、枸杞子、沈香を混ぜて、80度に保たれた巨大な圧力釜の中で、5日間じっくりと熟成されます。この製造過程は原典に忠実で、なおかつ最新の設備を使った素晴らしいものでした。
さて、地黄には鮮地黄、生地黄、熟地黄の3種類があります。鮮地黄は新鮮な地黄で、性質は涼性、涼血生津の効果が強いです。生地黄は乾燥させた地黄で、性質は涼性、滋陰涼血の効果に優れます。熟地黄は酒で蒸して乾燥した地黄で、性質は温性、補腎養血の効果に優れます。
瓊玉膏の製法を見ると、新鮮な地黄のしぼり汁を使っているので鮮地黄の要素がありますが、高温で熟成させていますので、熟地黄の要素もあります。まさにスーパー地黄と言っても過言ではないと思いました。

今回は瓊玉膏の素晴らしさを再確認でき、とても充実した研修旅行でした。

テーマ:今日の出来事 - ジャンル:日記

コメント

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

閲覧パンダ

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

プロフィール

元気パンダ

Author:元気パンダ
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、日々の漢方相談で感じたことを通じて、正しい漢方医学の知識の普及を目指しています。また、趣味で集めているパンダコレクションも紹介する、楽しいブログです。
■ご感想・お問合せはこちら
 panda@kojima-y.com

最近の記事

最近のコメント

検索フォーム

月別アーカイブ

カテゴリー

RSSフィード

リンク

その他の言語 Ver.2

携帯でもパンダ!

QRコード

ランキング!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。