元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

冷え性と漢方薬②

皆さん、こんにちは。

今回は「冷え性と漢方薬」の続きです。

4、冷え性の漢方治療
現代医学では冷え性についてそれほど重要視していませんが、漢方医学では2000年以上前から冷え性を重視しており、様々な治療法が考えられてきています。ですから、漢方薬は冷え性の改善を得意としています。冷え性といっても様々な原因があり、冷える部位や体質が異なりますので、体質に合った漢方薬を服用する必要があります。
冷え性は、陽気不足(ようきふそく)、血虚受寒(けっきょじゅかん)、気滞淤血(きたいおけつ)、水湿内停(すいしつないてい)の4つのタイプが多く見られます。
陽気不足は胃腸虚弱で免疫力が弱い人が多く、低体温の人が多く見られます。全身が冷えることが多く、お腹や腰が冷える人も多く見られます。陽気不足にはさらに「脾胃気虚」「腎陽虚」「肺脾気虚」の3つのタイプがあり、「脾胃気虚」には補中益気湯や人参湯、松寿仙などが効果的です。「腎陽虚」には八味地黄丸や参茸補血丸、参馬補腎丸などが効果的です。「肺脾気虚」には衛益顆粒や保元黄などが効果的です。
血虚受寒は貧血気味で、末梢循環が悪い人が多く、思春期以降の女性に慢性に多く見られます。末梢循環が悪いため手足が冷えます。ひどい人はしもやけやレイノー症状が見られます。婦宝当帰膠や温経湯、当帰四逆湯などが効果的です。
気滞淤血は持続的なストレスにより抹消血管が収縮して、手足や骨盤内の血流が悪くなり、血液がドロドロしています。手足の冷えやこわばり、肩こり、目のくま、痔、静脈瘤、レイノー症状や様々な痛み(頭痛、関節痛、生理痛など)が見られます。ひどい人はしこり(子宮筋腫、卵巣嚢腫、内臓ポリープ、腫瘍など)が見られます。冠元顆粒や血府逐淤丸、弓帰調血飲第一加減などが効果的です。しこりがある人は水快宝、爽月宝、田七などが効果的です。
水湿内停は冷え性によって水湿代謝が悪くなり、色白で水太りという人が多く見られます。水は全身至る所にありますが、肺系や胃腸系、腎系に症状が現れやすいようです。肺系が弱い方は、慢性の咳、喀痰、慢性鼻炎、花粉症などが、胃腸系が弱い方は、胃内停水、吐き気、めまい、頭重感などが、腎系が弱い方は、浮腫み、頻尿、関節の腫れなどが見られます。肺系が弱い方は小青竜湯や蘇子降気湯などが効果的です。胃腸系が弱い方は参苓白朮散や五積散などが効果的です。腎系が弱い方は牛車腎気丸や真武湯などが効果的です。
以上のように体質に合わせて漢方薬を服用すると、冷え性に大変良い効果があります。冷え性は、漢方薬が最も効果を発揮しやすい疾患の一つです。

5、日常生活の注意
・温性の食材を多く食べる:赤・橙・黒色の食べ物、根菜類、発酵食品などの陽性食を多く食べましょう。
・陰性の食材を避ける:白、青色の食べ物、生野菜、熱帯性の食物、冷たい飲み物などは避けましょう。
・玄米や雑穀を主食にした和食にする:日本人には和食が合っています。主食は未精白の穀物にしましょう!
・ストレスをためずによく笑う:「笑う門には福来る」リラックスすることで、血行が良くなります。
・適度の運動を心がける:適度な運動を心がけて、末梢血流を良くしましょう!

冷え性は漢方薬が最も得意とする分野の一つです。
冷え性でお悩みの方は。、漢方薬で体質改善を行うことをお勧めします。

テーマ:健康 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

コメント

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

閲覧パンダ

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

プロフィール

元気パンダ

Author:元気パンダ
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、日々の漢方相談で感じたことを通じて、正しい漢方医学の知識の普及を目指しています。また、趣味で集めているパンダコレクションも紹介する、楽しいブログです。
■ご感想・お問合せはこちら
 panda@kojima-y.com

最近の記事

最近のコメント

検索フォーム

月別アーカイブ

カテゴリー

RSSフィード

リンク

その他の言語 Ver.2

携帯でもパンダ!

QRコード

ランキング!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。