元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






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風邪と漢方薬①

皆さん、こんにちは。

今回から、漢方堂でお客様にお渡ししている「疾患別漢方解説」をアップしていきます。
第1回のテーマは「風邪と漢方薬」です。

1、風邪とは
風邪は子供から大人まで誰でも一度はかかったことがある疾患です。風邪はウィルスや細菌が鼻や口から侵入し、粘膜に付着することから始まります。粘膜に入ったウィルスは増殖して、寒気・発熱・くしゃみ・鼻水・咳嗽・頭痛などの症状が出ます。
風邪は誰もが平均的にひくものではなく、体力や免疫力が低下した時に患うものです。若くて体力があれば2日~4日で自然に治りますが、子供や老人のように抵抗力が弱い方は、肺炎や中耳炎、副鼻腔炎などの合併症を引きおこす事もあるので注意が必要です。
「風邪は万病のもと」と言われるように初期治療を誤るとこじらせてしまいます。風邪をこじらさないようにするためには、何と言っても初期治療が大切です。初期に適切な治療を行うと、こじらせたり、合併症を引き起こすことは滅多にありません。

2、インフルエンザと風邪の違い
インフルエンザは、インフルエンザウィルスによる感染力が強い感染症で、普通のかぜとは異なる疾患といわれています。インフルエンザは急に発症する38度以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などに加えて、咽喉痛、咳、鼻炎などの症状も見られます。通常は約1週間で治りますが、小児や高齢者などの免疫力が弱い方は重症化することがありますので、注意が必要です。
インフルエンザにはワクチンがありますが、有効性に疑問がもたれており、少なからず副作用もありますので、過度の期待は禁物です。まずは十分に休養をとり、食養生を行い、過労やストレスを避けて、体力や免疫力を高めることを心がけましょう。インフルエンザは鼻や咽喉などから飛沫感染しますので、人ごみを避けて、外出後はしっかりと手洗い、うがいを行うことも大切です。 

3、風邪と抗生物質
風邪はウィルスが原因ですから、抗生物質は効果がありません。それでも風邪といえば抗生物質が処方されるのは、細菌感染による肺炎などの合併症を予防するためです。日本では風邪の初期でも抗生物質を服用することが多いため、数年前から耐性菌の問題が出ています。
もし漢方薬で適切に初期治療を行えば、抗生物質を飲む機会を減らすことができ、社会的にも貢献することができます。

4、風邪の漢方治療
一般に漢方薬は速効性が少ないと考えている方が多いようですが、風邪のような急性病には速効性があります。
「風邪は万病の元」といわれるように昔の人は風邪の治療を大変重視していました。中国の漢の時代には傷寒論という有名な風邪の治療書が書かれ、清の時代には温病論という風邪の治療法が発明されました。
このような発展をしてきて、現在は風邪の初期治療からこじらせた風邪、風邪を予防する体質改善まで幅広い治療法が出来上がっています。風邪はひき始めの治療とこじらせた時の治療で少し異なります。

次回は具体的な漢方治療や養生法について解説します。

テーマ:健康 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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国際中医師の資格を持つ薬剤師が、日々の漢方相談で感じたことを通じて、正しい漢方医学の知識の普及を目指しています。また、趣味で集めているパンダコレクションも紹介する、楽しいブログです。
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