元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






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胃腸虚弱について

皆さん、こんにちは。

マイドゥーコラム第38弾は、2001年8月号の「胃腸虚弱についてー」を加筆訂正したものです。

湿気の高い梅雨や暑い夏は胃腸が弱い人にはつらい季節になります。
胃腸虚弱は病気ではないのですが、胃腸の働きが弱いために、食べ過ぎや飲み過ぎ、 冷たい物を飲んだりすると、消化不良や下痢をおこしやすい体質になります。病院で検査をしても大きな異常はない人も多く、軽い胃炎や胃下垂、神経症と言われることが多いようです。このような場合には漢方薬が非常に有効です。

漢方医学では胃は食物や水分を受納、消化して小腸に降ろし、脾が栄養成分を吸収して気血を作り全身を栄養すると考えています。このように脾胃は気血を生み出す大切な臓器として昔から多くの治療法や養生法が考えられています。特に金元時代の四大家の一人”李東垣”は「脾胃論」を著作し、脾胃を重視する「補土派」の創始者として有名です。様々な病気を治療する時に脾胃の働きが重要であることを強調しており、日本の漢方にも大きな影響を与えています。

さて、胃腸虚弱を改善するためには、”益胃健脾”という方法で脾胃を丈夫にします。
★脾胃を丈夫にする漢方薬は多くの種類がありますが、私が比較的良く使う漢方薬としては六君子湯、香砂六君子湯、参苓白朮散、人参湯などがあります。消化不良の方は晶三仙、加味平胃散などを併用します。
★お腹が冷えてぽちゃぽちゃ水の音がするときは五積散や苓桂朮甘湯、真武湯などを使います。
★胸焼けがひどいときは半夏瀉心湯、温胆湯などを使います。
★ストレスが強く神経質な人には開気丸、柴胡桂枝湯などを使います。

体質と漢方薬が合えば徐々に胃腸は丈夫になり、食欲や体力が改善して、長年の胃腸虚弱も改善していきます。
胃腸が弱い人は夏でも生物や油物、冷たい飲み物を避けて、できるだけ加熱調理した消化によい食べ物をとるように心がけてください。

テーマ:健康 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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国際中医師の資格を持つ薬剤師が、日々の漢方相談で感じたことを通じて、正しい漢方医学の知識の普及を目指しています。また、趣味で集めているパンダコレクションも紹介する、楽しいブログです。
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