元気パンダの漢方日記
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手相漢方「慢性肝炎」

皆さん、こんにちは。

今回は「慢性肝炎」についてお話します。

慢性肝炎は、何らかの理由で肝臓の炎症が6か月以上続いている状態をいいます。慢性肝炎のほとんどはB型・C型肝炎ウイルスの感染が原因となっています。C型肝炎ウイルスは輸血をはじめ血液を媒介とした接触で感染し、C型肝炎にかかった人の3分の2が慢性肝炎へと進みます。B型肝炎ウイルスは輸血や性行為・出産時の母子感染などで感染し、B型肝炎ウイルスのキャリア(ウィルス保持者)の一部の方が慢性肝炎に進みます。肝炎ウイルス以外にも慢性肝炎の原因となる疾患は様々あり、脂肪肝・アルコール性肝炎・薬物性肝炎・自己免疫性肝炎・原発性胆汁性肝硬変などがあげられます。
ウイルス性肝炎は、ウイルスの型によってA型肝炎・B型肝炎・C型肝炎などに分けられています。このうち、慢性化して肝硬変に移行する可能性が高いのはC型肝炎です。C型肝炎には、肝細胞が次々に壊されていく「活動型」と、進行が緩やかな「非活動型」があります。活動型は肝機能検査でGOTやGPTの値が高くなりますが、非活動型の場合は肝機能検査ではほとんど異常がなく、C型肝炎の抗体が見つかるだけです。非活動型でも数年から数十年続くと肝硬変に進み、さらに肝臓ガンになることがあるので注意が必要です。
ウイルスに対する抵抗力をつける薬として、インターフェロンが注目されています。インターフェロンは肝細胞に直接働いてウイルスの増殖を防ぐと考えられていますが、血液中のウイルスの量が多い場合はほとんど効果がないことが知られています。C型ウイルスはⅠ型からⅤ型までありますが、日本人に多いⅡ型はウイルス量が多いため、あまり効果が認められていません。また、インターフェロンは副作用が多く、ほとんどの人に全身倦怠感が現れ、インフルエンザのような発熱、脱毛、白血球や血小板の減少、うつ病、間質性肺炎のような重い副作用が出ることもあります。近年のインターフェロンは改良を重ねて以前よりも副作用は減っていますが、万能ではありませんので、過信することは危険です。
さて、西洋医学では、ウイルスの種類によって分類し、インターフェロンなどでウイルスを減らすことを目的としています。しかし、インターフェロンには重い副作用があり、肝臓を保護して肝機能を維持させる西洋薬は限られています。一方、漢方医学は免疫力を高めて肝臓を保護し、肝炎の進行を防止することを得意としています。
掌紋医学では、主に肝分線、健康線、障害線、肝臓の対応区を診て、肝臓の状態を判断します。

慢性肝炎

上記のように、慢性肝炎の方の掌紋は4つの特徴があります。

★肝分線(二重感情線)が深いことは肝機能の低下を意味しています。また、肝分線に〆(島)や障害線がある場合は肝炎が進行していることを意味します。
★肝分線が感情線や生命線を横切る場合は、慢性肝炎が肝硬変や肝臓ガンに進行している可能性があります。
★健康線が曲がりくねっている場合は肝機能の低下を意味しています。このような健康線が肝分線に繋がっている場合は、慢性肝炎が肝硬変や肝臓ガンに進行している可能性があります。
★生命線と知能線の間の肝臓の対応区に十(バツ)や♯(シャープ)がある場合は、肝臓に炎症があることを意味しています。


慢性肝炎は、初期・中期・末期で症状が異なります。また、同じ慢性肝炎でも、体質によって症状も異なってきます。よって、時期や症状が異なれば漢方薬も異なるわけです。これを「同病異治」といいます。慢性肝炎でよく見られるのは、以下の4つのタイプです。
肝胆湿熱型は急性肝炎や慢性肝炎の増悪期によく見られ、黄疸を伴うこともあります。茵陳蒿湯や竜胆瀉肝湯などが効果的です。
肝気鬱結型は慢性肝炎の初期~中期によく見られ、ストレスが多く脇腹が張りを伴う方が多いです。小柴胡湯や加味逍遥散、四逆散などが効果的です。
肝腎陰虚型は慢性肝炎の中期~末期或は肝硬変に良く見られ、肝臓が硬くなり栄養が不足する方が多いです。杞菊地黄丸や瀉火補腎丸、瓊玉膏などが効果的です。
気滞淤血型は慢性肝炎の初期~末期、肝硬変まであらゆる時期に見られます。肝臓の血流障害により、肝臓の再生機能が低下している方が多いです。冠元顆粒や血府逐淤丸、田七製剤などが効果的です。
慢性肝炎は血液の汚れ(淤血体質)がベースにある方が多いので、冠元顆粒や田七など淤血を改善して血液をサラサラにする漢方薬を常に併用すると良い効果が得られます。
体質や原因に合わせて漢方薬を服用すると、肝機能が安定して、肝硬変を予防することができます。

テーマ:健康 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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