元気パンダの漢方日記
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手相漢方「慢性腎炎」

皆さん、こんにちは。

今回は「慢性腎炎」についてお話します。

慢性腎炎は正式には慢性糸球体腎炎という病気で、急性腎炎に罹った後1年以上血尿・たんぱく尿が続いたり、顕著な急性腎炎の症状はなくても尿の異常が1年以上続く場合に診断されます。
慢性腎炎の症状としては「血尿・たんぱく尿」「高血圧」「むくみ」の三大症状が知られています。しかし、ほとんど自覚症状がないものもあります。一方、顕著な高血圧を伴うもの、ネフローゼ症候群が見られるもの、腎不全となって最終的に尿毒症に進行するものなど重症化するものもあります。
慢性腎炎の原因としては細菌感染による急性腎炎が慢性化したもの、免疫異常によるもの、他の病気の合併症として起こるものなどがあります。最近は糖尿病の進行に伴う合併症としておきる腎炎が増えており、透析患者の約30%を占めるまでに増えてきて問題になっています。
さて、慢性腎炎を自覚症状が少ない方も多いので、健康診断などでの尿検査や血液検査などで発見されることが多いです。尿検査では血尿やたんぱく尿、血液検査ではクレアチニンなどから判断します。ただ、尿検査と血液検査だけでは慢性腎炎の正確な診断には不十分で、最終的には腎生検が行われます。

慢性腎炎

上記のように、慢性腎炎の方の掌紋は3つの特徴があります。

★生命線の腎区に〆(島)や□(四角)、*(米)、斑点が見られる。
★生命線の内側(艮位)が赤っぽく腫れている。
★性腺(坤位)に数本の障害線(縦線)が見られる。


生命線の下部に腎区があり、性腺(坤位)は腎・泌尿器と関係が深いので、この部位に異常が見られると腎炎と関係があります。また、慢性腎炎になると血圧が上昇して浮腫みが出やすくなりますので、生命線の内側が赤く腫れてくることが多くなります。

中国医学では腎炎が慢性化するとになると腎虚になっていくと考えています。同時に淤血や湿熱といった邪気が体にたまり、クレアチニンの数値などが上がっていくと考えています。慢性腎炎でよくみられるのは、以下の4つのタイプです。

脾虚湿停型は胃腸虚弱で疲れやすく、浮腫みを伴う方に多く見られます。参苓白朮散や胃苓湯、補気建中湯などが効果的です。
腎虚肝旺型は高血圧傾向で、頭痛やのぼせを伴う方に多く見られます。杞菊地黄丸降圧丸、釣藤散などを併用すると効果的です。
脾腎陽虚型は疲れやすく冷え性で、頻尿や夜間尿、浮腫みを伴う方に多く見られます。補気建中湯に八味地黄丸牛車腎気丸、真武湯などを併用すると効果的です。
気滞淤血型は血流が悪く、血液ドロドロの方で、多くの慢性腎炎の方に見られます。冠元顆粒血府逐淤丸松寿仙、田七などが効果的です。

慢性腎炎は糸球体の血流が悪くなり必ず淤血になりますので、淤血を改善する冠元顆粒、松寿仙、田七などを常に併用すると効果的です。腎臓免疫を高めて利尿作用がある霊芝の併用も大変効果的です。
浮腫みがひどいときは利尿作用が強い猪苓湯や茵陳五苓散などを併用すると効果的です。クレアチニンが高い場合は湿熱を改善する茵陳蒿湯やなどの大黄製剤を併用すると効果的です。血尿があるときは猪苓湯や田七などを併用すると効果的です。タンパク尿があるときは防己黄耆湯や補中益気湯、清心蓮子飲などを併用すると効果的です。

漢方薬を体質に合わせて使うことで、慢性腎炎の進行を抑え、透析になることを防止して、合併症を予防することができます。

テーマ:健康 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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