元気パンダの漢方日記
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手相漢方「気管支炎」

皆さん、こんにちは。

今回は「気管支炎」についてお話します。

気管支炎は急性と慢性があります。慢性気管支炎は「痰を伴うせきが3か月以上毎日続く状態が2年以上にわたるもの」と定義されています。
初期は朝に粘稠な痰が出ることが多いようです。普段はとくに症状はなくても、タバコを吸ったり、冷たい空気を吸ったりすると激しくせき込むようになります。慢性気管支炎が進行すると、痰の状態が濃厚なゼラチン状となったり黄緑色の固形様になり、痰が気管支からとれにくいため頑固なせきが続きます。このようになると気管支粘膜からの分泌物が多くなり、細菌感染が加わった状態ですので、治りにくくなります。また、気管支が狭くなるためヒューヒューといった「喘鳴」が聞こえます。かぜなどの感染症にかかりますとさらに症状が悪化して、呼吸困難になることもあります。

気管支炎

上記のように、気管支炎の方の掌紋は4つの特徴があります。

★生命線の起点が鎖状になっている
★感情線の末端に障害線が見られる
★太陽線に2~3本の障害線が見られる
★過敏線がある


生命線の起点(上部)は、上半身(胸脇部)という意味と若い頃(20代以前)の体質という2つの意味があります。ですから、生命線の起点が鎖状になっていることは、胸脇部(呼吸器系)が弱いという意味と若い頃に虚弱体質(風邪をひき易いなど)であったという意味があります。
感情線の末端は、掌上臓腑対応区では気管支や咽喉部を意味しますので、この部位の障害線は気管支炎や咽喉炎を意味します。
太陽線に2~3本の障害線が見られる場合に気管支炎を意味することは、趙理明先生の経験です。私はまだあまりこの線を経験していません。
過敏線はアレルギー体質と関係していますので、アレルギー性気管支炎の場合は過敏線が見られることがあります。

慢性気管支炎は発作期緩解期に分けて治療します。発作期は痰や炎症などの邪気を除いて症状を和らげることを主とします。一方、緩解期は呼吸器や粘膜を丈夫にして、体質改善を行います。 
発作期は、寒邪によるものと熱邪によるもの、燥邪によるものがあります。
寒邪が原因の場合は、痰が清長で多く、透明~白色になります。小青竜湯、平喘顆粒などが効果的です。
熱邪が原因の場合は、痰がやや粘っこく、黄色~緑色になります。清肺湯、麻杏甘石湯などが効果的です。
燥邪が原因の場合は、痰が少量で粘っこく、空咳になります。麦門冬湯、養陰清肺湯などが効果的です。
緩解期には肺、脾胃、腎を強化して、発作をおこさない体質作りを行います。
肺が弱い方は、風邪をひき易く、息切れを伴います。衛益顆粒、黄耆建中湯なそが効果的です。
脾胃が弱い方は、疲れやすく、食欲低下や軟便になりやすいです。六君子湯、参苓白朮散などが効果的です。
腎が弱い方は、腰がだるく、呼吸が浅くなります。八味地黄丸八仙丸双料参茸丸などが効果的です。
また、慢性化すると酸素交換の不良による淤血が生じます。血府逐淤丸、通導散、松寿仙などを併用すると効果的です。

漢方医学は発作期を改善する効果も優れていますが、緩解期の体質改善に大きな特徴があるといえます。

テーマ:健康 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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