元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






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手相漢方「頚椎症」

皆さん、こんにちは。

今回は「頚椎症」についてお話します。

近年、肩凝りや背中の凝り、指先のしびれなどの頚椎症を訴える方が増えてきています。頚椎症は、頚椎の退行性変化(いわゆる老化)を生ずるもので、頚椎椎間板の変性や骨棘形成などが起こります。このような変形が起こると周囲の神経や血管あるいは軟部組織に影響を及ぼし、肩凝りや背中の凝り、肩から手指のしびれや痛み、場合によっては歩行異常などを起こすこともあります。頚椎症の原因には、悪い姿勢による頚椎の歪み、血行不良による頚椎や椎間板の異常、スポーツや交通事故による損傷、頚部筋群の脆弱化あるいは疲労による耐久力の低下などがあげられます。頚椎症の多くは中年以降に起こるとされていますが、スポーツや交通事故などで頚椎損傷を起こしたことのある場合は、それをきっかけに発症することもあります。
さて、西安で趙理明先生の講義を受けた時に、頚椎症の診断を教えていただきました。以前は「中国は肩こりがない」といわれていましたが、最近は中国でもストレス社会になり肩こりの方も増えているようです。肩こりとは少し異なりますが、趙理明先生は頚椎症を重視しているようでした。

頚椎症

上記のように、頚椎症の方の掌紋は2つの特徴があります。

★太陽線が2~3本が川の字に並んでいる。
★知能線の末端が分枝して小指に向かっている。


さらに頚椎症のもう一つの診断法があります。これは本に書いていない趙理明先生の方法です。まず、手を「グー」に握ってください。そうすると中指と無名指(薬指)の間の凹みがあります。この部分が硬くなっていると、頚椎も硬くなっているということです。私も多くの方にこの方法を行いましたが、この部分が硬い方は肩や首が凝っている方がほとんどでした。ですから、この方法は信頼性が高いと思います。

いわゆる肩凝りは中国の文献や教科書には載っていませんが、頚椎症などの痛みの疾患を痺証と言っています。腰痛や関節痛と同じ分類になります。
ですから、弁証(タイプ分類)や漢方薬は腰痛・関節痛に準じます。ただ、漢方医学の場合は痛みの部位によって引経する漢方薬が異なります。肩や首、背中には葛根、羌活、桂枝、細辛、麻黄などが使われています。一方、腰痛の場合は独活、桑寄生、続断、牛膝、地黄、附子、肉桂などが使われています。
頚椎症に使う具体的な漢方薬としては、桂枝加朮附湯、葛根湯、疎経活血湯、イーパオなどがよく使われます。また、老化よる頚椎の異常の場合は補腎も必要になりますので、独活寄生湯や健歩丸などがよく使われます。
頚椎症でない一般の肩こりはストレスなどによる筋肉のこわばりですので、柴胡・芍薬を含む漢方薬(加味逍遥散、四逆散、柴胡桂枝湯など)や冠元顆粒、葛根湯などがよく使われています。

体質や原因に合わせて漢方薬を服用すると、徐々に痛みや凝り、しびれが和らいでいきます。

テーマ:健康 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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