元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

体を温めると健康になる③

皆さん、こんにちは。

マイドゥーコラム第23弾は、2008年4月号の「体を温めると健康になる③」を加筆訂正したものです。

前回、「冷え」には主に4つのタイプがあると話しました。4つのタイプとは、①陽気不足 ②血虚受寒 ③気滞淤血 ④水湿内停のことです。今回は、「陽気不足」についてお話します。

漢方医学では、体内の「気」は食物から取り入れる「水穀の気」と両親から受け継いだ「先天の気」が合わさって作られると考えています。「先天の気」は年齢と共に消耗するので、食物から得られる「水穀の気」で常に補充しなくてはなりません。胃腸の働きが弱ると、食物の消化吸収が悪くなるために、「水穀の気」を十分に取り入れることができなくなり、体内の気が不足することになります。このタイプを「脾胃気虚(ひいききょ)」といいます。
気の生成よりも気を多く消耗すると、収支が合わなくなり、陽気が不足します。気を消耗する大きな原因は、やはり過労です。現代は重労働で気を消耗することは少なくなりましたが、長時間勤務や睡眠不足、精神的な疲労により気を消耗する方が多く見られます。長期の消耗が続くと、「先天の気」にも影響し、老化が早くなります。このタイプを「腎陽虚(じんようきょ)」といいます。
さて、気が不足すると、低体温となり、免疫力が低下します。よって風邪を引きやすくなり、がん細胞を監視する力も低下します。皮膚や粘膜を守る力が低下するので、花粉症やアトピーなどのアレルギー疾患や喘息にもなりやすくなります。このタイプを「肺脾気虚(はいひききょ)」といいます。

以上のように、「陽気不足」には「脾胃気虚」「腎陽虚」「肺脾気虚」の3つのタイプがあります。

★「脾胃気虚」は胃腸を丈夫にして消化吸収力を高める「六君子湯」「補中益気湯」「人参湯」「松寿仙」などが効果的です。
★「腎陽虚」は「先天の気」である腎を直接温める「八味地黄丸」「参馬補腎丸」「参茸補血丸」などが効果的です。
★「肺脾気虚」は免疫を高めて皮膚粘膜を強化する「衛益顆粒」「保元黄」などが効果的です。


「陽気不足」の方は、精白したもの、南国の食べ物、コーヒー、ビールなどの陰性の食材や冷たいもの、生ものは避けるようにしましょう。一方で玄米・雑穀などの未精白の穀物、ニンジンやレンコンなどの根菜類、味噌汁や納豆、梅干などの発酵食品、海藻類、ヤマイモ類、豆類、きのこ類などの食材を加熱調理して、多く摂るようにしましょう。

テーマ:健康 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

コメント

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

閲覧パンダ

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

プロフィール

元気パンダ

Author:元気パンダ
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、日々の漢方相談で感じたことを通じて、正しい漢方医学の知識の普及を目指しています。また、趣味で集めているパンダコレクションも紹介する、楽しいブログです。
■ご感想・お問合せはこちら
 panda@kojima-y.com

最近の記事

最近のコメント

検索フォーム

月別アーカイブ

カテゴリー

RSSフィード

リンク

その他の言語 Ver.2

携帯でもパンダ!

QRコード

ランキング!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。