元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






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体を温めると健康になる②

皆さん、こんにちは。

マイドゥーコラム第22弾は、2008年3月号の「体を温めると健康になる②」を加筆訂正したものです。

漢方医学では外界(自然界)から受ける冷えを「寒邪」といい、体内の冷えを「陽気不足」といいます。昔は体温計がありませんので、自覚症状と顔色や舌の状態、脈の状態などで「冷え」を判断していました。しかし、現代は体温計がありますので、漢方医学の見立てと体温計を合わせると、より確実な判断ができます。
さて、なぜ「冷え」や「低体温」が問題になるのでしょうか?
それは、低体温になると、以下のことがおきるからです。

① 免疫力が低下する
体温が低下すると免疫機能に関係するリンパ球の働きが悪くなり、カゼや感染症、花粉症、慢性鼻炎などになりやすくなります。
② 基礎代謝が低下する
細胞が代謝する最適な体温は36.5℃~37℃度ですが、代謝が低下することで、脂肪が燃焼しにくく太りやすい体質になります。
③ 体内酵素の活性が低下する
体温が低いと酵素がうまく働くことができずに、栄養が十分に吸収されないため、エネルギーを作り出すことができなくなります。そのため、胃腸機能が低下してか疲れやすくなります。
④ ガン細胞が発生しやすくなる
ガン細胞が好む体温は35度だといわれています。低体温が続くことによって免疫細胞の力が弱くなり、ガン細胞を退治することができにくくなります。
⑤ 不妊症になりやすくなる
体温が低い状態では、卵巣の機能が低下します。また、骨盤内の血流も悪くなり、不妊や流産の原因になります。

以上のように、冷えや低体温は多くの病気の原因になります。ですから、「体を温めると病気が改善する」ということは、多くのケースで正しいといえます。
さて、「冷え」といっても様々な原因があり、個々の体質の違いもあります。漢方医学では、「冷え」や「低体温」は主に以下の4つのタイプがあると考えています。
①陽気不足(ようきふそく)
②血虚受寒(けっきょじゅかん)
③気滞瘀血(きたいおつ)
④水湿内停(すいしつないてい)

上記の4つのタイプが複雑に混ざっているケースも時々見られます。ですから、冷え性で低体温だからただ温めればよい、というわけではありません。きちんと体質に合わせて、対策を立てる必要があります。
次回から、それぞれの体質別の漢方薬や食養生について解説します。

テーマ:健康 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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国際中医師の資格を持つ薬剤師が、日々の漢方相談で感じたことを通じて、正しい漢方医学の知識の普及を目指しています。また、趣味で集めているパンダコレクションも紹介する、楽しいブログです。
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