元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






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体を温めると健康になる①

皆さん、こんにちは。

マイドゥーコラム第21弾は、2008年2月号の「体を温めると健康になる①」を加筆訂正したものです。

近年は様々な健康法がマスコミや健康雑誌で取り上げられています。内容を見ると「玉石混交」といえる状態ですが、真実に近い情報も見られます。漢方医学の目から見て正しいと思える情報に「体を温めると病気が改善する」「体を潤すと老化を防止できる(アンチエイジング)」「毒素を排泄すると健康になる(デトックス)」ということがあげられます。

漢方医学では昔から「冷え」が様々な病気の原因となると考えています。自然界の冷えを「寒邪」と呼び、体内の冷えを「陽気不足」と呼んできました。昔の時代は体温という概念がなかったため、自覚症状や顔色、舌の色などを見て「冷え」を判断していました。しかし、現代は体温計がありますので、自覚症状だけでなく体温も参考にします。特に成人女性は基礎体温が体質判断に大きな意味を持っています。

さて、近年は「低体温」の子供や大人が増えている事が問題になっています。通常、私達人間の体温の平均は36.5℃くらいが最も良く、これは体内の酵素が最も活性化され、働いてくれる温度です。「低体温」の状態では酵素の働きが低下するため、新陳代謝が悪くなり、免疫力も低下します。体温が1℃下がると、①免疫力37%低下、②基礎代謝12%低下、③体内酵素活性50%低下、ということが言われています。このように「低体温」になれば、血行が悪くなり、自然治癒力も低下するため、慢性疲労やアレルギー(アトピー、喘息、花粉症など)生活習慣病(心臓病、脳梗塞、糖尿病、癌など)婦人科疾患(不妊症、子宮内膜症、子宮筋腫など)など多くの病気に罹りやすい状態になります。

ところで、西洋医学ではあまり「冷え」や「低体温」は重視されないようです。西洋医学は目に見える病巣を改善することを重視していますので、「冷え」という目に見えない分野の研究が難しいことがあると思います。また、体温を下げる解熱薬はありますが、体温を上げる化学薬品がほとんど無いことも関係していると思います。化学合成された化学薬品は、ほとんどが陰性で体を冷やすと考えられています。
一方、漢方医学は「冷え」を非常に重視してきました。体内を温め、寒邪を発散させる漢方薬は数多くあります。よって、「冷え」や「低体温」の改善は、漢方薬の独壇場といっても過言ではないと思います。

次回は「冷え」や「低体温」に対する漢方医学の考え方についてお話しします。

テーマ:健康 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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