元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






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漢方薬解説「柴胡加竜骨牡蠣湯」

皆さん、こんにちは。漢方薬解説第57弾は「柴胡加竜骨牡蠣湯」です。

柴胡加竜骨牡蠣湯は小柴胡湯を加減した処方で、約2000年前の中国・漢時代に書かれた「傷寒論」という有名な古典を出典としています。ツムラ、コタロー、クラシエの3大メーカーをはじめ、多くの漢方メーカーが発売しています。
私の店では、切れ味の良い東洋薬行のエキス細粒を良く使っています。

柴胡加竜骨牡蠣湯

柴胡加竜骨牡蠣湯の効能効果は「精神不安があって、どうき、不眠などを伴う次の諸症:高血圧の随伴症状(動悸、不安、不眠)、神経症、更年期神経症、小児夜泣き」です。
もともとの傷寒論では、小柴胡湯から甘草を除き、竜骨・牡蠣・桂枝・茯苓・大黄・鉛丹を加えたものとなっていますが、現在は毒性のある鉛丹は使われていません。また、ツムラの製剤は大黄を除いています。
傷寒論では、太陽病を誤って下したために、病邪が少陽に内陥して、胸脇部が張る、驚きやすい、うわごと、小便不利、全身が重く転側もできないという症状があるときに柴胡加竜骨牡蠣湯が適応すると記載されています。
現代は風邪をひいて下剤で下すような治療はほとんど行なわないので、上記のような意識朦朧とした状態ではなく、慢性病で使うことが多くなっています。
柴胡加竜骨牡蠣湯は肝系の鬱熱を発散させて冷まし、肝陽を鎮静させる効果が優れています。
適応疾患としては、神経系の疾患ではノイローゼ、神経衰弱、統合失調症、不眠症、更年期障害、耳鳴り、てんかんなど、循環系の疾患では高血圧、狭心症、心臓神経症など、その他の疾患ではめまい、バセドー病、円形脱毛症、男性不妊、などがあります。
上記の疾患でも、胃腸が弱く、冷え性の方には適応しませんので、注意が必要です。

柴胡加竜骨牡蠣湯は「脳神経を安定させ、様々な精神疾患を改善する」漢方薬です。

テーマ:健康 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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国際中医師の資格を持つ薬剤師が、日々の漢方相談で感じたことを通じて、正しい漢方医学の知識の普及を目指しています。また、趣味で集めているパンダコレクションも紹介する、楽しいブログです。
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