元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






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漢方薬解説「二至丸」

皆さん、こんにちは。漢方薬解説第56弾は「二至丸」です。

二至丸は清代の「医方集解」を出典としている漢方薬です。
名前の由来がユニークで、二至とは夏至と冬至のことです。二至丸は女貞子と旱蓮草という2種類の漢方薬で構成されており、女貞子は冬至に、旱蓮草は夏至に収穫されるため、二至丸と名付けられました。
名前はユニークで、成分も2種類とシンプルですが、方剤学の教科書にも載っている有名な漢方薬です。日本では「二至丹」という名前で、保険食品として許可されています。

二至丹

女貞子、旱蓮草ともに滋陰薬に分類され、女貞子は補腎養肝、烏髪明目、清虚熱の効果があり、旱蓮草は補腎養肝、涼血止血、烏髪の効果があります。また、女貞子は甘味、旱蓮草は酸味があり、「酸味+甘味=陰に変化」という中薬の配合原則にも従っています。
以上より、二至丸は肝腎陰虚、精血不足による諸症状に幅広い効果があります。代表的な症状としては、手足のほてり、口の乾き、足腰がだるい、ふらつき、目のかすみ、不眠、夢が多い、若白髪などで、舌が赤く、舌苔が少ない特徴があります。
臨床的には更年期障害に最もよく使われています。その他に婦人科の不正出血、不妊症、自律神経失調症、若白髪、眼精疲労、ドライアイ、シェーグレン症候群、高血圧、糖尿病、慢性肝炎などにも使われます。
二至丸はシンプルな配合なので、様々な漢方薬と併用することができ、とても使いやすい漢方薬です。

不妊症では体温が高く排卵が早い基礎体温の方に、低温期~排卵期にかけてよく使います。このような方はFSHが高く、更年期様のホルモンバランスになっている方が多く見られます。体質により、瓊玉膏杞菊地黄丸瀉火補腎丸加味逍遥散天王補心丹温清飲などと適切に併用すると大変効果的です。

二至丸は「シンプルな配合で、肝腎陰虚に幅広く使える」漢方薬です。

テーマ:健康 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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