元気パンダの漢方日記
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漢方薬解説「柴胡桂枝干姜湯」

皆さん、こんにちは。漢方薬解説第55弾は「柴胡桂枝干姜湯」です。

柴胡桂枝干姜湯は小柴胡湯と同様に、約2000年前の中国・漢時代に書かれた「傷寒論」という有名な古典を出典としています。ツムラ、コタロー、クラシエの3大メーカーをはじめ、多くの漢方メーカーが発売しています。
私の店では、切れ味の良い東洋薬行のエキス細粒を良く使っています。

柴胡桂枝干姜湯

柴胡桂枝干姜湯の効能効果は「体力が弱く、冷え症、貧血気味で、動悸、息ぎれがあり、神経過敏のものの次の諸証:更年期障害、血の道症、不眠症、神経症」です。
柴胡桂枝干姜湯は小柴胡湯同様に柴胡を主薬として、黄苓を臣薬としています。桂枝、干姜、栝楼根、牡蠣を佐薬、甘草を使薬として、7種類の薬草が配合されています。

傷寒論では、太陽病を発汗や下しても治らずに、病邪が少陽に内陥して、胸脇部が張って、やや硬くなっている、小便不利、口渇、吐き気はない、頭から汗が出る、往来寒熱、胸苦しいなどの症状があるときに柴胡桂枝干姜湯が適応すると記載されています。
現代は風邪こじらせて、上記のような病態になって薬局に相談するケースはそれほど多くないですが、慢性病で柴胡桂枝干姜湯を使うことは多くなっています。
柴胡桂枝干姜湯は肝系の鬱熱を発散させて冷まし、おなかを温め、胸脇の張りを和らげ、口の渇きを潤しますので、自律神経失調症に適応することが多くあります。
適応疾患としては、うつ病、不眠症、更年期障害、月経前緊張症候群(PMS)、動悸、不整脈、甲状腺機能更新症(バセドー)、神経性胃炎、神経性膀胱、慢性気管支炎、慢性咽喉炎などがあります。
一貫堂医学では、解毒証体質の虚証で呼吸器が弱い方に使われています。

柴胡桂枝干姜湯は「自律神経を調整して、幅広い適応症を持つ」漢方薬です。

テーマ:健康 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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