元気パンダの漢方日記
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更年期障害の漢方薬について①

皆さん、こんにちは。

久々のマイドゥーコラム第18弾は2005年11月号の「女性のトラブル ―更年期障害について①―」を加筆訂正したものです。

「黄帝内経」という漢方の古典に女性は35歳になると次第に肌の艶や、髪が衰え初め、42歳で白髪が目立ち初める。そして49歳で閉経するという記載があります。「黄帝内経」によると、女性の体は7年周期で変化し、その変化は腎精と呼ぶものによってコントロールされていると考えられています。腎精は卵巣の働きと関係が深いので、卵巣の老化は35歳前後から始まるのです。そして40代中ごろから生理の不順が始まり、50歳前後で閉経するのが普通です。
さて、更年期は一般に45歳から55歳前後のほぼ10年間をさします。この時期には次から次にいろんな症状が現われます。多彩な症状をおおまかに分けると、以下の4つがあります。

①膣の乾燥、性欲減退などの卵巣機能低下による女性ホルモン不足の症状。
②冷えとのぼせ、汗かき、ほてり、動悸などの自律神経失調と思われる症状。
③不安感、落ち込み、焦燥感、不眠など精神神経症的な症状。
④頭痛、肩こり、血圧上昇、高脂血症、肥満など血行不良からくる症状。

漢方医学ではこのような多彩な症状は肝、腎の働きの低下や相互関係の乱れによるものと考えている。そのため更年期障害の基本となる肝、腎を整えて体質から改善することを考えます。しかし症状がひどい場合は、症状を改善する漢方薬も併用します。
①のタイプは、更年期年齢のため、卵巣機能が低下して女性ホルモンが減少しています。肝腎を補い女性ホルモンの減少を和らげる効果のある、六味丸、杞菊地黄丸瀉火補腎丸瓊玉膏二至丸天王補心丹などを症状によって使い分けます。
②、③のタイプは、ストレスや環境の変化が多く、自律神経や精神状態が不安定です。肝の働きを高めて気血のめぐりを良くする、星火逍遥丸加味逍遥散、抑肝散、柴胡桂枝干姜湯などが効果的です。
④のタイプは、年齢や生活習慣により血液がドロドロになっています。血液をサラサラにする冠元顆粒血府逐淤丸桂枝茯苓丸弓帰調血飲第一加減などが効果的です。

漢方薬は更年期の症状を和らげると同時に、ホルモン剤のような副作用がありません。ですから、更年期障害の治療には、漢方薬の服用をファーストチョイスにすることをお勧めします。

テーマ:健康 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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