元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






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漢方薬解説「小青竜湯」

皆さん、こんにちは。漢方薬解説第50弾は「小青竜湯」です。

小青竜湯は約2000年前の中国・漢時代に書かれた「傷寒論」という有名な古典を出典としています。ツムラ、コタロー、クラシエの3大メーカーをはじめ、多くの漢方メーカーがエキス剤や錠剤などの剤型で発売しています。
私の経験では、東洋薬行から発売されているエキス散が効果が良いですが、錠剤を希望する方はコタロー漢方の「ショウセリンS」を使っています。

小青竜湯

ショウセリンS

小青竜湯の効能効果は「気管支炎、気管支喘息、鼻水、うすい水様の痰を伴う咳、鼻炎」です。
小青竜湯は辛温解表の麻黄、桂枝を主薬(君薬)として、温肺化飲の干姜、細辛を臣薬、さらに化痰の半夏、収斂止咳の五味子、芍薬を佐薬、諸薬調和の甘草を使薬に配合しています。
傷寒論の処方の多くは、薬草の配合の君臣佐使がしっかりと構成されていることも特徴です。ですから、証に合えば著効を示すこともあるのです。
小青竜湯の証は、平素水飲を内有する人が風寒の邪気を受けたものです。つまり、風邪などをひいて、喘鳴、せき、くしゃみ、鼻水、うすい水様の痰などの症状を呈する人に最も効果的です。そのほかにも痰飲の喘咳や風水による浮腫にも効果があります。
近年はアレルギー性鼻炎や花粉症の漢方薬として有名になっていますが、上記の証に合えば、気管支炎、気管支喘息、気管支拡張症、肺気腫、肋膜炎、浮腫などにも幅広く応用することができます。

なお、小青竜湯の証で逆上が激しく胸苦しい(煩燥する)人は、「石膏末」や「桔梗石膏エキス」を併用します。また、小青竜湯の証で胃腸が弱い人や小青竜湯を服用すると胃もたれや食欲減退がある人は、「香砂六君子湯」を併用するか、麻黄の入っていない「苓甘姜味辛夏仁湯」に変更します。

小青竜湯は「肺を温め水飲を排泄して、鼻炎、喘息、気管支炎を改善する」漢方薬です。

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