元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






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漢方薬解説「田七」

皆さん、こんにちは。漢方薬解説第50弾は「田七」です。

田七は田七人参、三七とも言われ、ウコギ科人参属の植物で、この根を乾燥させたものです。中国では「金不換」と呼ばれ、お金に換えることができないほどの価値があるとされてきました。
田七の「七」とは、田七の根が育つのに七年もかかるということから、「田七」という名がついたと言われています。田七を栽培した後の土地は、10年間も休ませないといけない程、田七は土壌の栄養分を吸収するのです。
田七は中国では有名な漢方薬ですが、日本には保健食品として輸入されており、いろいろなメーカーから発売されています。私の店では片仔廣ジャパンの「文山田七錠」と「文山田七末」、イスクラ産業の「田七人参茶」を扱っています。

片仔廣ジャパンの「文山田七錠」と「文山田七末」は、いずれも雲南省の最高品質の田七を使っています。生田七の根を乾燥させて、粉末或は錠剤に加工した製品ですので、効き目がシャープです。

文山田七錠

文山田七末

一方、イスクラ産業の田七は蒸した熟田七を使っていますので、効き目はマイルドですが、気血を補う作用が出てきます。

田七人参茶

さて、田七は様々な効能を持ちますが、特徴的なことは活血と止血という双方向性の効果があることです。
血液をサラサラにする活血作用がありますので、心臓病や高血圧、動脈硬化、糖尿病、慢性腎炎などの生活習慣病や子宮内膜症や子宮筋腫、卵巣嚢腫などの婦人科疾患の予防や治療に効果的です。
一方で血管を丈夫にして止血作用がありますので、婦人科の不正出血(崩漏)、月経過多、痔出血、血尿、血便、鼻出血、歯茎出血、脳出血、外傷による出血などの各種出血の予防や治療に効果的です。
さらに、肝機能改善作用、鎮痛作用、体脂肪燃焼作用もありますので、慢性肝炎、脂肪肝、関節痛、生理痛、肥満症などにも効果的です。

田七は上記のように様々な効果を持ちますが、単独で使うことは少ないです。体質を正しく弁証して、体質に合わせた漢方薬を選んだ上で、適切に田七を併用すると相乗効果が得られます。

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国際中医師の資格を持つ薬剤師が、日々の漢方相談で感じたことを通じて、正しい漢方医学の知識の普及を目指しています。また、趣味で集めているパンダコレクションも紹介する、楽しいブログです。
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