元気パンダの漢方日記
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漢方薬解説「温清飲」

皆さん、こんにちは。漢方薬解説第46弾は「温清飲」です。

温清飲は明(ミン)の時代に書かれた「万病回春」に収載されている漢方薬です。四物湯と黄連解毒湯をあわせた処方ですが、様々な形で使われています。

温清飲

温清飲の効能効果は「皮膚の色つやが悪く、のぼせるものに用いる:月経不順、月経困難、血の道症、更年期障害、神経症」です。
上記しましたが、清熱解毒作用を持つ黄連解毒湯(黄連、黄苓、黄柏、山梔子)と、養血潤燥作用を持つ四物湯(地黄、当帰、芍薬、川弓)を合わせた処方です。つまり、体を潤しながら炎症を改善する効果があるわけです。
よって、カサカサして赤みのある皮膚疾患(アトピー性皮膚炎、脂漏性湿疹、蕁麻疹、尋常性乾癬など)、皮膚の乾燥や痒み、のぼせを伴う更年期障害、生理不順や不正出血などの婦人科疾患に幅広く使われます。

皮膚疾患に使う場合は、温清飲だけでなく、弁証によって様々な漢方薬と併用して使います。また、アトピーなどのアレルギー疾患を一貫堂医学では解毒証体質が多いと考えていますが、解毒証体質に使う、柴胡清肝散、荊芥連翹湯、一貫堂竜胆瀉肝湯は全て温清飲の加味法です。

婦人科疾患にもよく使いますが、不妊症周期療法に応用することもあります。基礎体温では体温が高く排卵が早いタイプに応用されます。

温清飲は「皮膚や子宮を潤し、炎症を抑える」応用範囲の広い漢方薬です。

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