元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






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南京・厦門婦人科研修①

皆さん、こんにちは。

去る11月20日~25日の期間、中国の南京と厦門(アモイ)に婦人科研修に行ってきました。
今回の目的は、南京の老中医で不妊症・周期療法の大家である夏桂成先生に4年ぶりにお会いして、臨床や講義を通じて新たな知見を得ることです。
夏桂成先生は来年80歳になられますが、年齢を感じさせないほどお元気で、多くの患者さんを精力的に診ていました。周期療法で多くの方を幸せにするという信念で診療している姿は、多くの患者さんから信頼を集めています。

さて、研修のほうですが、臨床見学と講義の2本立てです。
臨床見学は4年前にもありましたが、漢方薬の処方内容は大きく変わっておらず、引き続き高い効果をあげていました。昨年に中国の要人の娘さんを周期療法で妊娠させたことで、さらに名声と信頼が高まっていました。

夏桂成先生の診察風景

講義のほうですが、排卵期の重要性と心理療法について2回に分けて講義していただきました。排卵期については錦糸状(卵の白身のような)のおりものがしっかりと増えてから排卵することが望ましく、おりものがある方と少ない方での漢方薬の使い分けについて教えていただきました。また、心理療法についてはカウンセリングと漢方薬による心腎の相交が重要であると強調されていました。とても有意義な講義で、今後の周期療法の実践に役立つ情報が多くありました。

夏桂成先生の講義風景

さらに今回は夏桂成先生の高級弟子で日本にも留学経験のある談勇先生の臨床見学と講義もありました。談勇先生は留学時代に体外受精などの高度医療を学び、現在は生殖医療センターの責任者です。近々、高度医療施設として、国から体外受精の許可が得られる予定ということでした。中医学は夏桂成先生直伝で、西洋医学にも詳しく、中西医結合による質の高い治療を行なっていました。多嚢胞性卵巣(PCOS)の患者さんが非常に多く、必要に応じて漢方薬と西洋薬(排卵誘発剤やホルモン剤)を併用して高い効果を上げていました。重度の多嚢胞性卵巣でも、漢方薬を中心にして、西洋薬はできるだけ短期間にすることで、副作用を起こさないように細心の注意を払っていることが印象的でした。

談勇先生の診察風景

私も周期療法を実践してから7年以上経ちますが、当店で漢方薬を服用して妊娠された方は280人を越えました。数多くの方から妊娠の報告をいただき、周期療法のすばらしさを実感しています。中国では「井戸の水を飲むときは、それを掘った人の労苦を思い、その恩を忘れてはならない」という言葉があります。私も薬局で周期療法を実践する際に、最初に周期療法を実践された夏桂成先生への恩を忘れてはいけないと改めて感じました。
次回は夏桂成先生との懇親会の様子をアップします。

テーマ:中国旅行 - ジャンル:旅行

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