元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

漢方薬解説「焦三仙」

皆さん、こんにちは。漢方薬解説第43弾は「焦三仙」です。

中国は中華料理で有名なように、食事をとても大切にします。特に宴会では、食事やお酒の量は多く出すことがマナーとされていますので、食べすぎや消化不良になることは多くなるようです。
そこで漢方薬でも伝統的に消化薬が多く使われています。その中でも「保和丸」や「大山査丸」は特に有名です。
いずれも日本には輸入許可されていませんが、「大山査丸」は丸薬ではなく、飲みやすいエキス製剤の「晶三仙」という名前でイスクラ産業から発売されています。

晶三仙

「晶三仙」は山査子、神曲、麦芽が配合されており、「焦三仙」ともいわれています。
漢方では、食べ過ぎ飲みすぎによる胃腸の不調を、「食積」や「傷食」といいます。胃もたれ、胸やけ、ゲップ、酸っぱい胃液が上がってくる、食後の胃痛などの症状が見られ、脾胃の消化吸収機能が低下した状態です。このようなときに、消導薬(消化を促進する薬)に分類される山査子、麦芽、神曲、鶏内金(鶏の胃袋)、萊菔子(ダイコンの種)などの生薬が用いられます。
つまり、「晶三仙」は消導薬を3種類配合した製剤ということになります。
山査子は脂肪(肉類)の消化を助け、神曲は米や穀類の消化を助け、麦芽は小麦粉でできたもの(パン、うどん等)の消化を助けるといわれています。
また、それぞれの生薬は消化促進以外にも独自の効果があります。
「山査子」は血行を良くして、動脈硬化の防止にも効果的です。
「神曲」は小麦粉、麹(ふすま)、小豆末などを混ぜ合わせて発酵させたもので、消化酵素が豊富に含まれています。
「麦芽」は母乳の分泌抑える効果がありますので、断乳に良く使われます。また、プロラクチン(催乳ホルモン)を抑えますので、高プロラクチン血症にも使われます。

以上のように、晶三仙(焦三仙)は、このようにどんな食べ物の消化にも使用できるため、食積や傷食の症状があれば、様々な漢方薬に配合して服用することができます。
また、胃弱で消化不良の方は、常備薬として常に携帯し、食べ過ぎた時に頓服しても良い効果が得られます。

コメント

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

閲覧パンダ

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

プロフィール

元気パンダ

Author:元気パンダ
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、日々の漢方相談で感じたことを通じて、正しい漢方医学の知識の普及を目指しています。また、趣味で集めているパンダコレクションも紹介する、楽しいブログです。
■ご感想・お問合せはこちら
 panda@kojima-y.com

最近の記事

最近のコメント

検索フォーム

月別アーカイブ

カテゴリー

RSSフィード

リンク

その他の言語 Ver.2

携帯でもパンダ!

QRコード

ランキング!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。