元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

漢方薬解説「加味逍遥散」

皆さん、こんにちは。漢方薬解説第42弾は「加味逍遥散」です。

「加味逍遥散」は別名「丹梔逍遥散」とも言われ、名前のとおり「逍遥散」に牡丹皮、山梔子を加えた漢方薬です。牡丹皮と山梔子は肝熱を冷まし、のぼせを改善する効果があります。
婦人病に非常に良く使われる漢方薬で、ツムラ、コタロー、クラシエの3大メーカーをはじめ、ほとんどの漢方メーカーがエキス剤や丸薬、錠剤など様々な剤型で発売しています。私は自分の経験で最も効果が良かった、東洋薬行の「加味逍遥散」を良く使っています。錠剤を希望する方は、コタロー漢方の「カミセーヌ」を使っています。

加味逍遥散

カミセーヌ

加味逍遥散の効能効果は「体質虚弱な婦人で、肩がこり、疲れやすく、精神不安などの精神神経症状、ときに便秘の傾向のある次の諸症:冷え症、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症」です。
加味逍遥散は疎肝理気によりストレスを和らげる柴胡を主薬としており、いわゆる柴胡剤の1つです。ストレスを和らげて自律神経を調整するので、いわゆる不定愁訴に効果的です。「神経を使う為に、何となくイライラする」「月経前になると体調が悪くなる」「上半身はのぼせて足が冷える」という方に最適です。
「病は気から」といわれますが、それは病気のきっかけはストレスや人間関係の不調が多く、まずは肝気が滞り、その後に他の臓腑の失調や血・水の失調に進行して悪化するためです。
ですから、肝気の巡りを改善する代表処方とも言える「加味逍遥散」は様々な疾患に幅広く使われています。疾患をあげると切りがないですが、月経不順、月経困難症、不妊症、更年期障害、月経前緊張症候群(PMS)、子宮筋腫、子宮内膜症などの婦人病、うつ症、不安神経症、パニック障害、不眠症、神経性胃炎、過敏性腸症候群、慢性頭痛、神経性膀胱などの神経症、慢性肝炎、肝硬変症などの肝疾患、アトピー性皮膚炎、ニキビ、慢性湿疹などの皮膚疾患などに良く使われます。不妊症で使う場合は、基礎体温で凹凸が多く、生理周期が早くなったり遅くなったりと不安定で、月経前に体調が悪くなる方に効果的です。
私の場合は、単独で使うケースよりも、「証」に合わせて様々な漢方薬と併用することのほうが多いです。

加味逍遥散は「ストレスを和らげ、自律神経を調整して、様々な不定愁訴に効果的な漢方薬」です。

コメント

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

閲覧パンダ

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

プロフィール

元気パンダ

Author:元気パンダ
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、日々の漢方相談で感じたことを通じて、正しい漢方医学の知識の普及を目指しています。また、趣味で集めているパンダコレクションも紹介する、楽しいブログです。
■ご感想・お問合せはこちら
 panda@kojima-y.com

最近の記事

最近のコメント

検索フォーム

月別アーカイブ

カテゴリー

RSSフィード

リンク

その他の言語 Ver.2

携帯でもパンダ!

QRコード

ランキング!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。