元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






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漢方薬解説「温経湯」

皆さん、こんにちは。漢方薬解説第41弾は「温経湯」です。

温経湯は約2000年前の中国・漢時代に書かれた「金匱要略」という有名な古典を出典としています。日本の漢方は「傷寒論」「金匱要略」を重要視しているため、温経湯はツムラ、コタロー、クラシエの3大メーカーをはじめ、ほとんどの漢方メーカーがエキス剤や丸薬、錠剤など様々な剤型で発売しています。
私の経験では、このブログではお馴染みの東洋薬行から発売されている「温経湯」が効果が良いです。

温経湯

温経湯の効能効果は「手足がほてり、唇がかわくものの次の諸症:月経不順、月経困難、 こしけ、更年期障害、不眠、神経症、湿疹、足腰の冷え、しもやけ」です。
温経湯は名前のとおり子宮や卵巣を温める漢方薬です。主薬は呉茱萸と桂枝で、温経散寒し、当帰・芍薬・川弓・牡丹皮が養血活血で効果を補います。阿膠・麦門冬で滋陰潤燥し、人参・半夏・生姜・甘草で益気健脾して胃腸を保護します。以上の配合により、衝妊虚寒(子宮や卵巣の冷え)による淤血阻滞を改善します。
温経湯は単純に温めるだけでなく、潤しながら虚熱を冷ます麦門冬や牡丹皮が配合されています。よって、血液循環をよくして手先のほてりや唇の乾燥を改善する一方、体全体をあたためる双方向性の作用があります。また、皮膚を潤したり、ホルモンのバランスを整える効果も期待できます。ですから、不妊症、月経不順、生理痛、不正性器出血、更年期障害、頭痛、しもやけ、手湿疹、唇の乾燥など、幅広い効果があります。
不妊症で使う場合は、低体温気味で排卵が遅れ生理周期が長くなるタイプに効果的です。排卵が早く体温が高いタイプには合いませんので、基礎体温も参考にすると良いと思います。

温経湯は「血液循環を改善して体を温め、様々な婦人病に効果的な漢方薬」です。

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国際中医師の資格を持つ薬剤師が、日々の漢方相談で感じたことを通じて、正しい漢方医学の知識の普及を目指しています。また、趣味で集めているパンダコレクションも紹介する、楽しいブログです。
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