元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






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月経のしくみと基礎体温の見方

皆さん、こんにちは。
先週の水曜日(10月15日)に「イスクラ中医薬研修塾」で、第6回目の講義を行なってきました。今回は「月経のしくみと基礎体温の見方」というテーマです。今回から婦人科シリーズに入りました。

1、月経のしくみ

月経は視床下部-脳下垂体-卵巣-子宮の生殖軸でコントロールされています。
中医学の考え方では、心は神明を主り、腎は精卵の発育と排泄を主宰して生殖を主ると考えられています。神明は大脳の働きと同じですので、心-腎-子宮の生殖軸によって月経周期をコントロールしていると考えています。
よって、西洋医学と中医学の考え方が一致しているといえます。下記の表は、西洋医学と中医学の生殖軸の考え方を図表で表したものです。

生殖軸

2、婦人科の問診について

婦人科の問診では、一般問診(身長、体重、年齢、職業、既往歴、十問歌など)のほかに、必ず婦人科特有の問診を行なう必要があります。それは、月経の状況、帯下の状況、出産(流産)歴、などです。

3、月経病と生理不順について

生理不順とは月経周期と月経量、月経血の質、月経期間の異常です。
正常な月経周期は28日±7日です。通常、月経期が3~7日、低温期が7~12日、高温期が12~14日程度です。月経周期の異常は月経先期、月経後期、月経前後不定期があります。月経量の異常は過多月経、過少月経があります。月経期間の異常は経期延長があります。

・月経先期:月経先期とは、生理の周期が1週間ほど早まり、何周期かに渡って月経周期が21日以下、ひどいときには16~17日になることをいいます。
・月経後期:月経後期とは、何周期かにわたって月経周期が35日以上にのびることをいいます。 もし、高温期が14日以上あるときは妊娠の可能性が、また高温期が14日以上続いた後に体温が落ちて月経が来た場合には流産の可能性が考えられます。
・月経前後不定期:月経周期がばらばらで、月経先期と月経後期を繰り返す場合をいいます。
・過多月経:月経周期と月経期間(3日~7日)は正常で、経血量が非常に多いもの
・過少月経:月経周期と月経期間(3日~7日)は正常で経血量が非常に少ないもの
・経期延長:月経周期は正常で、生理期間が7日以上、重症の場合は半月も生理が続くもの

4、基礎体温について

①正常タイプ:こちらを参照
②低温期が長く、高温期が短いタイプ:こちらを参照
③高温期が不安定なタイプ:こちらを参照
④高温期への移行がゆるやかなタイプ:こちらを参照
⑤波動が激しいタイプ:こちらを参照
⑥高温期が長すぎる或は高すぎるタイプ:こちらを参照
⑦低温期が短い或は高すぎるタイプ:こちらを参照
⑧高温期がないタイプ:こちらを参照

上記の①~⑦のタイプですが、時には2つ~3つのタイプが混ざっていることもみられます。このようなケースは基礎体温と体質、症状をしっかりと分析して、個々の体質にあわせた漢方薬を選択することが大切です。 なお、よく使われる漢方薬は以下になります。

養血薬:婦宝当帰膠、当帰芍薬散、紅沙棘
補腎薬:杞菊地黄丸、六味丸、瀉火補腎丸海馬補腎丸参馬補腎丸参茸補血丸双料参茸丸海精宝ビタエックス
活血薬:冠元顆粒血府逐淤丸、折衝飲、温経湯、弓帰調血飲第一加減、水快宝、爽月宝
疏肝薬:星火逍遥丸(逍遥散)、加味逍遥散、弓帰調血飲、四逆散など
化痰薬:星火温胆湯(温胆湯)、二陳湯、半夏厚朴湯
免疫調整薬:衛益顆粒、インターパンチ、シベリア霊芝

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