元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






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漢方薬解説「桂枝茯苓丸」

皆さん、こんにちは。漢方薬解説第40弾は「桂枝茯苓丸」です。

桂枝茯苓丸はは日本で最も有名な漢方の古典「金匱要略」に記載されている漢方薬です。日本では多くのメーカーから、丸薬や錠剤、細粒、顆粒として発売されています。あまりにも多くのメーカが製造しているため、私もメーカーの選択をいろいろ検討しました。その結果、現在は丸薬は大晃生薬、エキス細粒は東洋薬行の製品を使っています。

桂枝茯苓丸・ダイコー

上記の写真は大晃生薬が製造している、桂枝茯苓丸の丸薬です。大晃生薬は名古屋の生薬メーカーで、全国的には有名ではないですが、非常に真面目な仕事をする会社です。桂枝茯苓丸も原典の金匱要略の製法に従い、丁寧に作っています。丸薬の色艶が美しく、少し柔軟性があり、噛んで食べても美味しいところが大きな特徴です。効果も他の丸薬より良いようです。

桂枝茯苓丸・東洋薬行

上記の写真は東洋薬行が製造している、桂枝茯苓丸のエキス細粒です。東洋薬行は今までも何回も紹介していますが、台湾の勝昌製薬の製品を輸入しているメーカーです。漢方エキスの中でも効き目は最高で、私が最も信頼している漢方エキスです。

桂枝茯苓丸の効能効果は「比較的体力があり、ときに下腹部痛、肩こり、頭重、めまい、のぼせて足冷えなどを訴える次の諸症:月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、血の道症、肩こり、めまい、頭重、打ち身(打撲症)、しもやけ、しみ」です。

桂枝茯苓丸は名前のとおり桂枝、茯苓に牡丹皮、芍薬、桃仁を配合した、5種類の薬草からなる漢方薬です。牡丹皮、芍薬、桃仁は淤血を改善して、茯苓は健脾利水、桂枝は温通により冷えを改善して、活血化淤の力を強めます。以上の配合により、淤血の改善によい効果があります。特に骨盤内の淤血の改善に優れており、子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣嚢腫、多嚢胞性卵巣(PCOS)、生理痛、生理不順などの婦人科疾患によい効果があります。また、不妊症の周期療法でも淤血があるときは、生理期を中心に、低温期や排卵期にも使われることが多いです。特に多嚢胞性卵巣や子宮筋腫がある方には良く使われています。
その他にも冷えのぼせを改善しますので、淤血がある更年期障害にも効果的です。また、生理不順や淤血が原因になる、にきびやしみなどに使われることもあります。
以上のように淤血がある婦人科疾患に幅広く使われますが、男性の前立腺肥大や打撲傷などに使われることもあります。
淤血の改善でも、循環器疾患には効果があるケースもありおますが、通常は冠元顆粒血府逐淤丸などの他の活血化淤薬を選択することが多いです。

桂枝茯苓丸は「骨盤内の淤血を改善し、婦人科疾患に幅広く使用できる」漢方薬です。

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国際中医師の資格を持つ薬剤師が、日々の漢方相談で感じたことを通じて、正しい漢方医学の知識の普及を目指しています。また、趣味で集めているパンダコレクションも紹介する、楽しいブログです。
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