元気パンダの漢方日記
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基礎体温表について⑦

皆さん、こんにちは。不妊症・周期療法コラム第9弾は「基礎体温表について⑦」です。

今回は高温期が長すぎる或は高すぎる基礎体温についてお話しします。
高温期は一定の高さで安定していると望ましいのですが、あまり高すぎると問題です。
低温期と高温期の体温の温度差は通常0.3℃~0.5℃ですので、高温期の体温が低温期の平均体温より0.6℃以上高い場合は、体温が高すぎるということになります。

基礎体温表⑦

このようなケースはあまり多くはないのですが、月経前緊張症候群(生理前のイライラやのぼせ、ほてり、頭痛、胸の張りなど)がひどい方や免疫の異常がある方に見られることがあります。生理前に体内に熱がこもるため、かえって着床の障害になります。
中医学では、心肝火旺、陰虚火旺のタイプが多く見られます。
周期療法では高温期は補気温陽の漢方薬を使うことが多いですが、このタイプには合っていません。実証と虚証を見極めて、清心、清肝、滋陰降火の漢方薬を配合します。ただ、妊娠に悪影響を与える可能性のある漢方薬は避けないといけません。
通常は、加味逍遥散、瀉火補腎丸、天王補心丹などが良く使われます。内熱が強い場合は、少量の黄連解毒湯や梔子柏皮湯、清営涼血顆粒などを併用することもあります。なお、清営涼血顆粒は大黄が含まれていますので、妊娠反応が陽性になりましたら、通常は休薬します。

さて、稀に高温期が毎周期15日以上続くのに妊娠していない方がいます。高温期は通常は12日~14日で、15日以上続くと妊娠の可能性があります。しかし、毎回高温期が長いのに、妊娠していない方は黄体萎縮不全という疾患が考えられます。
中医学では、上記と同様に心肝火旺、陰虚火旺のタイプが多く見られますので、同じように対応します。
なお、免疫の異常(免疫不妊)はいろいろなタイプがありますので、別のコラムで改めて紹介します。

テーマ:不妊治療 - ジャンル:結婚・家庭生活

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