元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






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武漢と湖北民族大学の旅⑤

皆さん、こんにちは。今回は武漢周辺で訪れた観光地です。

7月20日に恩施から武漢に戻ってきて、20日の夜は湖北益達貿易有限公司の何正武董事長(社長)や武漢中聯薬業公司の馬駿さんと会食しました。
翌21日は、武漢中聯薬業公司の孫月英董事長の計らいで車と運転手さんを提供していただき、鐘祥にある世界文化遺産「明顕陵」に行きました。高速を使わないで行ったので、武漢から4時間くらいかかりました。

鐘祥の明顕陵に近づくと、中国で有名な「莫愁湖」が見えてきます。「莫愁湖」は莫愁女にまつわる民話から付けられた名前ですが、南京にも同じ民話に基づき名前も同じ「莫愁湖」があります。一般には南京の「莫愁湖」のほうが有名ですが、莫愁女の故郷は鐘祥周辺ということです。
「莫愁湖」を過ぎると、いよいよ「明顕陵」の入り口が見えてきます。

明顕陵の入り口

入り口を通過して、少し走ると「明顕陵」の駐車場に着きます。そこでガイドさんをお願いして、電気自動車で少し走り、いよいよ中に入ります。壁に世界文化遺産のプレートがあります。

世界文化遺産プレート

ここから歩いて顕陵までいきます。龍の背中に例えられる路を歩いていくと、門が見えてきます。

明顕陵への路①

さらに歩くと、次の門の前には、獅子や馬、武官、文官などをモチーフとした銅像が並んでいます。

明顕陵への路②

いよいよ遠くに顕陵が見えてきました。龍の背中ですので、路が少し蛇行しています。

明顕陵への路③

さらに近づくと、池があり、その先に顕陵が見えます。

明顕陵①

正面の建物に石碑があり、その奥の丘の下に嘉靖皇帝の両親が永眠しています。(父親が前、母親が後ろで大小2つの丘=お墓があります)明の皇帝陵は北京周辺(明の十三陵が有名です)にありますが、この「明顕陵」だけ湖北省にあります。嘉靖皇帝は北京の十三陵に永眠していますが、両親のお墓を故郷の鐘祥に建築したのです。龍の背中や大小2つのお墓など特徴があり、十三陵より先に世界文化遺産に登録されました。石碑のある建物から、逆に見ると、龍の背中のように蛇行していることが良くわかります。

明顕陵②

さて、明顕陵がある鐘祥は寇華勝先生の故郷でもあります。明顕陵を見たあと、鐘祥市内のホテルで、少し遅い昼食を食べました。ここで、嘉靖皇帝由来の珍しい宮廷料理を食べましたが、これは次回に紹介します。

昼食の後は武漢に帰る予定でしたが、運転手さんに無理を言って、隋州にある神農の故郷に寄り道することにしました。隋州は鐘祥の東、武漢の北に位置していて、鐘祥から武漢へ戻る高速道路を途中で降りて、1時間以上走ったところにあります。運転手さんも寇華勝先生も初めて行くところで、途中で道を聞きながら、ようやく着きました。

神農は古代中国の伝説に登場する皇帝で、3皇5帝の3皇の1人です。紀元前2740年ころの古代中国の王で、120歳まで生きたといわれています。また、世界最古の本草書「神農本草経」に名を残しています。伝説によれば、神農は百草を嘗めて毒か薬かを調べ、毒があれば内臓が黒くなり、これで毒の有無および影響を与える部位を見極めたといいます。あまりに多くの毒草を服用したために、体に毒素が溜まり、そのせいで最終的に亡くなったといわれています。身をもって民衆に医療と農耕の術を教えたわけです。このため、中国では医薬と農業を司る神とされています。日本でも医薬の神として有名で、毎年「薬祖祭」が行なわれています。
神農は炎帝とも称されていて、隋州には「炎帝神農故里」があります。また、湖北省には野人で有名な「神農架」もあります。隋州の「炎帝神農故里」が神農の住居で、神農架が仕事場ということになるそうです。
湖北省は李時珍の「本草綱目」、神農の「神農本草経」と、中医学の「2大本草書」ゆかりの地域になります。日本ではあまり有名ではないですが、中医学や漢方を生業としている者にとっては、とても重要な地域といえます。

さて、隋州について、さらに道をきながら、午後6時半頃にやっと「炎帝神農故里」に着きました。

神農の故里の門

入り口の門をくぐると、記念館がありましたが、時間が遅かったため閉まっていました。近くの方に聞くと、奥に記念碑と銅像があるということで、少し歩いてみることにしました。すると「神農碑」がありました!

神農碑

さらに石の階段を歩いて奥へ進むと、立派な神農の銅像がありました!

神農の銅像

素晴らしい銅像で、とても感動しました。日本からはるばる来た甲斐がありました!
2年前の李時珍のお墓参りも感動しましたが、今回の神農の故里も同じくらい感動しました。とても満足して武漢に帰りましたが、夜の10時を過ぎていました。朝から15時間近くかかって戻ってきたのですが、運転手さんに聞いたら、900キロ走ったそうです。運転手さんのおかげで、普通の日本人が行かないような場所に行くことができました。良い思い出をありがとうございました。

さて、今回で観光のお話は終わりです。次回は今回の旅で食べた、珍しい料理を紹介いたします。

コメント

こんにちは!遊びに来ました。
【2008/08/02 17:30】 URL | shadow #-[ 編集]
訪問していただき、ありがとうございます。
今後とも新しい記事を書いていきますので、ときどき見に来てください。
【2008/08/04 19:44】 URL | 店主 #-[ 編集]

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