元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






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武漢と湖北民族大学の旅②

皆さん、こんにちは。今回は少数民族の医学についてお話します。
多民族国家の中国では政府が認定している民族が56あり、人口の94%が漢族、その他の55民族が少数民族です。中国政府は少数民族が集住する地域で限定的な自治権を認めるという「民族区域自治」政策をとっています。湖北省にある恩施土家族苗族自治州は、そのような自治区の一つです。

少数民族の医学としては、チベット医学、モンゴル医学、ウイグル医学などが有名ですが、土家族や苗族にも独自の医学があります。ただし、中医学と各少数民族医学との間には、長い間の交流があり、互いに滲透し融合しているようです。

今回の客員教授の就任にあたって論文を提出しましたが、記念に私の著書も袁徳培院長に差し上げました。そのお礼として、袁院長より「実用土家族医薬」という本をいただきました。袁院長の最新の著書で、去年の12月に発売されたばかりだそうです。

実用土家族医薬

「実用土家族医薬」によると、土家族は密林渓谷などで生活してきたため、毒蛇の治療や外傷・骨折の治療に大きな特徴があるようです。また、自然界と人体には密接な関係があると認識しており、「三元論」という考えがあるようです。
つまり、人体と天、地、水の三元は相応しており、人体の上元、中元、下元の陽気不足に、毒邪が乗じて疾病が発症すると考えます。よって「培元補元」を行い、「排毒清毒」することを治療原則としています。また、恩施など土家族の生活している地域は、生薬資源が豊富で、「土家真薬本草」には360種類の薬草が記載されているそうです。

前回記載したように、中国には13の民族大学があるそうですが、医学院があるのは3大学だけだそうです。湖北民族学院の周辺の土家族や苗族に伝統医学があるため、医学院が設立されたということがわかりました。

今回の民族大学の訪問で、中医学は少数民族の医学とも融合されており、非常に奥が深いことを改めて学びました。

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国際中医師の資格を持つ薬剤師が、日々の漢方相談で感じたことを通じて、正しい漢方医学の知識の普及を目指しています。また、趣味で集めているパンダコレクションも紹介する、楽しいブログです。
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