元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






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基礎体温表について④

皆さん、こんにちは。不妊症・周期療法コラム第8弾は「基礎体温表について④」です。

今回は低温期から高温期への移行が緩やかな基礎体温表の見方についてお話します。
基礎体温は、排卵があると低温から高温へ移行しますが、理想的には1日~2日で上昇
すると望ましいと考えられています。
しかし、不妊症の方は体温がスムーズに上昇することは少なく、下記のようにダラダラ
上昇していくことが多く見られます。

基礎体温④


排卵期に体温がスムーズに上昇しない原因は、①陽気不足により体温が上がらない
②淤血などが体温の上昇を妨げる、③高プロラクチンが体温の上昇を妨げる、という
3つのケースが考えられます。

①のケースは、低温期が長く高温期が短いタイプと混ざっていることが多く見られます。
陽気不足により子宮や卵巣が冷えて、体温が上昇しにくくなり、高温期も短くなります。
このような方は周期療法を行う際に、腎を温める参茸補血丸や海馬補腎丸を、排卵前
からしっかりと服用するとよいと思います。
②のケースは、子宮内膜症や卵管狭窄、子宮筋腫などで骨盤内に淤血が滞っている方
や肥満症や多嚢胞性卵巣で骨盤内に痰濁が滞っているため、体温の上昇を妨げます。
このような方は周期療法を行う際に、低温期~排卵期に淤血や痰濁を排泄する冠元
顆粒
血府逐淤丸、桂枝茯苓丸、爽月宝、水快宝などをしっかりと服用するとよいと
思います。
③のケースは、高プロラクチンによりFSHやLHの分泌を抑制されるため、LHサージ
が起きにくくなり、体温が上昇を妨げます。
このような方は周期療法を行う際に、プロラクチンを下げる炒麦芽星火逍遥丸、芍薬
甘草湯などを併用するとよいと思います。

基礎体温の状況と体質をきちんと考慮して、上記のように周期療法を工夫すると、だん
だん排卵がスムーズになって妊娠しやすい体質に変わっていきます。

テーマ:不妊治療 - ジャンル:結婚・家庭生活

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国際中医師の資格を持つ薬剤師が、日々の漢方相談で感じたことを通じて、正しい漢方医学の知識の普及を目指しています。また、趣味で集めているパンダコレクションも紹介する、楽しいブログです。
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