元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






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漢方薬解説「瀉火補腎丸」

皆さん、こんにちは。漢方薬解説第32弾は「瀉火地黄丸」です。

「瀉火補腎丸」は商品名で、正式な名称は「知柏地黄丸」といいます。
名前のように、六味地黄丸に知母と黄柏を加えた処方です。

瀉火補腎丸


瀉火補腎丸の効能効果は「疲れやすく、顔や手足がほてる傾向にあるものの
次の諸症:倦怠感、足腰の無力感、腰痛、手足のほてり、のぼせ、顔面紅潮、
口渇、頻尿です。

瀉火補腎丸は名前のとおり腎を補います。中医学では腎には「腎精」が蓄えら
れており、「腎陰」と「腎陽」があると考えています。
腎精は人体にとってもっとも大切な生命力の源で、血液や元気の元となり、
生殖や発育成長に大切な物質と考えてます。
そして「腎精」の基礎の上に、人体を潤しホルモン様作用を持つ「腎陰」と人体
を温め生命活動を活発にする「腎陽」があると考えています。

お風呂で例えるなら、腎陰は水で、腎陽は火力です。様々な原因で腎が傷害
を受けると、腎陰または腎陽が衰えます。
腎陰が衰えると(腎陰虚)、お風呂でいえば水が減少するので、ほてりやのぼせ
の症状がでます。
腎陽が衰えると(腎陽虚)、お風呂でいえば火力が減少するので、冷えの症状
がでます。

さて、腎陰を補う基本的な漢方薬は地黄を主薬とした「六味丸」です。六味丸は
非常にバランスの良い漢方薬ですが、作用が比較的マイルドです。腎陰を補う
効果は安定していますが、ほてりやのぼせなどを抑える力は少し弱いです。
ですから、腎陰虚によるほてりやのぼせが強い方は、知母、黄柏を配合した
「瀉火補腎丸」が良く使われています。
このような病態を中医学のでは「腎陰虚火旺」といっています。

「腎陰虚火旺」はホルモン分泌の失調や泌尿器疾患、老化と関係が深いです。
ですから、更年期障害、慢性腎炎、慢性前立腺炎、慢性膀胱炎、慢性膣炎、
高血圧、糖尿病などの方によく見られます。
また、女性ホルモンとの関係もありますので、基礎体温を計ったときに、体温が
高く、排卵が早く、生理周期が短い方は、「腎陰虚火旺」のタイプと考えられます。
このような方に周期療法を行う場合は、低温期を中心に「瀉火補腎丸」を使うと
とても効果的です。

「瀉火補腎丸」は360丸入(15日分)で4589円、720丸入(30日分)で8663円に
なります。

瀉火補腎丸は「腎陰を補い、のぼせやほてりを抑える漢方薬」です。

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国際中医師の資格を持つ薬剤師が、日々の漢方相談で感じたことを通じて、正しい漢方医学の知識の普及を目指しています。また、趣味で集めているパンダコレクションも紹介する、楽しいブログです。
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