元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






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基礎体温表について③

皆さん、こんにちは。不妊症・周期療法コラム第7弾は「基礎体温表について③」です。

今回は高温期が不安定な基礎体温表の見方についてお話します。高温期が不安定
というのは、①高温期が短い、②高温期に凹がある、という2つのタイプがあります。

①の高温期が短い、は前回のコラムで説明しましたので、今回は②の高温期に凹
がある、についてお話します。

基礎体温表③


上記のように、高温期の途中で体温が必ず1回~2回下がって、凹になる方がいます。
このような方は、西洋医学では黄体機能不全と考えられます。
基礎体温では上記①、②ともに黄体機能不全なのですが、中医学から見ると②の特徴
は陽気が体温を支えることができないことにあります。
腎陽は黄体ホルモンと関係が深いのですが、腎陽の不足だけでなく、脾気による支え
も不足していると考えます。中医学では「脾腎陽虚」といいます。

さて、基礎体温を見るときは、高温期だけでなく全体を見ることが大切です。高温期が
不安定な方には、低温期が長く排卵障害があるケース、低温期はあまり問題なく
高温期のみ不安定なケースと2つのケースがあります。
のケースは、高温期のみ漢方薬を飲んでも効果が少なく、低温期での卵子の成熟
を促して質の良い卵子を作る漢方薬を飲むことがより重要になります。
一方のケースでは、排卵に問題なくても、黄体ホルモンの分泌が体質的に少なかっ
たり、子宮の黄体ホルモンのレセプターの働きが悪かったりします。ですから、低温期
の漢方薬も大切ですが、高温期にしっかりと脾腎を温めることがより重要になります。

高温期の途中で体温が必ず1回~2回下がって凹になる方は、脾腎を温める漢方薬
として、双料参茸丸或いは参馬補腎丸+補中益気湯+海精宝などがお勧めできます。
もちろん冷え性で気血不足の方は、婦宝当帰膠をベースに飲む必用があります。

上記のように高温期が不安定な方は流産もしやすいようです。妊娠しても婦宝当帰膠
や双料参茸丸、参馬補腎丸、補中益気湯などは流産を防止するために安定期まで飲
み続けたほうが望ましいと思います。

テーマ:不妊治療 - ジャンル:結婚・家庭生活

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