元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

基礎体温表について①

皆さん、こんにちは。不妊症・周期療法コラム第6弾は「基礎体温表について①」です。

周期療法の最大の特徴は、基礎体温表を参考にして、生理周期(生理期・低温期・排卵期・高温期)にあわせて漢方薬を使う分けることにあります。基本的な治療方針は以下になります。

生理期: 活血薬と理気薬を併用して、子宮内の血液をきれいに排出させる。
低温期: 補陰血薬を中心に、必要に応じて少量の補陽薬を併用して、子宮内膜を増殖し成熟卵胞を育てる
排卵期: 補精薬と活血薬を併用して、排卵をスムーズにする。
高温期: 補陽薬を中心に、必要に応じて少量の補陰血薬を併用して、受精卵を子宮内に着床させ妊娠を継続できるようにする。

上記の基本方針がありますが、体質や基礎体温の状況によって調整します。
そのためにまずは、正常な基礎体温の形を知る必要があります。

基礎体温表①


正常な基礎体温の形は、上記のグラフのように、①高温期が12~14日続く、②高温期と低温期の差が0.3~0.5℃ある、③低温から高温へ1~2日以内に移行する、という3つの条件が揃っていることにあります。

本来このような基礎体温の方は妊娠しやすいのですが、基礎体温の形が正常に近く、婦人科の検査で異常がないのに、なかなか妊娠できない方もいます。このような方は、体質にもよりますが、私の経験では、以下のような周期療法を行うと効果的です。

生理期: 婦宝当帰膠+冠元顆粒など
低温期: 婦宝当帰膠+杞菊地黄丸+海精宝など
排卵期: 婦宝当帰膠+冠元顆粒+参馬補腎丸など
高温期: 婦宝当帰膠+参馬補腎丸など

しかし、私のところに不妊症で相談に来る方は、いろいろな治療を行なってもなかなか妊娠できない方が多く、上記のような正常な基礎体温の方は滅多に見られません。
ときどき、基礎体温にこだわり過ぎて、少しの体温の乱れにも神経質になる方がいます。基礎体温はあまりこだわり過ぎるととストレスになりますので、大きな傾向を捕らえていくと良いと思います。
確かに上記の正常な形に近いほうが妊娠しやすいのですが、多少乱れていても、質の良い卵子と暖かく血流の良い子宮、元気な精子があれば十分に妊娠ができますので、心配し過ぎないでください。

基礎体温表をつける意味ですが、私は自分の体質やホルモンバランスがある程度わかることにあると思っています。基礎体温の形と全身症状を参考にすれば、体質を正しく判断(弁証)することができます。体質に合わせた周期療法を行うと、卵子の質が良くなり、子宮が暖かくなり、骨盤内の血流が良くなるので、結果として正常な基礎体温の形に近づいていきます。

基礎体温表ですが、2~3周期では少し情報不足で、できれば直近の半年分くらいを参考にできると望ましいです。

次回からは、正常でない基礎体温の例とその体質判断、さらに具体的な周期療法の方法についてお話していきます。

テーマ:不妊治療 - ジャンル:結婚・家庭生活

コメント

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

閲覧パンダ

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

プロフィール

元気パンダ

Author:元気パンダ
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、日々の漢方相談で感じたことを通じて、正しい漢方医学の知識の普及を目指しています。また、趣味で集めているパンダコレクションも紹介する、楽しいブログです。
■ご感想・お問合せはこちら
 panda@kojima-y.com

最近の記事

最近のコメント

検索フォーム

月別アーカイブ

カテゴリー

RSSフィード

リンク

その他の言語 Ver.2

携帯でもパンダ!

QRコード

ランキング!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。