元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






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ドラゴン桜に学ぶ中医学勉強法

皆さん、こんにちは。

昨日は「イスクラ中医薬研修塾」(旧イスクラ薬局薬店経営塾)で、私の第1回目の講義を行なってきました。
今年は月に1回、第3水曜日に10回の講義を行ないます。
研修生も入塾から半月がたち、少し慣れてきましたが、中医学の学習は始まったばかりです。ですから、今回のテーマは1年間の経営塾での中医学の学習法にしました。私も7期生として1年間学びましたので、私の経験を交えて勉強法を伝えました。

今回の講義は「ドラゴン桜に学ぶ中医学勉強法」としました。「ドラゴン桜」はモーニングに連載され、ドラマにもなった有名なマンガです。偏差値30の高校3年生を1年間で東大に合格させる、というストーリーです。主人公の桜木先生が生徒に指導する内容は、中医学を学ぶ際にも大きなヒントになる言葉が多くあります。
以下に講義のポイントを記載します。

①中医学は簡単だ!まず、難しいという考えを捨よう
中医学は難しい。古文・漢文が読めて古典を理解できないと治療効果も上がらない、このような先入観を捨てることが大切です。
現代の中医学は、現代文で書かれて日本語にも翻訳されている教科書があります。教科書は古典のエッセンスをまとめたものです。問題点もありますが、教科書を正しくマスターすれば一定の治療効果があげれるようになります。まずは教科書をマスターして国際中医師レベルの基礎力を身につけましょう。

②中医学の勉強にはコツがある、イラストやチャートを利用せよ!
教科書は中医学2000年の歴史のエッセンスが凝縮しています。きちんとマスターすれば応用もききます。しかし漢字が多いためイメージが湧きにくい難点があります。そこでイラスト、チャート、メモリーツリー(関連づけ)などを使って、生理や病理をイメージすると理解しやすくなります。

③中医学の勉強を、歯を磨くことと同様に考えろ!
中医学の世界で成功したければ、時間と自由という多少の犠牲は必要です。中医学の本を読むという行為が、日常生活に溶け込むことが当たり前。朝起きたら歯を磨く、夜寝る前にも歯を磨く。要は中医学の勉強を歯磨きと同じような「当たり前」のものにすることが重要です。3年くらいこのような習慣を身につけると一流への道が開けます。

④常に好奇心・疑問を持ち、議論せよ
中医学を理解するためには、好奇心を抱き、常に「なぜ」という疑問を持つことが大切です。好奇心や疑問を持ったら、教科書や原典を調べて自分なりに仮説を立てて、知的好奇心を満たすこと。医案の回答は一つではなく、いろいろな治療法がある。他の治療法がないか考えることで、その症例を深く理解できる。医案を正しく理解することは、医案の著者との心のキャッチボールをすることである。

⑤万里の長城の建築術に学べ!達成感こそ、大目標へのカギだ
いきなり老中医(一流の漢方家)になろう、と思っても「途方もない道のり」のように感じられるかもしれない。ここで万里の長城の建設法がヒントになる。万里の長城は1区画・500メートルを単位にして工事をさせ、完成したらいったん遠い地点へ移動させ、再び同じことを繰り返させる。つまり500メートルごとに達成感を味あわせ、遠方に送ることで新たなやる気を出させるのである。
中医学も同じである。いきなり古典をやっても理解することは難しい。まずは現代文で基礎理論を覚えることで達成感を感じるようにしましょう。その後に古典、各家学説、名医の医案、中西医結合など、好きな分野を少しずつ広げていくようにするとよい。

⑥オリジナルは素のままの自分からは生まれない!
オリジナルや個性は他人と違うことをすることではない。基礎のない、素のままの自分からはなかなかオリジナルは生まれない。まずは基礎をきちんとマスターして、しっかりとした「カタ」を身につける。そして、その分野のエキスパートを真似てみる。それを工夫とアイディアでアレンジする。その積み重ねが経験となり、ひらめきが合わさったときにオリジナルが生まれます。基礎がないオリジナルは偶然であり、すぐにメッキがはがれる。

⑦「知るか」「知らないか」たったこれだけの違いで差が出る
中医学情報、業界情報、裏ネタ・・・「敵を知り、己を知らば、百戦危うからず」ということわざがある。情報は目的を持った人に多く集まるようになっている。インターネットは便利だが、表面の情報が多く、深い情報はやはり口コミである。つまり、情報を得ることは人脈作りである。知るためには、自分が情報を発信することも大切である。情報を発信しない人間は誰も相手にしない。秘密主義は結局自分が損をすることになる。

⑧説得する文章を書くための客観的な視点を学べ
文章を書くときは、他人を納得させるために「客観的な視点」が必要だ。自分の意見や考えをいかに相手に伝えるか、である。コツとしては、まず自分の意見を述べる→続いて予想される反論を述べる→さらにその反論を否定して自分の論理の正当性を証明する、という方法がある。自分の意見を言うだけでは客観性がなく、自己満足で終わってしまうことになる。

⑨真の競争を避けるな!
真の競争とは、他人を蹴落とすことではなく、自分の限界に挑戦して、自分に勝つことである。限界まで挑戦して、はじめてひらめきやオリジナルが生まれる。しかし、人間は数字や比較が好きである。給料、ボーナス、企業収益、ランキング・・・社会は常に数字という結果を求めている。
どのような環境でも、競い合って一番になれば、成長を加速させる。まずは身近なライバル(同世代、同期など)と競い、お互いに高めあうこと。努力したことは、必ず報われるものである。

⑩自分が成功することを信じろ!常にポジティブな思考をしよう
心の中でバツをどんどんつけていって、だから自分はできないとネガティブに考える。そうではなく、それらをみんなマルに変えてみる。自分の周りの環境を一度すべて肯定する。すると前向きでポジティブな思考ができるようになる。
東大の募集人数は3200人。エリート高(灘、開成、ラサールなど)から入学するのが700人弱。つまり有名進学校からでなくても、8割程度の枠が残されている計算になる。これは働きバチの論理で説明できる。働きバチの社会では、どんな集団でも必ず25%は猛烈に働く。50%はそこそこの働きをして、25%は完全に怠ける。優秀、普通、怠け者の比率が、1 : 2 : 1 になる。仮に怠け者だけを分離して集団を作っても、必ずまた25%が猛烈に働き出す。
つまりエリートの出身であろうとなかろうと、一定の環境と資質があり、やる気とポジティブな思考があれば、必ず高い目標へ到達する可能性を秘めているのである。

上記は今回の講義のメインとなった話です。いろいろな経験を交えながら、わかりやすく伝えるように工夫しました。今年の研修生が、1年間で立派に成長することを楽しみにしています。

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国際中医師の資格を持つ薬剤師が、日々の漢方相談で感じたことを通じて、正しい漢方医学の知識の普及を目指しています。また、趣味で集めているパンダコレクションも紹介する、楽しいブログです。
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