元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






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漢方薬解説「鼻淵丸」

皆さん、こんにちは。漢方薬解説第26弾は「鼻淵丸」です。

「鼻淵丸」は名前のとおり「鼻淵」を治す漢方薬です。鼻淵は中医学の病名
で、現代の病気では蓄膿症に当たります。白または黄色の膿性・粘液性の
鼻汁が「鼻淵」の特徴と言われています。
「鼻淵丸」は「蒼耳子散」という処方を変化させて作られた、現代の中成薬
です。

鼻淵丸


「鼻淵丸」の効能効果は「蓄のう症、鼻づまり、鼻炎」です。
鼻淵丸は鼻の掃除士といわれる蒼耳子を主薬として、鼻づまりを改善する
辛夷、炎症を抑え血流を良くする金銀花、菊花、茜草を配合しています。
主薬の蒼耳子が全体の7割を占めることが特徴です。
上記の配合により、鼻粘膜の浮腫を改善して鼻閉を治し、鼻腔の通りを良く
して、膿性・粘液性の鼻汁を排出します。抗菌作用もあるため、副鼻腔内で
の細菌の増殖を抑える効果も期待できます。
処方内容がシンプルなため、様々な漢方薬と配合することで、急性~慢性
鼻炎、鼻淵に幅広く使いことができます。

膿性・粘液性の鼻汁が溜まる典型的な慢性の蓄膿症の場合は、鼻淵丸を
中心に、症状によって辛夷清肺湯、荊芥連翹湯、五涼華、排膿散及湯など
を併用します。
花粉症やアレルギー性鼻炎のように、多量の水様鼻汁やが出る鼻炎は
通常は小青竜湯や葛根湯加川芎辛夷が使われますが、鼻づまりが強い
ときは鼻淵丸を併用すると効果がよくなります。
風邪の後に鼻水や鼻づまりが改善しない時にも、鼻淵丸を使うことができ
ます。鼻水の色や量を確認した上で、適切な漢方薬を併用すると良いです。

飲みやすいシロップの「鼻炎膏」がマツウラ漢方より発売されています。
また、「鼻淵丸」と類似処方で、粉薬の「エンピーズ」も剤盛堂薬品から
発売されています。

「鼻淵丸」は360丸(13日~20日分)で4,589円、720丸(26日~40日分)
で8,663円になります。

鼻淵丸は「鼻汁を掃除して、鼻腔の通りを良くする漢方薬」です。

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