元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






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糖尿病シンポジウム

皆さん、こんにちは。

昨日はイスクラ産業本社で糖尿病専門講座のシンポジウムがありました。
私はパネリストの1人として、参加しました。今回は他のパネリストやイスクラ産業の中医師、参加した薬剤師の先生方とも多くの情報交換を行うことができました。
20年ほど前には糖尿病患者数は、全国で200万人といわれていましたが、現在は690万人、2010年には1000万人を超えると予想されています。
今回のシンポジウムでは、下記の知見が得られました。

①現代の糖尿病は2型糖尿病が多く、生活習慣からくる「内臓脂肪」と「インスリン抵抗性(インスリンが十分効果を発揮できない)」が根本原因である。
②内臓脂肪はメタボリックシンドロームとの関係が深い。メタボリックシンドロームの方は、糖尿病または糖尿病予備軍が多くいる。
③メタボリックシンドロームの検査は、血糖・血圧・血脂が大切で、体重・腹囲・ABI値を常にチェックすること。治療方針としては、肥満改善・血液サラサラ・インスリン抵抗性の改善です。
④糖尿病の治療は血糖値よりもHbA1c(ヘモグロビン・エィワンシー)が重要である。血糖値に一喜一憂するのではなく、HbA1cを下げることに専念したほうが良い
⑤病院の薬は大きく4つのタイプに分かれるが、対症療法が多い。また、実際はHbA1cの改善が見られないケースも多くある。
⑤漢方薬は肥満改善・血液サラサラ・インスリン抵抗性の改善に、穏やかに確実に効果があるので、根本治療になる。また、薬が効きすぎて低血糖になることもない。

メタボリックシンドロームの根本治療は、上記のように肥満改善・血液サラサラ・インスリン抵抗性の改善の3つです。肥満改善・血液サラサラはわかりやすいと思います。
インスリン抵抗性は、肥満と関係があります。太っていないときは脂肪細胞からアディポネクチンというインスリンの働きを良くする物質が出ています。ところが太ってきますと、このインスリンの働きを良くする物質が出なくなり、逆にインスリンの働きを悪くする物質(TNA-αや遊離脂肪酸)が分泌されてインスリンが十分働けなくなって、血糖値が上昇するわけです。最近の糖尿病増加は、インスリン抵抗性を主な原因とする人が増えているためと言われています。
まさに、メタボリックシンドロームと糖尿病、高血圧、動脈硬化は切っても切れない関係にあるわけですが、すでに糖尿病や高血圧、動脈硬化が進行しているケースもあれば、いまだ発症に至っていない予備軍のケースも多くあります。
つまり、漢方医学で言うところの「未病」の状態が多くあるわけです。健康・未病・既病は実は揺れ動いています。既に病気の方でも、必ずしも副作用のある西洋薬を飲む必要はないと思われます。
さて、メタボリックシンドロームの改善には、食養生が不可欠です。マクロビオティックによる食養生では陰性食を食べ過ぎると太ると考えています。しかし、陽性食を摂りすぎると、反動で陰性食も食べたくなります。ですから、玄米菜食を中心とした「中庸」がよいのです。
メタボリックシンドロームには、安全で確実に効果があり、低血糖などの副作用のない漢方薬による根本治療と食養生が最適であるといえます。
今年から「メタボ検診」が始まりました。いつまでも健康で長生きするために、体質に合った漢方薬を見つけて服用し、食養生を行いましょう!

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国際中医師の資格を持つ薬剤師が、日々の漢方相談で感じたことを通じて、正しい漢方医学の知識の普及を目指しています。また、趣味で集めているパンダコレクションも紹介する、楽しいブログです。
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