元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






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医薬品のネット販売の判決

皆さん、こんにちは。

昨日は、小沢一郎代議士の無罪判決が報道で大きく取り上げられましたが、私たち漢方薬局にとっても大きな意味を持つもう1つの判決がありました。
ご存知の方も多いと思いますが、東京高裁で「ネット販売を禁止した省令は、改正薬事法の趣旨を逸脱し違法」と述べて、一般用医薬品のネット販売を認める判決を出しました。
この判決を受けて、厚生労働省の今後の対応も変化があると思われます。

私ども漢方薬局はネット通販会社とは違った立場ですが、漢方薬の郵送販売が禁止されてから、郵送を希望するお客様の要望に応えることができないことが多くあり、非常に困っていました。

通常、漢方薬局が漢方薬を郵送する場合は、電話相談やメールによる相談をきちんと行い、体質(証)を判断したうえで漢方薬を郵送します。副作用がおきないような配慮は十分に行った上で郵送しているのですが、通常のネット販売と一律にされてしまい、郵送を禁止されたことは非常に不本意なことでした。
ただ、今回のネット販売会社のコメントを見ると、医薬品を送るにあたって副作用を防ぐような配慮を行うとありますので、一連のネット販売の議論や裁判は一定の役割があったと思います。

さて、私の店には今でも電話相談やメール相談での郵送を希望する方が多くいます。漢方薬は専門家に限りがあるため、通常の医薬品以上に供給側が不足しています。お近くにキチンと相談できる漢方薬局がない地域も多くあります。
現在は、以前からの継続のお客様にしか郵送をできない状況ですので、ご来店できない方にはお互いに泣く泣く郵送を断念するしかない状況にあります。

今回の判決をきっかけに、このような状況が一刻も早く解消されることを心から願っています。
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中国からの来賓

皆さん、こんにちは。

今日は、中国から2名の来賓の方が来られました。
国家中医薬管理局・中国中医薬科技開発交流中心の莫 用元主任と民众康健科技有限公司の王 海生董事長です。

先日、古い友人の中医師・宋 靖鋼先生から電話がありました。宋 靖鋼先生は、以前はイスクラ産業の社員でしたが、現在は中国に帰国しています。
電話の内容は、首都医科大学の同級生の莫 用元主任と一緒に来日しており、莫 用元主任が富士山と日本の漢方薬局を見たいということです。

日本には多くの漢方薬局がありますが、富士山の近くの漢方薬局ということで私の店を思いついたそうです。大変光栄なことなので、快諾させていただきました。

ところが、宋靖鋼先生の父親が体調を崩し急遽中国に帰国することになったため、仝 選甫先生が代わりに連れて来られました。午後1時に到着されて、30分ほどいろいろお話をさせていただきました。

中国からの来賓
〈左から王 海生董事長、私、莫 用元主任、仝 選甫先生〉

日本の薬局事情を説明して、私の店の漢方製剤や生薬を見学されて、満足していただいたようでした。

中国からの来賓で少し緊張しましたが、貴重な経験をすることができました。



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お客様の声(不妊症)

皆さん、こんにちは。

今年になってから今日までに、16名の方から妊娠の報告をいただきました。
これからも多くの妊娠報告をいただけるように、心をこめて漢方薬を調合したいと思っています。

さて、今回はT・I様(30代後半・女性)の喜びの声を紹介します。

★ご来店されたころの気になる症状

不妊症

★良くなった・楽になった症状

飲み始めて2ヶ月くらいで妊娠することができました。

★漢方薬を飲んでいかがでしたか?

漢方薬を飲んでいると身体が温まっている感じがして、ラクになりました。
病院での不妊治療のストレスも軽くなって良い結果が出たと思います。

〔薬局から一言〕
T・Y様は高プロラクチン血症があり、炒麦芽を使った周期療法を行いました。幸い2ヶ月の服用で妊娠できましたが、流産歴がありましたので、安定期になるまで流産防止の漢方薬を服用しました。
現在は41歳になりましたが、第2子を希望して周期療法を開始しています。第2子も妊娠できるように、補腎薬を強化した調合にしています。

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バス広告

皆さん、こんにちは。

去年の12月から、地元の富士急バスに広告を出しました。2台分の広告を出して、1台は後に、もう1台は左の扉側全体に広告を載せています。
富士急バス全体で100台以上バスがあるそうですが、広告を載せたバスは、富士、沼津、三島などの路線をアットランダムに走るシステムです。

先日、道を走っていたら、初めて広告が載ったバスに出会いました。
バスを追いかけて、信号待ちの間に携帯で撮影しました。

バス広告

黄色いバックがなかなか目だっていて、なかなか良い感じでした。

富士急バスに乗ることがありましたら、小島薬局の広告に出会うかもしれませんね (^-^)/

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イスクラ中医薬研修塾の講師会合

皆さん、こんにちは。

昨日はイスクラ中医薬研修塾の講師陣が一堂に介して、5月から始まる26期生への講義方針を話し合いました。
私は4年前に講師陣に加わったのですが、今回のような全講師陣が集まっての会合は初めてです。
猪越恭也先生の号令のもとに集まり、昨年までの講義内容をお互いに確認し合い、1年間の方針を改めて決めました。皆さん一流の講師陣ですので、一番若い私としては少々緊張しました。

皆さんの話を聞いているうちに、昨年までの私の講義内容も少し修正する部分があることに気付きました。
私自身が7期の研修生として授業を受けた立場だったこともあり、当時に自分のイメージで講義内容を決めていたため、他の先生よりも少し講義の進行が早すぎたことに気付くことができました。

研修塾生は、年齢層も幅広く、中医学を全く知らない初心者の状態で入塾してくる方もいます。最初はより丁寧に進行する必要があることを改めて理解することができました。

さて、イスクラ中医薬研修塾は講師陣も素晴らしいですが、それ以上に1年間住み込みで中医学に打ち込める環境が素晴らしいと思います。1週間の半分は講義を聞き、残り半分は漢方薬局で研修ができます。このような環境の中医学(漢方)の塾は日本中探しても他にはなく、中医学を志す若手にとっては最高の塾だと思います。

私も講師陣の末席に名を連ねさせていただいていますので、責任感を持ちながらより質の高い授業を行えるように努力を続けていきたいと思っています。

本格的に中医学(漢方)薬局で生計を立てたいと考えている方は、一度問い合わせてみることをお勧めいたします。

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めまいと漢方薬②

皆さん、こんにちは。

今回は「めまいと漢方薬」の続きです。

4、めまいの漢方治療

漢方医学では、めまいは「風、火、痰、虚」の4つが病因と考えています。病因や体質によって、回転性めまい、浮動性めまい、たちくらみなど、異なる病態のめまいになります。
めまいは、痰濁中阻型(たんだくちゅうそがた)、肝陽上亢型(かんようじょうこうがた)、気血不足型(きけつふそくがた)の3つのタイプが多く見られます。

痰濁中阻型は水分の取りすぎや湿気が多い環境、胃腸虚弱の体質などにより、痰湿が生じるタイプです。雨天前に悪化し、グルグル目が回る回転性めまいが多く見られます。半夏白朮天麻湯、苓桂朮甘湯、温胆湯などが効果的です。
肝陽上亢型は慢性のストレスやイライラにより、肝陽が上昇するタイプです。のぼせてフワフワふらつく浮動性めまいが多く見られます。釣藤散、抑肝散、柴胡加竜骨牡蠣湯などが効果的です。
気血不足型は胃腸虚弱や過労、出血などにより気血が不足して、頭に血が上らないタイプです。疲れやすく、貧血気味でクラッとする立ちくらみが多く見られます。帰脾湯、補中益気湯、婦宝当帰膠などが効果的です。

めまいは上記の3つのタイプが多いですが、そのほかに血行が悪く肩こりなどを伴うめまいや老化によるめまいがあります。血行が悪いタイプには、淤血を改善する冠元顆粒や血府逐淤丸、松寿仙などが効果的です。老化によるタイプには、腎を補う杞菊地黄丸や二至丹、参馬補腎丸、参茸補血丸などを体質に合わせて使い分けると効果的です。
めまいは漢方医学が得意としている分野のひとつです。体質に合わせた漢方薬を服用すると、長年の頑固なめまいも、いつの間にか改善していきます。

5、日常生活の注意

・良く噛んで腹八分目:ゆっくり噛んで食べることで過食を防止して、腹八分目で肥満を予防します。
・玄米や雑穀を主食にした和食にする:日本人には和食が合っています。主食は未精白の穀物にしましょう!
・規則正しい生活を心がける:同じ時間に起床するように心掛け、十分な睡眠をとりましょう。
・ストレスをためずによく笑う:「笑う門には福来る」、つまらないことに腹を立てないようにしましょう。
・適度の運動を心がける:適度な運動で血行を良くして、イキイキとした血液を作りましょう!

漢方スタッフが入社しました。

皆さん、こんにちは。

今日は大きな出来事が2つありました。

1つは、新しい漢方スタッフの入社です。
私が講師を務めているイスクラ中医薬研修塾を3月に卒業した、田中友也君です。

田中 友也

大学を卒業後、イスクラ中医薬研修塾で1年間中医学(漢方)を学び、私の店に来ました。実家は神戸の漢方薬局です。まだ23歳と若いですが、素直でやる気にあふれた好青年です。これからの成長が楽しみな逸材です。

もう1つは、私の記事がananに紹介されたことです。

anan

世界のびっくり"手相トリビア集“のコーナーに、中国の手相として「手相漢方」が特集されました。
私の記事は、57ページです。
ご興味のある方は、ぜひ見てくださいね (^-^)/

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めまいと漢方薬①

皆さん、こんにちは。

小島薬局漢方堂でお渡ししている「疾患別漢方解説」の第6回テーマは、「めまいと漢方薬」です。

1、めまいとは
めまいは目が回るようなくらくらとした感覚の総称です。めまいの症状は、グルグル目が回る回転性めまい、フワフワふらつく浮動性めまい、クラッとする立ちくらみの3つに大きく分けられます。
回転性めまいは、自分自身や周囲がグルグル回っているように感じ、耳の閉塞感や耳鳴り、難聴を伴うことが特徴です。回転性めまいの多くは、耳の異常が原因で起こりますので、放っておくと、難聴になる恐れがあります。また、脳出血や脳梗塞といった脳の異常でも回転性めまいが起こることがあります。
浮動性めまいは、体がフワフワふらつきまっすぐに歩きにくく、頭痛やしびれ、運動まひなどを伴うことがあります。浮動性めまいの多くは、脳の異常が原因で起こります。
立ちくらみは、立ち上がるとクラッとして、目の前が暗くなることが特徴です。立ちくらみの多くは、血圧の変動に関係する全身性の病気が原因として考えられます。

2、めまいの原因
めまいは耳の奥にある体のバランスを保つ三半規管に何らかの傷害があったときに現れる場合と、そのほかの病気が原因となって起こる場合があります。前者はメニエール病、良性発作性頭位眩暈症、前庭神経炎、中耳炎など、後者は更年期障害、自律神経失調症、脳梗塞、脳腫瘍、低血圧、高血圧などが挙げられます。また、病院で検査してもはっきり原因がわからないめまいも多く、本人はより不安感が強くなることが多いようです。
近年の社会機構の複雑化、ストレスの増加、高齢化社会の推移に伴って、めまいを訴える方は増加傾向にあるといわれています。

3、西洋薬と漢方薬の違い
西洋医学はめまいの原因を検査する方法は優れていますが、治療薬はあまり多くありません。めまいは原因が不明のことも多く、その場合は対症療法を中心とする西洋薬は十分な効果が得られないこともあります。
一方、漢方医学はめまいがおきる原因や体質を判断して、体質に合わせた漢方薬で根本的な改善を行います。
脳腫瘍などの手術を必要とするような病気が原因となるめまいは西洋医学の治療が効果的ですが、原因不明のめまいや慢性に経過してなかなか治らないめまいは漢方薬を服用するとよいと思います。

次回は具体的な漢方治療や養生法について解説します。

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プロフィール

Author:元気パンダ
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、日々の漢方相談で感じたことを通じて、正しい漢方医学の知識の普及を目指しています。また、趣味で集めているパンダコレクションも紹介する、楽しいブログです。
■ご感想・お問合せはこちら
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