元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






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新しい漢方スタッフが入社しました。

皆さん、こんにちは。

もうすぐ4月ですね。4月は学生は入学や進級、社会人は入社や転勤の季節ですね。
私の店は一足早く2名の新入社員が入社しました。

漢方部門には、イスクラ中医薬研修塾3月に卒業した、岡村勇吾君が入社しました。

岡村勇吾

185cmの長身で、端正な顔立ち、すらっとしたスタイルで、素直で優しい性格です。
イスクラ中医薬研修塾での講義や実習経験を生かして、今日から即戦力でがんばっています。
なお、漢方スタッフの高坂葉子は、今週の木曜日まで引継ぎをして、退社いたします。

調剤部門には、国家試験に合格予定の鈴木あずみさんが入社しました。
明るく華やかな雰囲気を持っており、やる気にあふれています。
地元の沼津育ちですので、生え抜きの正社員としての活躍を期待しています。

新入社員を迎えると、店の雰囲気も明るくなります。
初々しい2人ですが、ご来店の際はお気軽にお声をかけてあげてください。
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高温期の漢方薬について

皆さん、こんにちは。

今回は高温期の漢方薬についてお話します。高温期は低温期の平均体温から0.3℃~0.5℃上昇して、12日~14日間安定することが望ましいといわれています。よって高温期の日数は低温期の平均温度0.3℃のところに線を引いて、その線の上の日数を数えると良いことになります。
周期療法の考えでは高温期は陽の時期と考えています。黄体ホルモンが十分に分泌されることにより一定の体温を維持することができ、受精卵が着床しやすい状態になります。黄体ホルモン(陽)は低温期のエストロゲン(陰)が十分に分泌されて、良い排卵があると安定すると考えられています。よって高温の安定には低温期~排卵期に良い受精卵が育ちきれいに排卵することも大切です。

高温期には、①高温期の長さが短い或は体温が低い②高温期に凹凸が多い③高温期が高すぎる、という病態が良く見られます。

①のタイプは冷えて陽気が不足している方や胃腸が弱い方によく見られます。このような方は高温期の基本である腎陽を補う必要があります。夏桂成先生は)陰中陽虚、)血中陽虚、)気中陽虚の3つのタイプに分けています。
)陰中陽虚は高温期が短い時に一般的に使う方法です。夏桂成先生は加減右帰飲(丹参、赤白芍、生地黄、山薬、山茱萸、牡丹皮、茯苓、続断、兎絲子、紫石英、五霊脂、緑萼梅)を良く使っています。日本では婦宝当帰膠杞菊地黄丸参馬補腎丸或は海馬補腎丸を併用します。
)血中陽虚は血虚があり高温期が短い方に良く使う方法です。夏桂成先生は加減毓麟珠(丹参、赤白芍、山薬、牡丹皮、茯苓、太子参、白朮、杜仲、兎絲子、紫石英)を良く使っています。日本では婦宝当帰膠或は十全大補湯参馬補腎丸或は海馬補腎丸を併用します。
)気中陽虚は胃腸虚弱で、脾腎の陽気が不足している方に良く使う方法です。夏桂成先生は健脾温腎湯(党参、白朮、山薬、牡丹皮、茯苓、杜仲、兎絲子、紫石英、木香、五霊脂、陳皮)を良く使っています。日本では補中益気湯或は星火健脾散参馬補腎丸或は海馬補腎丸を併用します。

②のタイプはストレスが多く、イライラ、胸の張り、頭痛などの月経前緊張症候群が強い方によく見られます。夏桂成先生は毓麟珠合越鞠丸(丹参、赤白芍、熟地黄、山薬、太子参、牡丹皮、茯苓、紫石英、続断、蒼白朮、香附子、山査子、緑萼梅、五霊脂)を良く使っています。日本では婦宝当帰膠星火逍遥丸参馬補腎丸或は海馬補腎丸を併用します。

③のタイプは陽気が過剰で、のぼせやほてり、イライラが強い方に見られますが、比較的少ないタイプです。夏桂成先生は加減滋水清肝飲(当帰、赤白芍、生熟地黄、山薬、牡丹皮、茯苓、山査子、釣藤、柴胡、黄苓、山梔子、甘草、続断、兎絲子)を良く使っています。日本では加味逍遥散瀉火補腎丸或は杞菊地黄丸を併用します。

①、②、③のいずれのタイプも、プロラクチンが高い場合は炒麦芽を併用します。
高温期の漢方薬は黄体ホルモンの分泌を促し、着床を助けて流産を防止する効果があります。流産を2回以上繰り返す習慣性流産のときは、黄体機能不全や免疫異常などを考慮して、さらに漢方薬を工夫します。
高温期が15日以上続いて、妊娠判定薬が陽性になると、着床したと判断します。私の店ではお客さんの要望にあわせて、流産防止の漢方薬やつわりを改善する漢方薬を安定期まで服用してもらいます。

テーマ:不妊治療 - ジャンル:結婚・家庭生活

漢方薬解説「荊芥連翹湯」

皆さん、こんにちは。漢方薬解説第51弾は「荊芥連翹湯」です。

荊芥連翹湯は大正から昭和初期に活躍した日本の漢方家、森道伯が創作した一貫堂医学の解毒証体質に汎用される漢方薬です。
一貫堂医学は他に類を見ないユニークな体質医学で、現在でも大いに役立つ体系です。一貫堂医学では日本人の体質を解毒証体質、臓毒証体質、淤血証体質の3つに分けて、解毒証体質を荊芥連翹湯、柴胡清肝散、竜胆瀉肝湯で治し、臓毒証体質を防風通聖散で治し、淤血証体質を通導散で治す、としています。いずれの体質も体内に存在する悪い病理産物(毒)が病気の原因になると考えて、排毒解毒することで治療して行きます。最近流行の言葉でいうと、デトックスといえます。

今回は解毒証体質と荊芥連翹湯を中心にお話します。

一貫堂医学では、解毒証体質は解毒剤すなわち四物黄連解毒剤(温清飲)で治療にあたる体質の者の総称としています。肝臓の解毒作用が弱く、いろいろな体毒を持っている体質ともいえます。大部分は父母より遺伝され、幼年期は毒が最も強く、青年期に達すれば体質が強固になり改善するものが多く、壮年期になるとさらに少なくなるとしています。
大正から昭和初期は結核患者が多かったため、解毒証体質は結核になりやすい体質とされていましたが、現代はアレルギー疾患になりやすい体質といってよいと思います。
解毒証体質は年齢によって症状が変化するため、一貫堂医学では幼年期は柴胡清肝散、青年期は荊芥連翹湯、壮年期は竜胆瀉肝湯で治療するとしています。しかし、私の経験では、年齢による使い分けは参考にして、こだわり過ぎないほうが良いと思っています。

さて、私の店では荊芥連翹湯はコタロー漢方の製品を使っています。特徴として、1日量が3gと他のメーカに比べて賦形剤が少なく、エキスが濃いことがあります。1回に飲む粉の量が少ないので飲みやすく、しかも効果が良いのでとても重宝しています。

荊芥連翹湯

荊芥連翹湯の効能効果は「慢性鼻炎、慢性扁桃炎、蓄膿症、ニキビ」です。
解毒証体質に使う上記3処方は、四物黄連解毒剤(温清飲)をベースにしています。荊芥連翹湯は温清飲の8つの薬草に、荊芥、連翹、防風、桔梗、白芷、薄荷、柴胡、枳実、甘草を加えた17種類の薬草より成り立っています。一つ一つの薬草の使用量が少なく、少量多味の配合が、一貫堂処方に共通した特徴です。
中国の処方からみると非常に少量で種類も多いため、中医学を学び中国で研修を受けた漢方家からみると、本当に効果があるか疑問に思うと思います。イスクラ中医薬研修塾で中医学を学び、中国研修に多く行っている私も、最初は荊芥連翹湯をはじめとする一貫堂処方の使い方が良くわからなかったことがあります。
しかし、あるきっかけで一貫堂医学を深く学ぶ機会があり、その実践的な医学体系の素晴らしさと実際に使ってからの効果の良さですっかり魅了されました。現在もアレルギー疾患や生活習慣病に対して、一貫堂医学と中医学を結合した方法で治療しています。

荊芥連翹湯は主にアトピー性皮膚炎、慢性鼻炎、花粉症、慢性蕁麻疹などのアレルギー疾患や蓄膿症、ニキビ、慢性扁桃炎、慢性中耳炎、一部の神経症などで、解毒証体質であれば大変よい効果があります。

さて、解毒証体質には柴胡清肝湯と竜胆瀉肝湯も使われます。

柴胡清肝散は幼児~小学校低学年を中心に、アトピー性皮膚炎や慢性扁桃炎、慢性扁桃炎、慢性中耳炎、疳の虫などで、解毒証体質であれば大変よい効果があります。青年以降でも神経症とアレルギー疾患を合併している方に使うこともあります。
私の店では、柴胡清肝散はマツウラ漢方の製品を使っています。粉がサラサラで小児でも比較的飲みやすく、効果も良いので使っています。錠剤を希望する場合はコタロー漢方のサイセインを使っています。

柴胡清肝湯

一貫堂の竜胆瀉肝湯は荊芥連翹湯や柴胡清肝散とは異なり、アレルギー疾患よりも泌尿器疾患によく使われます。しかし、アレルギー疾患にもアトピー性皮膚炎やアレルギー性結膜炎の体質改善に使うことがあります。また、荊芥連翹湯や柴胡清肝散は上半身の疾患に良く使われますが、一貫堂竜胆瀉肝湯は下半身の疾患に良く使われます。

アレルギー疾患が増えている現代では、一貫堂医学の解毒証体質の方が多くいるようです。一貫堂医学の処方だけでは十分に効果を上げることができないケースもありますが、中医学での弁証と結合して、自在に組み合わせると大変良い効果が得られます。

この医学体系を作り上げた森道伯は、日本が誇る偉大な漢方家の1人であると思っています。

テーマ:医療従事者になるための勉強 - ジャンル:学校・教育

妊娠ラッシュ!?

皆さん、こんにちは。

今日も忙しく、ブログを書く時間がなかなか取れません。
招きぱんだちゃんのおかげか、明後日の土曜日も予約が一杯です。
嬉しい悲鳴で、とてもありがたいことです。

さて、今日はもう一つ招きパンダちゃん効果?がありました。

なんと今日1日で3人の方から妊娠報告をいただきました!昨日も妊娠報告がありましたので、2日間で4名の方から妊娠報告をいただいたことになります。
実は一昨年の12月末にも同じようなことがありました。通常は平均すると月に4人~5人の妊娠報告ですので、久々の集中的な妊娠報告です。
そのうちの1人のMさんは、子宮内膜症と卵巣嚢腫、多嚢胞性卵巣(POC)を持っており、漢方薬を飲む前は1年に2~3回無排卵のことがありました。1年以上漢方薬を服用して妊娠できたので、苦労した分嬉しさも大きかったです。

お客さんの喜びの声は、明日への活力になります。
今後も多くの方の役に立てるように、日々研鑽していきたいと思います。

テーマ:不妊治療 - ジャンル:結婚・家庭生活

招きパンダちゃん、続き

皆さん、こんにちは。

先日紹介した、招きパンダちゃんの続きです。

招きパンダちゃんが届いてから約2週間になりますが、お店のお客さんは1月や2月に比べて明らかに多くなっています。不景気を吹き飛ばす、招きパンダちゃんはすごいです。

3月は花粉症の時期でもあるので、例年漢方相談のお客さんが多くなりますが、今回は花粉症と関係なく多くなっているようです。新しいお客さんだけでなく、しばらく来ていなかった方が来店するケースもあります。
招きパンダちゃんが招いてくれているようです・・・
そこで・・・

招きパンダちゃん、続き

招きパンダちゃんを白木遠山三方の上に祭ることにしました。

パンダちゃんの栄養といえば、笹ですね。そこで、熊笹が豊富に含まれている松寿仙を小皿に入れました。
松寿仙の力と合わさって、お客さんを招いてくれると嬉しいですね。

多くのお客様に喜ばれるように、漢方医学と手相・手診をより研鑽していきたいと思っています。

テーマ:コレクション - ジャンル:趣味・実用

イスクラ中医薬研修塾、22期生卒業式

皆さん、こんにちは。

一昨日水曜日(3月11日)はイスクラ中医薬研修塾22期生の卒業式でした。
私は今年から研修塾の講師を務めましたが、最初の卒業生ということで感無量でした。
思えば、私も7期生として15年前に卒業式がありました。月日がたって、今度は講師の立場で卒業生を見送ることになったのですから、「光陰矢のごとし」と実感します。

まずは経営塾を主催するイスクラ産業・伊藤公三社長の祝辞です。

伊藤公三社長祝辞

続いて、1期からメイン講師を務められ、私も研修塾時代に教えを受けた恩師、東西薬局代表・猪越恭也先生の祝辞です。

猪越恭也先生祝辞

私も祝辞を述べさせていただきました。

小島晃祝辞

次々に講師の祝辞が終わり、猪越恭也先生より卒業証書が授与されました。
そして、研修生の答辞です。

最初は班長を務めた岡村美佳さんです。岡村美佳さんは最年少で唯一の女性ですが、入学式で自ら班長を立候補しました。スタイル抜群で、前向きで明るく、将来がとても有望です。実家は山口県の「山一天伸堂」で、卒業後は実家に帰って両親の薬局を手伝うことになっています。

岡村美佳答辞

続いて、市川貞行くんの答辞です。市川貞行くんは外部選抜生で、実家は薬局ではありません。しかし、漢方医学の興味を持ち、研修塾の門を叩きました。真面目で、アイディアが豊富な好青年です。卒業後はイスクラ薬局に就職します。

市川貞行答辞

最後に、岡村勇吾くんの答辞です。岡村勇吾くんは岡村美佳さんの従兄になります。実家は山口の「山一薬局」です。身長が185㎝もあり、端正な顔立ちで、とても優しい好青年です。卒業後は私の薬局で修行することになっています。4月から勤務しますので、活躍が楽しみです。

岡村勇吾答辞

最後は記念撮影を行い、無事に終了しました。

22期生卒業式記念撮影

今年は研修生が3人と歴代最少でしたが、その分中身の濃い充実した1年になったと思います。今後の3人の活躍を楽しみにしています。

さて、23期生は4月14日に入塾式です。来期は国家試験の結果にもよりますが、10名近い人数になるそうです。授業もにぎやかになると思いますので、新たな気持ちで講師を努めたいと思います。

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排卵期の漢方薬について

皆さん、こんにちは。

今回は排卵期の漢方薬についてお話します。排卵期は排卵前後の3日~7日間と考えています。通常の排卵は生理14日目前後が望ましいですが、生理8日~10日で排卵になる人もいれば、甚だしければ2ヶ月~3ヶ月して排卵する人もいます。
低温期にエストロゲンの分泌が十分で質の良い卵子が成熟して排卵が近づいてくると、透明で粘りのあるおりものが増えてきます。このおりものが一番多いときに排卵して、基礎体温が低温期から高温期に1日~2日でスムーズに0.3℃~0.5℃上がることが理想の排卵と言われています。
南京中医薬大学の夏桂成先生の経験によると、生理期と排卵期の日数は対応しており7日、5日、3日の奇数のリズムになるといっています。つまり生理期が7日の方は排卵期も5~7日、生理期が5日の方は排卵期も3~5日、生理期が3日の方は排卵期も3日となり、生理期と排卵期の日数が対応しているということです。(排卵期は排卵前後のおりものが増える時期です)そして、この法則を「7、5、3奇数律」と名付けました。
さて、周期療法では低温期を陰の時期、高温期を陽の時期と考えますので、排卵期は陰が陽に変わる時期と考えます。低温期に陰が充実して、卵胞の発育が良いと排卵がスムーズにおこり、高温期が安定して妊娠しやすい状態となります。しかし、排卵期のおりものが少なかったり、排卵期には体温がだらだら上がる、凹凸に上昇するという状態も良く見られます。このようなケースはいずれも陰陽の転化がうまくいかない状態と考えられます。
排卵期の漢方治療には、①活血通絡法と②補腎活血法があります。夏桂成先生の経験によると、おりものが十分に増えている方は①の活血通絡法を行い、おりものが十分でない方は②の補腎活血法を行ないます。
①の活血通絡法は以下の4つのタイプがあります。
一般活血通絡:おりものが十分にある排卵期に一般的に使う方法です。夏桂成先生は加減排卵湯(丹参、赤白芍、川弓、五霊脂、沢蘭、山査子、続断、香附子、紅花、荊芥)をよく使っています。日本では婦宝当帰膠冠元顆粒或は血府逐淤丸を併用します。
血淤(癒着):子宮内膜症などで卵巣や輸卵管に癒着があり、活血化淤血の力量を高めて排卵を促します。夏桂成先生は促排卵湯(丹参、赤白芍、川弓、五霊脂、山査子、続断、香附子、紅花、荊芥、地鼈虫、穿山甲)をよく使っています。日本では婦宝当帰膠血府逐淤丸水快宝或は爽月宝を併用します。
湿熱(炎症):卵巣や輸卵管に炎症があり、黄色或いは白濁、赤色などの帯下が見られます。夏桂成先生は加味紅藤敗醤散(紅藤、敗醤草、丹参、赤白芍、意苡仁、土茯苓、木香、馬鞭草、扁蓄、佩蘭、蒼朮、続断、五霊脂)をよく使っています。日本では冠元顆粒瀉火利湿顆粒と五行草茶を併用します。
痰湿(PCOS):多嚢胞性卵巣(PCOS)や肥満のタイプで、燥湿化痰、温陽理気、活血通絡により排卵を促します。夏桂成先生は温陽化痰促排卵湯(当帰、赤白芍、天南星、桂枝、続断、紫石英、紅花、川弓、香附子、茯苓、蒼朮)をよく使っています。日本では冠元顆粒星火温胆湯桂枝茯苓丸或は水快宝を併用します。
②の補腎活血法は以下の3つのタイプがあります。
陰虚陽弱:錦糸状の帯下が少なく、滋陰助陽を活血で補佐して排卵を促します。夏桂成先生は補腎促排卵湯(当帰、赤白芍、山薬、山茱萸、熟地黄、牡丹皮、茯苓、続断、兎絲子、鹿角片、五霊脂、紅花)をよく使っています。日本では婦宝当帰膠冠元顆粒参茸補血丸或は海馬補腎丸を併用します。
腎陰虧虚、心腎不交:錦糸状の帯下が少なく、不眠傾向があり、心腎を交通させて排卵を促します。夏桂成先生は益腎通経湯(柏子仁、当帰、赤白芍、丹参、熟地黄、続断、沢蘭、牛膝、充蔚子、茜草、鼈甲、山査子)をよく使っています。日本では婦宝当帰膠柏子養心丸冠元顆粒を併用します。
腎虚偏陽、脾腎不足:錦糸状の帯下が少なく、胃腸虚弱で、脾腎を補い排卵を促します。夏桂成先生は健脾補腎促排卵湯(党参、蒼白朮、茯苓、山薬、牡丹皮、続断、兎絲子、紫石英、木香、佩蘭、五霊脂)をよく使っています。日本では冠元顆粒参苓白朮散参茸補血丸或は海馬補腎丸を併用します。
排卵期は陰陽が転化する時期で、卵巣から卵子が排出されて卵管に入りますので、スムーズな卵管動きは大切です。また、精子は性交後に膣から卵管に向かいますが、錦糸状のおりものがないと卵管まで泳いで行きにくくなりますので、錦糸状が十分にあることも大切です。卵管で精子と卵子が出会いますので、妊娠のためには排卵期はとても重要になるわけです。
スムーズな排卵と柔軟性のある卵管、十分な錦糸状のおりものがそろい、精子が元気であることが妊娠のためには重要なポイントといえます。

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招きパンダちゃん

皆さん、こんにちは。

パンダコレクション64弾は、「招きパンダちゃん」です。
幸せを招く黄金のパンダちゃんです。

招きパンダちゃん

黄金に光っています!かわいいです!

一昨日に届いたのですが、昨日と今日で新しいお客様が6人も来ました。
明日も予約で満員御礼です。

今年になって少し不況を感じていたのですが、招きパンダちゃんが来てから忙しくなったような・・・
招きパンダちゃんはかわいいだけでなく、ご利益もあるかもしれません。

レジ横に飾ってお客様をお迎えしていますので、ご来店の際には見てくださいね。

テーマ:コレクション - ジャンル:趣味・実用

漢方薬解説「小青竜湯」

皆さん、こんにちは。漢方薬解説第50弾は「小青竜湯」です。

小青竜湯は約2000年前の中国・漢時代に書かれた「傷寒論」という有名な古典を出典としています。ツムラ、コタロー、クラシエの3大メーカーをはじめ、多くの漢方メーカーがエキス剤や錠剤などの剤型で発売しています。
私の経験では、東洋薬行から発売されているエキス散が効果が良いですが、錠剤を希望する方はコタロー漢方の「ショウセリンS」を使っています。

小青竜湯

ショウセリンS

小青竜湯の効能効果は「気管支炎、気管支喘息、鼻水、うすい水様の痰を伴う咳、鼻炎」です。
小青竜湯は辛温解表の麻黄、桂枝を主薬(君薬)として、温肺化飲の干姜、細辛を臣薬、さらに化痰の半夏、収斂止咳の五味子、芍薬を佐薬、諸薬調和の甘草を使薬に配合しています。
傷寒論の処方の多くは、薬草の配合の君臣佐使がしっかりと構成されていることも特徴です。ですから、証に合えば著効を示すこともあるのです。
小青竜湯の証は、平素水飲を内有する人が風寒の邪気を受けたものです。つまり、風邪などをひいて、喘鳴、せき、くしゃみ、鼻水、うすい水様の痰などの症状を呈する人に最も効果的です。そのほかにも痰飲の喘咳や風水による浮腫にも効果があります。
近年はアレルギー性鼻炎や花粉症の漢方薬として有名になっていますが、上記の証に合えば、気管支炎、気管支喘息、気管支拡張症、肺気腫、肋膜炎、浮腫などにも幅広く応用することができます。

なお、小青竜湯の証で逆上が激しく胸苦しい(煩燥する)人は、「石膏末」や「桔梗石膏エキス」を併用します。また、小青竜湯の証で胃腸が弱い人や小青竜湯を服用すると胃もたれや食欲減退がある人は、「香砂六君子湯」を併用するか、麻黄の入っていない「苓甘姜味辛夏仁湯」に変更します。

小青竜湯は「肺を温め水飲を排泄して、鼻炎、喘息、気管支炎を改善する」漢方薬です。

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元気パンダ

Author:元気パンダ
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、日々の漢方相談で感じたことを通じて、正しい漢方医学の知識の普及を目指しています。また、趣味で集めているパンダコレクションも紹介する、楽しいブログです。
■ご感想・お問合せはこちら
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