元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






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南京・厦門婦人科研修②

皆さん、こんにちは。

11月22日の夜は、夏桂成先生、談勇先生、劉沈林院長を招いての懇親会でした。
日本からは日本中医薬研究会会員の薬局22名にイスクラ産業の中医師3名、営業2名からなる不妊症研修団の27名、南京中医医院からは中医師や関係者が15人前後集まり、盛大な懇親会となりました。
今回の懇親会では2つ行ないたいことがありました。一つは私の著書「女性の悩みは漢方で治す-赤ちゃんができる周期療法」を夏桂成先生と談勇先生の贈呈すること、もう一つは夏桂成先生の最新の著書にサインをもらうことです。

南京中医薬大学を卒業してイスクラに勤務している陳志清先生の計らいで、夏桂成先生と談勇先生、劉沈林院長に著書を贈呈する機会を作っていただきました。

夏桂成先生に著書贈呈

談勇先生に著書贈呈

劉沈林院長に著書贈呈

私の著書には4年前の南京研修をコラムで載せており、夏桂成先生の診察風景の写真が載っているページをお見せしたところ、とても喜んでいただきました。周期療法の大家で老中医である夏桂成先生に著書を贈呈することができて、大変光栄でした。

そのお礼というわけではないのですが、2006年に発刊された夏桂成先生の最新の著書「婦科方薬臨床心得十五講」に、とても素晴らしいサインをいただくことができました。私は夏桂成先生の著書を5冊持っているのですが、この最新刊は南京の本屋さんで購入することができました。

夏桂成先生の著書

夏桂成先生のサイン

一緒に研修した漢方の杏村の深谷彰先生はすでに日本で購入して読破しており、内容を絶賛していました。帰国して少しずつ読んでいますが、今までのことが良くまとまっているうえに、夏桂成先生が創作した方剤の解説と中薬一味一味の解説が特に素晴らしいです。

さて、懇親会はお酒も入り、とても盛り上がりました。私も劉沈林院長、深谷彰先生と一緒に「北国の春」を日本語と中国語で熱唱して楽しむことができました。

とても温かい歓迎をしてくれた、夏桂成先生、劉沈林院長、南京中医医院の皆様に、心より感謝申し上げます。
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テーマ:中国旅行 - ジャンル:旅行

南京・厦門婦人科研修①

皆さん、こんにちは。

去る11月20日~25日の期間、中国の南京と厦門(アモイ)に婦人科研修に行ってきました。
今回の目的は、南京の老中医で不妊症・周期療法の大家である夏桂成先生に4年ぶりにお会いして、臨床や講義を通じて新たな知見を得ることです。
夏桂成先生は来年80歳になられますが、年齢を感じさせないほどお元気で、多くの患者さんを精力的に診ていました。周期療法で多くの方を幸せにするという信念で診療している姿は、多くの患者さんから信頼を集めています。

さて、研修のほうですが、臨床見学と講義の2本立てです。
臨床見学は4年前にもありましたが、漢方薬の処方内容は大きく変わっておらず、引き続き高い効果をあげていました。昨年に中国の要人の娘さんを周期療法で妊娠させたことで、さらに名声と信頼が高まっていました。

夏桂成先生の診察風景

講義のほうですが、排卵期の重要性と心理療法について2回に分けて講義していただきました。排卵期については錦糸状(卵の白身のような)のおりものがしっかりと増えてから排卵することが望ましく、おりものがある方と少ない方での漢方薬の使い分けについて教えていただきました。また、心理療法についてはカウンセリングと漢方薬による心腎の相交が重要であると強調されていました。とても有意義な講義で、今後の周期療法の実践に役立つ情報が多くありました。

夏桂成先生の講義風景

さらに今回は夏桂成先生の高級弟子で日本にも留学経験のある談勇先生の臨床見学と講義もありました。談勇先生は留学時代に体外受精などの高度医療を学び、現在は生殖医療センターの責任者です。近々、高度医療施設として、国から体外受精の許可が得られる予定ということでした。中医学は夏桂成先生直伝で、西洋医学にも詳しく、中西医結合による質の高い治療を行なっていました。多嚢胞性卵巣(PCOS)の患者さんが非常に多く、必要に応じて漢方薬と西洋薬(排卵誘発剤やホルモン剤)を併用して高い効果を上げていました。重度の多嚢胞性卵巣でも、漢方薬を中心にして、西洋薬はできるだけ短期間にすることで、副作用を起こさないように細心の注意を払っていることが印象的でした。

談勇先生の診察風景

私も周期療法を実践してから7年以上経ちますが、当店で漢方薬を服用して妊娠された方は280人を越えました。数多くの方から妊娠の報告をいただき、周期療法のすばらしさを実感しています。中国では「井戸の水を飲むときは、それを掘った人の労苦を思い、その恩を忘れてはならない」という言葉があります。私も薬局で周期療法を実践する際に、最初に周期療法を実践された夏桂成先生への恩を忘れてはいけないと改めて感じました。
次回は夏桂成先生との懇親会の様子をアップします。

テーマ:中国旅行 - ジャンル:旅行

お客様の声(メニエール・円形脱毛症

S様(40代、女性)
20年ほど前からメニエール症に悩まされ、憂鬱な日々を送っていました。
数年前からは目まい・難聴。最近では円形脱毛症と症状もひどく、
洗髪する度に大量の毛が抜け落ちて薄毛になってしまいました。
人に薦められ高額な薬も試してみましたが、あまり変化はありませんでした。

小島先生にご指導いただいてからは、あんなに頻繁に出ていた
メニエールの症状は出ていません。
円形脱毛症に至っては、漢方を飲み始めてから二ヶ月ほどで生えてきて、
髪の毛も急速に元気を取り戻し、量も増えました。

こんなに早く改善の症状がみられる事に、私も家族も本当に驚いています。
(漢方薬は即効性に欠けるという思いもありましたので・・・)
そして何よりも先生・スタッフの方々の親切な対応に安心する事が出来、
私の心を和らげ、病気に対して前向きな考えを持つ事ができるようになりました。
本当にありがたく、心強く思っております。
これからもご指導よろしくお願い致します!!

お飲み頂いた主な漢方薬
・六味地黄丸
・涼血清営顆粒

テーマ:自律神経失調症 - ジャンル:心と身体

南京研修に行ってきます。

皆さん、こんにちは。

11月20日~25日まで、南京に不妊症研修に行ってきます。今回の研修の最大の目的は、夏桂成先生の臨床見学と講義になります。

明日(19日)は午前中に仙乙恵美花先生の手相教室(今回で12回シリーズの7回目になります)で学んだあとに、午後からはイスクラ中医薬研修塾の講義を行ないます。そのまま東京に宿泊して、明後日に成田空港より南京に向かいます。

この期間は私がブログの更新を行なうことができませんが、漢方スタッフに1~2回更新してもらう予定です。南京から帰ってきましたら、南京旅行記をアップしていく予定です。
今回は5年ぶりに夏桂成先生にお会いできるので、きっと充実した研修になると思います。研修記を楽しみにしてください。

パンダとあそぼ「丸太のシーソー」

皆さん、こんにちは。

パンダコレクション56弾は「パンダとあそぼ④-丸太のシーソー」です。
バンダイの食玩「パンダとあそぼ」シリーズの最後になります。

パンダとあそぼ④-丸太のシーソー


「パンダとあそぼ」シリーズは、すべりだい、ブランコ、シーソーと遊具が揃っています。
パンダフルライフで見た、四川のジャイアントパンダ繁育研究基地にも遊具があり、パンダが遊んでいました。パンダは遊び好きの動物のようです。パンダの遊んでいる姿は本当に可愛らしいですね。

「パンダとあそぼ」シリーズは、相談コーナーのパンダ展示棚に4種類一緒に並んで、お客様を和ませています。

テーマ:コレクション - ジャンル:趣味・実用

卵管性不妊について

今回は卵管性不妊についてお話します。
卵管は子宮の左右に1つずつあり長さは約10㎝、直径は狭いところで1mm程度しかありません。この卵管が詰まっている或いは癒着している状態を「卵管性不妊」といいます。「卵管性不妊」は不妊症の30%ともいわれており、近年増えてきています。
「卵管性不妊」の問題は、精子や受精卵が移動できずに受精・着床しにくいということがあります。それだけでなく、受精卵が卵管に着床してしまう「子宮外妊娠」を引き起こす可能性が高いことも大きな問題です。
原因として近年とくに増え続けているのが、クラミジア感染症です。クラミジア感染症は最も頻繁に見られる性感染症(STD)です。その他には子宮内膜症やお腹の手術による癒着などがあります。このような卵管の閉塞は、子宮卵管造影検査 、卵管通気検査 、卵管通水検査、腹腔鏡検査などでわかります。

卵管が癒着して完全に詰まっている場合は、漢方薬で通すことは難しいです。この場合は卵管形成術を行なうか、体外受精しか方法がありません。漢方薬については、体外受精と周期療法を参照してください。

さて、排卵された卵子を卵管采が拾い上げる動きを「ピックアップ」といい、このときに卵管采が正常に機能しないことを「ピックアップ障害」といいます。「ピックアップ障害」の一番の原因は卵管采の癒着ですが、体質的に卵管が狭い方やストレスや緊張で卵管の動きが悪い方も考えられます。原因不明の不妊症では「ピックアップ障害」も多いのではないかといわれており、広い意味では「卵管性不妊」といえると思います。

卵管が完全に詰まっていないが通りが悪い、或いは動きが悪いという「ピックアップ障害」は漢方薬が効果的です。軽度の癒着は「淤血」と関係があり、ストレスや緊張などで動きが悪い方は「肝気の鬱滞」と関係があります。
ですから、肝気の巡りを良くして、淤血を改善し、通絡という方法で卵管の通りを良くしていきます。
肝気の巡りを良くして卵管の動きを良くする「疎肝柔肝」の漢方薬は、星火逍遥丸加味逍遥散、四逆散、芍薬甘草湯などがあります。
淤血を改善して卵管の通りを良くする「活血通絡」の漢方薬は、冠元顆粒血府逐淤丸桂枝茯苓丸、爽月宝、水快宝などがあります。
周期療法で妊娠しやすい体質作りを行ないながら、排卵前後に上記の漢方薬を使うことで、「卵管性不妊」や「ピックアップ障害」に一定の効果があります。

テーマ:不妊治療 - ジャンル:結婚・家庭生活

パンダとあそぼ「切り株のお部屋」

皆さん、こんにちは。

パンダコレクション55弾は「パンダとあそぼ③-切り株のお部屋」です。
バンダイの食玩「パンダとあそぼ」4種類の3弾目になります。

パンダとあそぼ③-切り株のお部屋

切り株のお部屋の中と外に、愛らしいパンダが1匹ずついます。
外のパンダは、上についている取っ手を動かすと上下に動きます。

「パンダとあそぼ」シリーズは、食玩と思えないほど良くできています。

漢方薬解説「焦三仙」

皆さん、こんにちは。漢方薬解説第43弾は「焦三仙」です。

中国は中華料理で有名なように、食事をとても大切にします。特に宴会では、食事やお酒の量は多く出すことがマナーとされていますので、食べすぎや消化不良になることは多くなるようです。
そこで漢方薬でも伝統的に消化薬が多く使われています。その中でも「保和丸」や「大山査丸」は特に有名です。
いずれも日本には輸入許可されていませんが、「大山査丸」は丸薬ではなく、飲みやすいエキス製剤の「晶三仙」という名前でイスクラ産業から発売されています。

晶三仙

「晶三仙」は山査子、神曲、麦芽が配合されており、「焦三仙」ともいわれています。
漢方では、食べ過ぎ飲みすぎによる胃腸の不調を、「食積」や「傷食」といいます。胃もたれ、胸やけ、ゲップ、酸っぱい胃液が上がってくる、食後の胃痛などの症状が見られ、脾胃の消化吸収機能が低下した状態です。このようなときに、消導薬(消化を促進する薬)に分類される山査子、麦芽、神曲、鶏内金(鶏の胃袋)、萊菔子(ダイコンの種)などの生薬が用いられます。
つまり、「晶三仙」は消導薬を3種類配合した製剤ということになります。
山査子は脂肪(肉類)の消化を助け、神曲は米や穀類の消化を助け、麦芽は小麦粉でできたもの(パン、うどん等)の消化を助けるといわれています。
また、それぞれの生薬は消化促進以外にも独自の効果があります。
「山査子」は血行を良くして、動脈硬化の防止にも効果的です。
「神曲」は小麦粉、麹(ふすま)、小豆末などを混ぜ合わせて発酵させたもので、消化酵素が豊富に含まれています。
「麦芽」は母乳の分泌抑える効果がありますので、断乳に良く使われます。また、プロラクチン(催乳ホルモン)を抑えますので、高プロラクチン血症にも使われます。

以上のように、晶三仙(焦三仙)は、このようにどんな食べ物の消化にも使用できるため、食積や傷食の症状があれば、様々な漢方薬に配合して服用することができます。
また、胃弱で消化不良の方は、常備薬として常に携帯し、食べ過ぎた時に頓服しても良い効果が得られます。

テーマ:医療従事者になるための勉強 - ジャンル:学校・教育

卵巣性不妊について

今回は卵巣性不妊についてお話します。
卵巣性不妊は卵巣嚢腫や多嚢胞性卵巣などの卵巣の器質的な病気によるものと、卵巣の機能低下によるホルモンの分泌不足によるものがあります。いずれも排卵障害の原因となり、不妊症の最も大きな要因となります。漢方医学は機能低下による不妊症を得意としていますが、卵巣嚢腫や多嚢胞性卵巣にも一定の効果があります。

卵巣嚢腫はチョコレート嚢腫や皮様嚢腫など様々なタイプがあります。チョコレート嚢腫は子宮内膜症が原因で発症しますが、漢方薬は一定の効果が期待できます。子宮内膜症については、別のコラムで詳しく書きます。皮様嚢腫は油、毛髪、歯などが混ざることもあり、漢方薬で十分な効果が得られないこともあります。ひどい場合は手術を考慮する必要があります。
多嚢胞性卵巣は、病院で超音波検査を受けると、卵巣の表面に直径5~10ミリほどの小さな嚢胞が複数連なって見えます。これが真珠のネックレスのようにみえるので、ネックレスサインと呼ぶこともあります。多嚢胞性卵巣は状態が悪化すると、卵巣の中にある卵胞は成長するものの、卵巣の皮膜が固いため排卵しづらいという症状がでます。重度になると、排卵障害の中でも難治性の疾患になります。
血液検査では、LHの高値、男性ホルモンの高値、インスリン抵抗性などが見られます。その中でも特徴的なのはLHの高値です。生理直後は普通LHはFSHより低いのですが、多嚢胞性卵巣になると逆転してLHの方が高くなります。また、男性ホルモンの数値が高くなると、声が低くなったり、胸や顔、脛などの部位に毛が生えてくるなど、男性化と呼ばれる症状が見られます。
中医学では、多嚢胞性卵巣は卵巣の周りに瘀血や痰湿がこびり付き、卵巣膜が硬くなった病態と考えます。軽度の場合と重度の場合では対応が異なりますが、軽度の場合は活血薬と化痰薬を配合した周期療法が効果的です。中国で周期療法により最初に妊娠した方が多嚢胞性卵巣であったという逸話もあります。
中度~重度になると排卵障害が顕著になり、ひどい場合は無排卵になります。このようなケースは生理期~低温期に協力に活血化痰しながら、必要に応じて補腎を行いますが、クロミッドなどの排卵誘発剤を併用するほうが効果的なこともあります。

一方、ホルモンの分泌不足による排卵障害には漢方薬がとても有効です。卵が成熟するのは低温期ですので、周期療法を行う際には低温期での治療を大切にしています。低温期は長すぎても短すぎても好ましくありません。だいたい7~10日くらいで卵が成熟して、20mm~25mm位になり排卵すると妊娠しやすいといわれております。長すぎると排卵日が特定しにくく、短すぎると卵が十分成熟しないうちに排卵することになり妊娠しにくくなります。このようなホルモンの分泌は〈視床下部-脳下垂体-卵巣-子宮〉の生殖軸で調節されていますが、漢方医学では腎の範疇になります。よって、通常の卵巣機能低下による排卵障害は、低温期に補腎養血活血することにより、よい卵と厚い子宮内膜を作ることができます。
卵巣機能の低下が著しく、早期閉経(POF)になると、漢方医学でも難治となってきます。加齢によりPOFになるケースもありますが、不妊治療で排卵誘発剤やホルモン剤を使いすぎたことによるPOFも良く見られます。この場合はより強力に補腎する必要があります。補腎薬としては、海馬補腎丸参茸補血丸などの鹿茸製剤や海精宝胎盤エキス杞菊地黄丸の蝋皮丸などが良く使われています。そのほか婦宝当帰膠のような養血薬や爽月宝、水快宝、血府逐淤丸、折衝飲、温経湯などの活血薬、紅沙棘などを適宜組み合わせます。
卵巣機能低下には、病院ではカウフマン療法で卵巣を休める方法をとりますが、十分な効果を得られないことも多いようです。ですから、じっくりと体質改善を行い卵巣機能を高める漢方薬のほうが、良い効果を得られるケースが多くあります。卵巣機能の低下のレベルや卵巣機能が低下した原因をきちんと調べて、必要十分な漢方薬を服用することが大切になります。

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パンダとあそぼ「タイヤのブランコ」

皆さん、こんにちは。
パンダコレクション54弾は「パンダとあそぼ②-タイヤのブランコ」です。
バンダイの食玩「パンダとあそぼ」4種類の2弾目になります。

パンダとあそぼ「タイヤのブランコ」

見てのとおり、タイヤのブランコにパンダが乗っています。
ブランコとパンダのバランスが絶妙で、パンダの表情がなかなかかわいいです。

テーマ:コレクション - ジャンル:趣味・実用

漢方薬解説「加味逍遥散」

皆さん、こんにちは。漢方薬解説第42弾は「加味逍遥散」です。

「加味逍遥散」は別名「丹梔逍遥散」とも言われ、名前のとおり「逍遥散」に牡丹皮、山梔子を加えた漢方薬です。牡丹皮と山梔子は肝熱を冷まし、のぼせを改善する効果があります。
婦人病に非常に良く使われる漢方薬で、ツムラ、コタロー、クラシエの3大メーカーをはじめ、ほとんどの漢方メーカーがエキス剤や丸薬、錠剤など様々な剤型で発売しています。私は自分の経験で最も効果が良かった、東洋薬行の「加味逍遥散」を良く使っています。錠剤を希望する方は、コタロー漢方の「カミセーヌ」を使っています。

加味逍遥散

カミセーヌ

加味逍遥散の効能効果は「体質虚弱な婦人で、肩がこり、疲れやすく、精神不安などの精神神経症状、ときに便秘の傾向のある次の諸症:冷え症、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症」です。
加味逍遥散は疎肝理気によりストレスを和らげる柴胡を主薬としており、いわゆる柴胡剤の1つです。ストレスを和らげて自律神経を調整するので、いわゆる不定愁訴に効果的です。「神経を使う為に、何となくイライラする」「月経前になると体調が悪くなる」「上半身はのぼせて足が冷える」という方に最適です。
「病は気から」といわれますが、それは病気のきっかけはストレスや人間関係の不調が多く、まずは肝気が滞り、その後に他の臓腑の失調や血・水の失調に進行して悪化するためです。
ですから、肝気の巡りを改善する代表処方とも言える「加味逍遥散」は様々な疾患に幅広く使われています。疾患をあげると切りがないですが、月経不順、月経困難症、不妊症、更年期障害、月経前緊張症候群(PMS)、子宮筋腫、子宮内膜症などの婦人病、うつ症、不安神経症、パニック障害、不眠症、神経性胃炎、過敏性腸症候群、慢性頭痛、神経性膀胱などの神経症、慢性肝炎、肝硬変症などの肝疾患、アトピー性皮膚炎、ニキビ、慢性湿疹などの皮膚疾患などに良く使われます。不妊症で使う場合は、基礎体温で凹凸が多く、生理周期が早くなったり遅くなったりと不安定で、月経前に体調が悪くなる方に効果的です。
私の場合は、単独で使うケースよりも、「証」に合わせて様々な漢方薬と併用することのほうが多いです。

加味逍遥散は「ストレスを和らげ、自律神経を調整して、様々な不定愁訴に効果的な漢方薬」です。

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プロフィール

元気パンダ

Author:元気パンダ
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、日々の漢方相談で感じたことを通じて、正しい漢方医学の知識の普及を目指しています。また、趣味で集めているパンダコレクションも紹介する、楽しいブログです。
■ご感想・お問合せはこちら
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