元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






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武漢と湖北民族大学の旅④

皆さん、こんにちは。今回から滞在中に訪れた観光地について2回に分けてお話します。

まずは恩施で訪れた観光地です。恩施には7月18日~19日の滞在しました。18日の午前中は湖北民族学院で客員教授の就任式があり、午後からは袁院長の案内で利川市にある「騰龍洞」を訪れました。利川市は恩施市の西方にあります。

騰龍洞

騰龍洞は洞穴群で水洞と旱洞があります。旱洞の全長は約52キロで、洞窟の玄関の高さが74メートル、幅が64メートルもあり、アジアで一番大きい洞窟です。写真のように非常に大きく迫力があります。
洞窟の中はとても涼しく、外とは体感温度が10度くらい違います。奥に5分ほど歩くと、特設ステージがあり、土家族の物語を題材にしたショーが1日2回行なわれてます。きれいな民族衣装を着た役者さんが、豪華な演出の迫力があるステージを行ないます。

騰龍洞のショー

騰龍洞のショー②

特設ステージの奥にも洞窟は続いていますが、今回は時間の関係で奥深くまでは行けませんでした。奥に行くと水洞とつながっていて、透明魚という骨が透けて見える魚が棲んでいるそうです。

翌19日は、午前中に恩施市内の「龍燐宮」という洞窟を見た後で、咸豊という恩施市から南方の車で4時間くらいかかる場所で昼食を取りました。袁院長が地元の関連病院の院長を招いて、丘の上の景色の良い料亭で会食しました。咸豊を訪れた日本人はほとんどいないようで、非常に歓迎されました。

咸豊での昼食会

昼食後に、咸豊からさらに車で1時間くらい走って「坪*菅」(*=土ヘンに貝)という原始森林を観光しました。中国中西部最大の原始森林で、中国政府が開発にかなりお金を投入しているそうです。自然豊かで水量が多く、汚染とは無縁の地域です。非常に広大な原始森林で、白家河温泉やスキー場もあります。今回は四洞峡景区というところを歩きました。ガイドさんの話では、ここを訪れた日本人は私が初めてということです。

石菖蒲

紅藤杉

上の写真は漢方薬として使われる、石菖蒲と紅藤杉です。その他にも黄連、天麻、茵陳蒿、野生のバナナなどいろいろな薬草や野生植物があります。さらに歩くと洞窟が見えてきます。

四洞峡景区の洞窟

とても空気もきれいで、水量も多く、マイナスイオンが多い所です。中国は汚染問題がありますが、この地域は汚染とは無縁のようです。
一方、中国北部は砂漠が多く、水不足のうえに開発が進んでいますので、汚染が問題になるのだと思います。
今回訪れた湖北省は、揚子江流域で水量が豊富で、湖も数多くあるため、都市部以外は比較的環境が良いと思いました。特に恩施は汚染が少ない素晴らしいところでした。

次回は武漢周辺の観光地を載せます。
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武漢と湖北民族大学の旅③

皆さん、こんにちは。今回は中国の婦宝当帰膠についてお話します。

今回の旅行では、中医医学に関することでは、湖北民族大学の客員教授と中国の婦宝当帰膠を見てくることがありました。中国の婦宝当帰膠の購入は、朋友の山形の土屋幸太郎先生に頼まれていました。
今回は湖北民族大学の客員教授就任が主目的だったため、婦宝当帰膠の製造会社である武漢中聯薬業公司には連絡していませんでした。中国に行ってから、思い切って武漢中聯薬業公司の孫月英董事長(社長)に電話したところ、武漢滞在中の車と運転手の手配と夕食の招待をしていただきました。
孫月英董事長とは、2年前に武漢を訪問した際にお会いして会食をしていますが、急なお願いに快くお応えいただき、その「おもてなしの心」に深く感謝した次第です。
あいにく孫月英董事長は忙しくお会いできなかったのですが、婦宝当帰膠を輸出している貿易会社(湖北益達貿易有限公司)の何正武董事長と7月20日に夕食を共にしました。当日は武漢中聯薬業公司で婦宝当帰膠の製造技術を担当している馬駿さんも同席してくれました。

何正武董事長と会食
写真は左から、寇華勝先生、私、何正武董事長、馬駿さんです。

何正武董事長は湖北中医学院を卒業して、貿易会社の董事長(社長)になった方です。中医学への造詣も深く、会食では中医学の話や婦宝当帰膠の話、日中貿易の話などで非常に盛り上がりました。また、馬駿さんの話では、婦宝当帰膠は最高品質の当帰を使い、当帰の有効成分を極限まで抽出する技術を常に研究しているということでした。この抽出方法と、濃縮シロップということが婦宝当帰膠の効果の秘訣のようです。

さて、中国で婦宝当帰膠は「阿帰養血糖漿」という名前で販売されています。購入するために、武漢市内の3件の薬局を訪問しましたが、いずれの薬局にも置いてありました。店員さんの話では、とても人気がある商品ということです。

阿帰養血糖漿

阿帰養血糖漿の常用量は1回15cc、1日3回、毎食前となっており、婦宝当帰膠の常用量の約5.6倍です。同じ漢方薬で日中の常用量にこれほど違いがあることは驚きです。一般に日本人は中国人よりも漢方薬が効きやすく、また胃腸が弱い方が多いこともあり、中国の常用量の1/3量で効果があるといわれています。
婦宝当帰膠は医薬品ですので、常用量に従うことが原則ですが、冷え症が強い方や生理不順がひどい方、不妊症歴が長い方などは、中国の常用量の1/3~半量くらいは服用したほうが効果が良いと思われます。ただし、量を増やす場合は、きちんと弁証して、「血虚」があるということが大切です。

今回、何正武董事長と馬駿さんにお会いして、婦宝当帰膠の素晴らしさを改めて実感することが出来ました。

武漢と湖北民族大学の旅②

皆さん、こんにちは。今回は少数民族の医学についてお話します。
多民族国家の中国では政府が認定している民族が56あり、人口の94%が漢族、その他の55民族が少数民族です。中国政府は少数民族が集住する地域で限定的な自治権を認めるという「民族区域自治」政策をとっています。湖北省にある恩施土家族苗族自治州は、そのような自治区の一つです。

少数民族の医学としては、チベット医学、モンゴル医学、ウイグル医学などが有名ですが、土家族や苗族にも独自の医学があります。ただし、中医学と各少数民族医学との間には、長い間の交流があり、互いに滲透し融合しているようです。

今回の客員教授の就任にあたって論文を提出しましたが、記念に私の著書も袁徳培院長に差し上げました。そのお礼として、袁院長より「実用土家族医薬」という本をいただきました。袁院長の最新の著書で、去年の12月に発売されたばかりだそうです。

実用土家族医薬

「実用土家族医薬」によると、土家族は密林渓谷などで生活してきたため、毒蛇の治療や外傷・骨折の治療に大きな特徴があるようです。また、自然界と人体には密接な関係があると認識しており、「三元論」という考えがあるようです。
つまり、人体と天、地、水の三元は相応しており、人体の上元、中元、下元の陽気不足に、毒邪が乗じて疾病が発症すると考えます。よって「培元補元」を行い、「排毒清毒」することを治療原則としています。また、恩施など土家族の生活している地域は、生薬資源が豊富で、「土家真薬本草」には360種類の薬草が記載されているそうです。

前回記載したように、中国には13の民族大学があるそうですが、医学院があるのは3大学だけだそうです。湖北民族学院の周辺の土家族や苗族に伝統医学があるため、医学院が設立されたということがわかりました。

今回の民族大学の訪問で、中医学は少数民族の医学とも融合されており、非常に奥が深いことを改めて学びました。

武漢と湖北民族大学の旅①

皆さん、こんにちは。
7月17日~22日まで、中国の武漢と湖北民族学院(大学)に行ってきました。今回の最大の目的は、湖北民族学院(大学)医学院の客員教授に就任することです。

湖北民族学院は中国の国立大学で、湖北省の恩施市にあります。恩施市は武漢の西南にあり、重慶に比較的近い場所です。武漢からは飛行機で約1時間かかります。恩施市は湖北省に属していますが、湖北省の中に恩施土家族苗族自治州があり、その自治州の最大都市でもあります。
土家族と苗族は中国の少数民族でも比較的多い民族で、土家族は約800万人いるそうです。そのような少数民族の自治州ということもあり、湖北民族学院という国立大学があるのだと思います。
中国には13の民族大学があり、その中で医学院があるのは3大学だけだそうです。北京の中央民族大学は最も大きな民族大学ですが、医学院はなく、医学研究の大学院があるそうです。

さて、湖北民族学院は今年で70周年になる歴史のある大学で、学生は約28000人、大学院生は約3800人いるそうです。私の恩師の寇華勝先生が4年前に教授に就任しており、今回は寇華勝先生の推薦で客員教授に就任することが出来ました。もちろん国立大学ですので、きちんと論文を提出して、審査を受けました。提出した論文は「日本民族的一貫堂医学」というタイトルです。

7月18日に湖北民族大学医学院内で就任式が行なわれました。私に証書を渡しているのは、医学院院長の袁徳培先生です。

客員教授就任式

客員教授の証書は中国式の証書で、とてもシンプルです。

客員教授証書

今回は大学の夏休みの時期だったため、学生はあまりいませんでした。そのため、講演を行なうことができませんでした。袁徳培院長からは、次回訪門する機会を作って、ぜひ講演をするように依頼されました。湖北民族学院は自然豊かで学生の質も非常に良いので、ぜひ訪問する機会を作って、講演をしたいと思いました。

今回の旅では、普通は日本人が訪れないような珍しいところに行きましたので、数回に分けてブログにアップしていくようにします。

活血化淤薬の歴史的変遷から見た冠元顆粒の価値

皆さん、こんにちは。

明日から来週の水曜日まで、寇華勝先生とともに中国・武漢に行っています。武漢の出来事については、日本に帰ってきてからお伝えします。しばらくはブログを更新できませんが、ご了承ください。

さて、今日(7月16日)は「イスクラ中医薬研修塾」で、第3回目の講義を行なってきました。今回は「活血化淤薬の歴史的変遷から見た冠元顆粒の価値」というテーマで講義しました。

「淤血」の概念は中国医学独自の考え方で、中医治療において重要な位置を占めています。古くは黄帝内経から認識されており、金匱要略で初めて「淤血」の病名が記載されました。その後、清代の名医、王清任までは特に大きな発展は見られませんでしたが、近代になり中西医結合の流れもあり大きく発展しました。日中の「淤血」に対する歴史的な認識を考察して、現代における冠元顆粒の価値と幅広い有効性についてお話します。

1、中国の古典「傷寒論」「金匱要略」に見る駆淤血薬

①金匱要略「驚悸・吐衄下血・胸満・淤血病」
「病人胸満、唇萎、舌青、口燥、但欲漱水不欲嚥、無寒熱、脈微大来遅、腹不満、其人言我満、為有淤血。」
「病者如熱状、煩満、口乾燥而渇、其脈反無熱、此為陰伏。是淤血也。当下之。」
金匱要略の淤血病についての記載です。舌の色や水を欲しても漱ぐだけなど現代の「淤血」の基礎とも言えます。
②傷寒論、金匱要略に記載されている駆淤血薬
 抵当湯、抵当丸、大黄しゃ虫丸、下淤血湯、桃核承気湯、
 桂枝茯苓丸、温経湯、当帰芍薬散 
傷寒論、金匱要略には現在も使われている漢方薬が多く見られます。よって傷寒論、金匱要略では「淤血」の認識は深かったと思われます。「淤血」の位置は太陽病蓄血症や婦人病に見られるように、下焦(腹腔内)を中心に認識していたと思われます。また抵当湯や大黄しゃ虫丸のようにかなり作用の強い駆淤血薬(破血薬)が使われております。

2、日本における淤血の認識

①後世方派における駆淤血薬
田代三喜・曲直瀬道三のおこした後世方派は金元医学を日本に伝えたものですが、代表的な方剤書である「衆方規矩」などを見るとあまり駆淤血薬は多くはないようです。傷寒論、金匱要略の漢方薬に比べて、見るべきものはあまり多くないようです。
  弓帰調血飲、四物湯加味、疎経活血湯、加味承気湯など
②古方派における駆淤血薬
傷寒論、金匱要略を指導書とする古方派は後世方派よりは駆淤血薬が多く見られます。特徴としては体質を虚証と実証に分けて、駆淤血作用を作用の強さにより使い分けていることにあると思います。
  (弱)当帰芍薬散→桂枝茯苓丸→桃核承気湯→抵当湯(強)
と順を追って作用が強くなります。腹診を重視しており、作用部位は下焦(腹腔内)にあります。
③一貫堂の淤血証体質と駆淤血薬
一貫堂は後世方派の流れを汲み、森道伯が創設しました。「漢方一貫堂医学」によると淤血証体質は「淤血」を腹腔内に多量に保有する者の総称で、赤ら顔で爪の色が暗赤色であり、肥満している婦人に多いとあります。症状として頭痛、頭重、眩暈、上逆、耳鳴、肩凝り、動悸、便秘などが見られ、通導散で治療するということになっています。
一貫堂医学では淤血証体質を三大体質の一つと認識して大変重要視していました。病名としても脳溢血、片麻痺、喘息、胃腸病(胃酸過多、胃潰瘍、胃癌)肝臓病、肺結核、痔疾、淋疾、神経性疾患(神経衰弱、ヒステリー)動脈硬化、常習性便秘、歯痛、眼病、腰痛、脚気、泌尿生殖器疾患、バセドウ病、虫垂炎、発狂、心臓病、婦人科疾患全般(特に子宮や卵巣の炎症及び腫瘍)があげられておます。
このように淤血証に対して優れた観点を持っていましたが、後世方には優れた駆淤血薬がなかったため、当時それほど知られていなかった万病回春・折傷門にある通導散を淤血証体質の主方として繁用しました。森道伯が活躍した大正~昭和初期は西洋医学が主流となっていたため、淤血証が現在の認識にかなり近づいています。

3、王清任による淤血証の拡大

王清任は明後期の著名な漢方医で、人体の解剖を行い、横隔膜の重要性に気付き、長年の臨床経験とあわせて血府という新しい内臓を推定しました。そして病気の多くは気血の異常にあると考え「淤血」を補気活血、理気活血の方法により治療しました。大きな特徴としては駆淤血薬を部位によって使い分けたことにあります。
  通竅活血湯、補陽還五湯:脳血管   血府逐淤湯:血府(胸・心臓) 
  少腹逐淤湯、隔下逐淤湯:腹腔内   身痛逐淤湯:四肢
特に血府逐淤湯は頭痛、胸痛、不眠など24の病気に使い淤血治療の幅を広げました。
また、それまで脳血管病は中風(外風或は肝風)、胸痛は胸痺(陽虚痰濁)として認識されていた疾患を「淤血」の病気として治療したことに大きな意義があり、後世に大きな影響を与えました。

4、中西医結合による現代の淤血証の認識と冠元顆粒の価値

近年の中国政府による中西医結合政策の影響により、現在は脳血管病や心臓病など血管病全般を「淤血」と認識するようになりました。これは伝統的な中国医学の認識から見るとかなり幅を広げたことになりますが、臨床実践や各種の薬理実験により有効性が証明された新しい発展と考えて良いと思います。
その中で毛沢東の心臓病を治すために、当時の中国医学界の総力をあげて開発された処方が「冠心Ⅱ号方」です。丹参を主薬に赤芍、川芎、紅花、降香の5種類の処方は強い破血薬の配合はないのに心臓病に対して優れた効果を発揮しました。
さらに猪越恭也先生とイスクラ産業の努力により、ストレスが多く胃腸の弱い日本人の体質を考慮して、降香を香附子、木香に置き換えた「冠元顆粒」が開発されました。
冠元顆粒の効果は薬局の臨床だけでなく、各種の薬理実験でも高い有効性が認められ、EBMのしっかりした漢方薬としての地位を確立しています。

現代の慢性疾患は、ほとんどが「淤血」と関係しているといっても過言ではありません。冠元顆粒の重要性は、治療においても予防においても、今後ますます高まっていくと思われます。

テーマ:医療従事者になるための勉強 - ジャンル:学校・教育

基礎体温表について⑤

皆さん、こんにちは。不妊症・周期療法コラム第8弾は「基礎体温表について⑤」です。

今回は体温の凹凸が多く、波動が激しい基礎体温表の見方についてお話します。
正常な基礎体温は、低温期と高温期の体温の温度差が0.3℃~0.5℃ありますが、
それぞれの時期の体温は0.1℃~0.2℃の幅に収まっています。
しかし、下記のように凹凸が多く、0.2℃以上の幅で不安定な方もいます。

基礎体温表⑤


このような基礎体温の方の多くは、ストレスが多く、自律神経が不安定です。
漢方医学では、ストレスにより肝気が鬱滞し、体温が不安定になると考えます。
西洋医学では、高プロラクチン血症、月経前緊張症候群、自律神経失調症などと診断
されることが多いようです。

凹凸が多くても、排卵がきちんと来て2相性になっており、生理周期が安定している方
は妊娠のチャンスは十分にあります。周期療法を行う際に、肝気の巡りを良くしてスト
レスを和らげる星火逍遥丸加味逍遥散柴胡桂枝湯など配合すると効果的です。

一方、凹凸が多い上に、低温期が長く高温期が短い方低温期から高温期への移行
がダラダラしている方
は、妊娠しにくいようです。
このような場合は、肝気の巡りを良くする漢方薬の上に、腎を温める漢方薬、気血を補
う漢方薬、淤血を改善する漢方薬、プロラクチンを下げる漢方薬などを体質に合わせて
配合する必要があります。
適宜配合すると、凹凸が少なくなって、正常な基礎体温に近づいていき、妊娠しやすい
体質に変わっていきます。

さて、凹凸が激しい基礎体温には、上記のようにストレスが原因のことや高プロラクチン
血症の方が多いのですが、多嚢胞性卵巣や子宮内膜症の方にも時々見られます。

多嚢胞性卵巣(PCOS)の方は、未熟な卵子がネックレス状に多くできますが、卵巣の
膜が硬いためなかなか排卵出来ません。そのため、排卵しようとして凹凸が出来るよう
です。一方、子宮内膜症は生理痛がひどい方が多く、生理になっても体温が下がらなか
ったり、凹凸になる方が多いようです。
多嚢胞性卵巣と子宮内膜症については、別のコラムで改めて紹介します。

テーマ:不妊治療 - ジャンル:結婚・家庭生活

アーテサニア・リンコナダ・コレクションのヤングパンダ

皆さん、こんにちは。パンダコレクション45弾は「アーテサニア・リンコナダ・コレクション
のヤングパンダ」です。

今年の4月に京都で講演会を行なったときに、祇園の京銀座堂というところで購入しま
した。講演会が午後からだったので、午前中に京都を観光したのですが、八坂神社から
祇園を散策しているときに立ち寄って見つけました。

アーテサニア・リンコナダのパンダ


アーテサニア・リンコナダ・コレクションは、ユニークな個性とキャラクター、そして独創性
に富んだデザインで世界的に有名な南米ウルグアイの陶土の動物コレクションです。
作品は微粒子の粘土から入念に手づくりされていて、素焼き・施釉・本焼きを経て完成
するまでのきめ細かな制作工程は器作りとまったく同じそうです。
アーテサニア・リンコナダ・コレクションのヤングパンダは手作りの温かみがあります。
表情もかわいらしく、とても癒されます。

最近は旅行に行くといつもパンダグッズを探しているので、「私も歩けばパンダに当たる」
という感じで、幸運を招くパンダに出会えています。

テーマ:コレクション - ジャンル:趣味・実用

お客様の声(アトピー性皮膚炎・皮膚の痒み N・N様

N・N様 (4才 男児)
赤ちゃんの頃からアトピーで痒みが強く、年齢とともに軽快傾向にはありましたが
この夏、また凄く痒がるようになり、体質改善になればと漢方薬をはじめました。

飲んで4~5日ほどでかなり痒がらなくなり、1ヶ月は良い状態が続きました。
その後少し痒くなったりした時も、薬のブレンドを変えていただいたり生活指導をしていただき、現在も良い状態が続いています。

このまま続けていき、本人も家族も快適に過ごせていければ良いなと思っています。
今後ともよろしくお願いします!

テーマ:アトピー性皮膚炎 - ジャンル:心と身体

漢方薬解説「八仙丸」

皆さん、こんにちは。漢方薬解説第33弾は「八仙丸」です。

「八仙丸」は商品名で、中医学教科書での名称は「麦味地黄丸」といいます。
また、中国では「八仙長寿丸」という名称でも知られています。
名前のように、六味地黄丸に麦門冬と五味子を加えた処方で、長寿の漢方薬
としても有名です。

八仙丸


八仙丸の効能効果は「疲労倦怠感、口やのどの渇き、腰や足の痛み、夜間
多尿」です。

八仙丸は六味地黄丸をベースにしていますので、腎陰を補う漢方薬です。
さらに麦門冬、五味子を加えることで、肺陰も補うことができます。つまり腎と
肺の陰液を補う効果があるわけです。

漢方医学では肺は呼吸器や皮膚と関係があり、腎は泌尿器系やホルモンと
関係があります。よって、八仙丸は呼吸器系の病気や皮膚の病気、泌尿器系
の病気などで、潤いが不足しているときに非常に効果的です。

例えば痰の少ない(粘る)慢性気管支炎や喘息、皮膚が乾燥した慢性湿疹
やアトピー性皮膚炎、慢性膀胱炎、乾燥型の慢性膣炎などに良く使われます。
また、アレルギー疾患には肺腎陰虚のタイプも多いので、アレルギー疾患の
体質改善ににも効果的です。

ただ、八仙丸だけでは効果が弱いので、症状を和らげる証にあわせた漢方薬
を併用するほうが望ましいです。八仙丸は穏やかな漢方薬で副作用も少ない
ので、上記疾患の体質改善や抗老防衰のために、長期に服用することをお勧
めします。

「八仙丸」は720丸入(30日分)で5607円になります。

八仙丸は「肺腎を潤し、アレルギー疾患の体質改善に効果的な漢方薬」です。

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基礎体温表について④

皆さん、こんにちは。不妊症・周期療法コラム第8弾は「基礎体温表について④」です。

今回は低温期から高温期への移行が緩やかな基礎体温表の見方についてお話します。
基礎体温は、排卵があると低温から高温へ移行しますが、理想的には1日~2日で上昇
すると望ましいと考えられています。
しかし、不妊症の方は体温がスムーズに上昇することは少なく、下記のようにダラダラ
上昇していくことが多く見られます。

基礎体温④


排卵期に体温がスムーズに上昇しない原因は、①陽気不足により体温が上がらない
②淤血などが体温の上昇を妨げる、③高プロラクチンが体温の上昇を妨げる、という
3つのケースが考えられます。

①のケースは、低温期が長く高温期が短いタイプと混ざっていることが多く見られます。
陽気不足により子宮や卵巣が冷えて、体温が上昇しにくくなり、高温期も短くなります。
このような方は周期療法を行う際に、腎を温める参茸補血丸や海馬補腎丸を、排卵前
からしっかりと服用するとよいと思います。
②のケースは、子宮内膜症や卵管狭窄、子宮筋腫などで骨盤内に淤血が滞っている方
や肥満症や多嚢胞性卵巣で骨盤内に痰濁が滞っているため、体温の上昇を妨げます。
このような方は周期療法を行う際に、低温期~排卵期に淤血や痰濁を排泄する冠元
顆粒
血府逐淤丸、桂枝茯苓丸、爽月宝、水快宝などをしっかりと服用するとよいと
思います。
③のケースは、高プロラクチンによりFSHやLHの分泌を抑制されるため、LHサージ
が起きにくくなり、体温が上昇を妨げます。
このような方は周期療法を行う際に、プロラクチンを下げる炒麦芽星火逍遥丸、芍薬
甘草湯などを併用するとよいと思います。

基礎体温の状況と体質をきちんと考慮して、上記のように周期療法を工夫すると、だん
だん排卵がスムーズになって妊娠しやすい体質に変わっていきます。

テーマ:不妊治療 - ジャンル:結婚・家庭生活

お客様の声(不安症・悪夢 M・O様

M・O様 (40代 女性)
症状:恐い夢をみる。疲れると微熱が続く。

漢方を飲んだ感想
すぐに100パーセント良くなる訳ではないですが、
確実に少しずつ改善されていくのがわかり、救われます。
病院では「気のせい」と言われますので行くだけで辛く悲しくなります。
真剣にお話を聞いてくださる方がいて、その都度処方して下さるだけでも
半分位は治ってしまうのかもしれません。

これからもどうぞよろしくお願いします。

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漢方薬解説「瀉火補腎丸」

皆さん、こんにちは。漢方薬解説第32弾は「瀉火地黄丸」です。

「瀉火補腎丸」は商品名で、正式な名称は「知柏地黄丸」といいます。
名前のように、六味地黄丸に知母と黄柏を加えた処方です。

瀉火補腎丸


瀉火補腎丸の効能効果は「疲れやすく、顔や手足がほてる傾向にあるものの
次の諸症:倦怠感、足腰の無力感、腰痛、手足のほてり、のぼせ、顔面紅潮、
口渇、頻尿です。

瀉火補腎丸は名前のとおり腎を補います。中医学では腎には「腎精」が蓄えら
れており、「腎陰」と「腎陽」があると考えています。
腎精は人体にとってもっとも大切な生命力の源で、血液や元気の元となり、
生殖や発育成長に大切な物質と考えてます。
そして「腎精」の基礎の上に、人体を潤しホルモン様作用を持つ「腎陰」と人体
を温め生命活動を活発にする「腎陽」があると考えています。

お風呂で例えるなら、腎陰は水で、腎陽は火力です。様々な原因で腎が傷害
を受けると、腎陰または腎陽が衰えます。
腎陰が衰えると(腎陰虚)、お風呂でいえば水が減少するので、ほてりやのぼせ
の症状がでます。
腎陽が衰えると(腎陽虚)、お風呂でいえば火力が減少するので、冷えの症状
がでます。

さて、腎陰を補う基本的な漢方薬は地黄を主薬とした「六味丸」です。六味丸は
非常にバランスの良い漢方薬ですが、作用が比較的マイルドです。腎陰を補う
効果は安定していますが、ほてりやのぼせなどを抑える力は少し弱いです。
ですから、腎陰虚によるほてりやのぼせが強い方は、知母、黄柏を配合した
「瀉火補腎丸」が良く使われています。
このような病態を中医学のでは「腎陰虚火旺」といっています。

「腎陰虚火旺」はホルモン分泌の失調や泌尿器疾患、老化と関係が深いです。
ですから、更年期障害、慢性腎炎、慢性前立腺炎、慢性膀胱炎、慢性膣炎、
高血圧、糖尿病などの方によく見られます。
また、女性ホルモンとの関係もありますので、基礎体温を計ったときに、体温が
高く、排卵が早く、生理周期が短い方は、「腎陰虚火旺」のタイプと考えられます。
このような方に周期療法を行う場合は、低温期を中心に「瀉火補腎丸」を使うと
とても効果的です。

「瀉火補腎丸」は360丸入(15日分)で4589円、720丸入(30日分)で8663円に
なります。

瀉火補腎丸は「腎陰を補い、のぼせやほてりを抑える漢方薬」です。

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Author:元気パンダ
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、日々の漢方相談で感じたことを通じて、正しい漢方医学の知識の普及を目指しています。また、趣味で集めているパンダコレクションも紹介する、楽しいブログです。
■ご感想・お問合せはこちら
 panda@kojima-y.com

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