元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






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男性不妊について

皆さん、こんにちは。不妊症・周期療法コラム第1弾は、「男性不妊について」です。

妊娠は夫婦の共同作業ですので、妊娠が成立するためには夫婦ともに健康であることが大切です。最近では不妊で悩むカップルの約半数は男性にも原因があるとされています。しかし、男性は自分に原因があると認めたがらない傾向にあるようですので、不妊症・周期療法コラムの第1弾をあえて男性不妊にしました。
近年はストレスや運動不足、不規則な食生活、環境ホルモン、パソコン画面の見すぎなど精子の状態が悪くなる要素はますます増えてきていますので、男性の精子数を増やして精力を増強することは、妊娠が成立するために重要な要素であると考えています。
精液検査の基準値は、下記のようになっています。

精液量 2.0ml以上、精子濃度 2000万/ml~2億/ml、
精子総数 4000万以上、精子直進運動精子 50%以上、
高速直進運動精子 25%以上、正常形態精子 30%以上、
抗精子抗体陰性


これはあくまで基準でありこの数字にとらわれる必要はないと思いますが、妊娠を望む場合は男性の精子数が多いほど望ましいので、積極的に漢方治療をすることをお薦めしたいと思います。
特に奥様が妊娠しにくい体質や疾患がある場合は、男性がより精子を強くして、奥様の分をカバーずるくらいの気持ちが必要です。このお互いを思いやる気持ちが、妊娠という喜びにつながると思っています。実際当店でも女性だけが漢方薬を服用するより、男女とも服用したほうがうまく妊娠することが多いようです。
さて、男性不妊の原因は造精機能障害、精路通過障害、精機能障害、精子機能障害の4つがありますが、造精機能障害が9割を占めています。
造精機能障害は名前の通り、精子の製造する機能に問題があります。精子の状態によって乏精子症、非閉塞性無精子症、精子無力症、精子奇形症の4つがあります。
精路通過障害は精子の通り道である精管が生まれつきや炎症によって詰まっている状態で、全体の5~10%を占めます。
精機能障害は勃起障害(ED)や射精障害、性欲の低下(精力減退)などがあります。勃起障害には心理的な機能性EDと勃起に関わる組織に問題のある気質性ED、両方に問題のある混合型EDがあります。バイアグラなどが効くこともありますが、心理的な要因が大きいので、カウンセリングや性生活の環境作りが大切になります。
精子機能障害は精子を製造する機能に問題はないが、炎症や免疫反応により精子の機能が低下している状態です。精巣や前立腺の慢性炎症や抗精子抗体などの免疫異常が含まれます。
漢方薬は上記の全てのタイプに効果的ですが、全体の9割を占める造精機能障害に特に効果的です
漢方薬で精子を増やす場合は、植物由来の漢方薬だけでは力が弱く、動物由来の漢方薬を使う必要があります。製剤としてはイーパオ、ANT、海精宝至宝三鞭丸海馬補腎丸、などの補腎薬が大変効果的です。
特に蟻を主薬とした「イーパオ」、蟻の錠剤「ANT」は精子を増やすために必要な亜鉛やアミノ酸が豊富に含まれ、副作用も少ないため当店でも大変喜ばれております。「海精宝」は高級食材でもある魚鰾(魚の浮き袋)とマカを主薬としており、造精機能を高める効果が優れています。「至宝三鞭丸」、「海馬補腎丸」は鹿茸や海馬などを主薬としており、古くから強力な精力剤として使われてきました。
いずれも体質に合えば大変効果的ですが、造精機能障害以外に大きな問題があるケースでは、下記のように適宜漢方薬を併用します。
心理的なEDがある場合は、ストレスを和らげる「抑肝散」、「柴胡加竜骨牡蠣湯」などを併用すると効果的です。
精管が通りにくい場合や海綿体の血流障害、内臓脂肪による圧迫がある場合は、瘀血を改善する「冠元顆粒」、「田七」などを併用すると効果的です。
前立腺や精巣に炎症がある場合は「竜胆瀉肝湯」、「五涼華」などを併用すると効果的です。
抗精子抗体などの免疫異常がある場合は「衛益顆粒」、「インターパンチ」などを併用すると効果的です。
男性不妊は効果的な病院の薬がほとんどありません。特に造精機能を高める薬はほとんどありませんので、漢方薬が最も効果的といえる分野です。
不妊症、男性不妊症でご来店の際は、ご夫婦で相談にこられることをお薦めします
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テーマ:不妊治療 - ジャンル:結婚・家庭生活

パンダーゼットミニフィギュアコレクション①

皆さん、こんにちは。パンダコレクション第37弾は、ミニフィギュアコレクション01の
中から「飛べ!!パンダーゼット」です。パンダーゼットシリーズの6個目になります。

パンダーゼットはキャラクター設定のユニークさとパンダ好きが重なって、いろいろ
集めました。ミニフィギュアコレクションは、2001年、2002年、2003年に発売
していますが、私が持っているのは2001年に発売された5種類です。
今回から1種類ずつ紹介していきます。

飛べ!!パンダーゼット


スクランダーのジェットの感じや操縦しているパン・タロン、操縦席など、細かい
ところまで良くできています。

まるで空を飛んでいるみたいで、素晴らしいです。

漢方薬解説「麻杏止咳錠」

皆さん、こんにちは。漢方薬解説第25弾は「麻杏止咳錠」です。

麻杏止咳錠は漢方の有名な古典〈傷寒論〉に記載されている「麻杏甘石湯」を
基にして、飲みやすく改良した漢方薬です。名前のとおり、咳を改善する効果が
あります。

麻杏止咳錠


麻杏止咳錠の効能効果は「気管支炎、気管支喘息」です。
慢性の気管支炎や気管支喘息、感冒後期の気管支炎症状を改善する効果が
あります。
麻杏甘石湯(麻黄、杏仁、甘草、石膏)に桔梗、陳皮、滑石(タルク)を配合して
いますが、麻杏甘石湯に比べ麻黄、石膏の量を減らしていますので、胃の弱い
方や体質が弱い方にも使えるように工夫されています。

咳といっても急性の咳と慢性の咳では対応が異なります。また、寒、熱、湿、燥、
虚、実、などを咳の状態と体質うを正しく判断して、漢方薬を使い分ける必要が
あります。
麻杏止咳錠は体が温まると激しくせきこむ、乾いたセキが続く、タンは少量だが
黄色く粘る、といった咳が適応の目安となります。
痰が白く多い方は「平喘顆粒」や「小青竜湯」などを併用すると効果的です。
痰が黄色く多い方は「清肺湯」などを併用すると効果的です。
痰が少なく乾燥する方は「麦門冬湯」などを併用すると効果的です。
胃腸が弱い方は「六君子湯」や「参苓白朮散」などを併用すると効果的です。
上記の他にも、いろいろな漢方薬と配合することで、急性の咳にも慢性の咳
にも対応することができる、応用範囲の広い漢方薬です。

麻杏止咳錠は140錠入(約12日分)で1995円、280丸入(約23日分)で3675円
になります。

麻杏止咳錠は「気管支を広げて、様々な咳を改善する漢方薬」です。

京都神社仏閣紀行

皆さん、こんにちは。4月20日(日)に京都に行ってきました。
今回は京滋奈中医薬研究会に招かれての講演会です。せっかくの京都ですので、
前日に仕事が終わってから宿泊して、朝から京都の神社仏閣を見て回りました。
講演会は午後2時半からでしたので、いろいろ見て回ることができました。
まず、最初は清水寺です。清水寺は中学生のときの修学旅行以来ですが、あまり
記憶になくなっていたので、久しぶりの「清水の舞台」は感動しました。修学旅行生
も来ていましたが、早い時間でしたので比較的ゆっくり見ることができました。
今の季節も素晴らしいですが、秋の紅葉のときですとさらに素晴らしいだろうと想像
してしまいました。

清水寺


次に知恩院に行きました。わが家のお寺は浄土宗ですので、知恩院は総本山と
いうことになります。以前より来たかったので、願いが叶ったわけです。現在は
法然上人滅後700年ということで、いろいろな式典が行われているようです。
スケールが大きい、素晴らしい寺院でした。

知恩院を見た後は、円山公園を通って八坂神社に行きました。祇園さんで有名な
神社ですので、華やかな雰囲気でした。この日は大安でしたので、結婚式が入っ
ていました。朱色の正門もとても美しいです。

八坂神社


八坂神社をを見た後にお昼時となりましたので、「大のや」で豆腐料理を食べま
した。とても美味しい豆腐料理でした。

昼食が終わると1時頃になっていましたが、祇園を少し歩いて、お香とパンダの
置物を購入して、東寺に行きました。
(パンダの置物はそのうちパンダコレクションで紹介します)
東寺は日本最大の五重塔で有名ですが、講堂と金堂の大日如来像や薬師如来
像も素晴らしいです。また、「弘法大師・空海」ゆかりのお寺としても有名です。
お遍路グッズもいろいろありました。

東寺


今回は4ヶ所の神社仏閣で「ご朱印帳」を書いてもらいました。
また、京都に来たときにはいろいろな神社仏閣を見て回りたいです。

さて、肝腎の講演会のテーマは「不妊症と周期療法」でした。以前で島根で講演
したときと同じテーマです。
私の本「女性の悩みは漢方で治すー赤ちゃんができる周期療法」を元に、私の
最新の経験を交えてお話させていただきました。
京滋奈中医薬研究会は日本中医薬研究会の発祥の地で、初代会長のお膝元
でした。ですから、経験豊富で実力の高い先生が揃っています。
私の講演も力が入りました。講演の後にお互いの経験を交流して、とても充実
した講演会となりました。

神社仏閣の観光と講演会で、とても感動した1日となりました。

マクロビオティック教室(6)

皆さん、こんにちは。昨日は6回目のマクロビオティック教室でした。

今回で基礎コースは最後です。今回のテーマは「「マクロビオティック生活法の実践」
です。便利なお手当てレシピを香山先生が調理してくれました。

今回調理してくれたレシピは、昆布茶、黒豆茶、梅醤番茶、梅醤葛、甘い野菜のスープ、
切干大根茶、大根と人参のドリンク、です。次々と手際よく作っていきました。
今回は梅醤番茶、甘い野菜のスープ、大根と人参のドリンクを紹介します。

まずは、梅醤番茶を紹介します。梅干1個、醤油小さじ1杯半、生姜の絞り汁2~3滴、
3年番茶150~200㏄を材料とします。作り方ですが、湯飲み茶碗に梅干を入れて
まんべんなくつぶし、生姜の絞り汁と醤油を加えてよく練ります。そこに沸かした3年
番茶を注いで出来上がりです。醤油の量で味が変わりますが、見た目よりはさっぱり
として飲みやすいです。
梅醤番茶はマクロビオティックの定番飲料で、陽性が強く血液を浄化する飲み物です。
院生のものを摂り過ぎたり、アルコールを飲みすぎたときに効果的です。胃腸を整える
効果もあります。

梅醤番茶


次に、甘い野菜のスープを紹介します。玉ねぎ、人参、キャベツ、かぼちゃのみじん切り
(時間がない方はミキサーで砕く)をそれぞれ1/4カップ、水600~800㏄が材料です。
作り方ですが、適量の水に玉ねぎを入れて、臭いが気にならなくなるまで先に煮ます。
その後、人参、キャベツ、かぼちゃを入れて、1~3分煮立せて、弱火にして20分間程
必要に応じて水を加えながら煮込みます。野菜を漉して、煮汁を飲みます。漉した野菜
は味噌汁などに入れて料理に使えます。野菜の甘みがあり、とても美味しいです。
血糖値を安定させる効果があり、糖尿病の方に効果的です。また、ダイエット中に甘い
ものを欲するときに、このスープを飲むと良いようです。デトックス効果がありますので、
長期に飲むときは、陽性で血液を強くする梅醤番茶と一緒に飲むと良いそうです。

甘い野菜のスープ


最後に、大根と人参のドリンクを紹介します。人参おろしと大根おろしを1/4カップ、
海苔1/4枚、梅干1/4個、醤油少々、水200㏄が材料です。作り方ですが、人参
おろしと大根おろし、水を鍋に入れて、煮立たせます。煮立ったら弱火にして、海苔、
梅干を加えて3分間煮ます。火を止める前に醤油を数滴加えて出来上がりです。
野菜と煮汁を一緒に飲みます。大根と人参の味がうまく出ていて、梅干、海苔、
醤油が隠し味となって、意外と美味しいです。
身体んP脂肪を溶かす力が強く、高脂血症、脂肪肝、結石、子宮筋腫、卵巣嚢腫
などに良いそうです。

大根と人参のドリンク


上記のスープに使う野菜は、有機栽培無農薬で、皮ごと使うことが基本です。
そのような野菜が手に入らないときは、農薬を多く含む皮の部分は使いにくく
なります。皮を使わないと、効能はだいぶ低下するそうです。

今回のマクロビオティック教室を通じて、書物では得られない経験をすることが
できました。今後は、漢方スタッフと共に、日頃の食事指導に生かしたいと思って
います。
また、毎月のパンダ通信でもマクロビオティック情報を伝えたいと思っています。

ロボニマルC パン・タロン

皆さん、こんにちは。パンダコレクション第36弾は「ロボニマルC パン・タロン」
です。前回に引き続き、パンダーゼットシリーズの5個目になります。

パン・タロンはパンダーゼットの操縦士で、主人公です。ちなみにパンダーゼット
を作ったのはパン・タロンの父親と祖父のドクターパンジイです。


パンダーゼット ロボニマルC パン・タロン


パン・タロンの食べ物は乾電池です。やっぱりロボットなんですね。
ちょっと間の抜けた顔がかわいいです。

糖尿病シンポジウム

皆さん、こんにちは。

昨日はイスクラ産業本社で糖尿病専門講座のシンポジウムがありました。
私はパネリストの1人として、参加しました。今回は他のパネリストやイスクラ産業の中医師、参加した薬剤師の先生方とも多くの情報交換を行うことができました。
20年ほど前には糖尿病患者数は、全国で200万人といわれていましたが、現在は690万人、2010年には1000万人を超えると予想されています。
今回のシンポジウムでは、下記の知見が得られました。

①現代の糖尿病は2型糖尿病が多く、生活習慣からくる「内臓脂肪」と「インスリン抵抗性(インスリンが十分効果を発揮できない)」が根本原因である。
②内臓脂肪はメタボリックシンドロームとの関係が深い。メタボリックシンドロームの方は、糖尿病または糖尿病予備軍が多くいる。
③メタボリックシンドロームの検査は、血糖・血圧・血脂が大切で、体重・腹囲・ABI値を常にチェックすること。治療方針としては、肥満改善・血液サラサラ・インスリン抵抗性の改善です。
④糖尿病の治療は血糖値よりもHbA1c(ヘモグロビン・エィワンシー)が重要である。血糖値に一喜一憂するのではなく、HbA1cを下げることに専念したほうが良い
⑤病院の薬は大きく4つのタイプに分かれるが、対症療法が多い。また、実際はHbA1cの改善が見られないケースも多くある。
⑤漢方薬は肥満改善・血液サラサラ・インスリン抵抗性の改善に、穏やかに確実に効果があるので、根本治療になる。また、薬が効きすぎて低血糖になることもない。

メタボリックシンドロームの根本治療は、上記のように肥満改善・血液サラサラ・インスリン抵抗性の改善の3つです。肥満改善・血液サラサラはわかりやすいと思います。
インスリン抵抗性は、肥満と関係があります。太っていないときは脂肪細胞からアディポネクチンというインスリンの働きを良くする物質が出ています。ところが太ってきますと、このインスリンの働きを良くする物質が出なくなり、逆にインスリンの働きを悪くする物質(TNA-αや遊離脂肪酸)が分泌されてインスリンが十分働けなくなって、血糖値が上昇するわけです。最近の糖尿病増加は、インスリン抵抗性を主な原因とする人が増えているためと言われています。
まさに、メタボリックシンドロームと糖尿病、高血圧、動脈硬化は切っても切れない関係にあるわけですが、すでに糖尿病や高血圧、動脈硬化が進行しているケースもあれば、いまだ発症に至っていない予備軍のケースも多くあります。
つまり、漢方医学で言うところの「未病」の状態が多くあるわけです。健康・未病・既病は実は揺れ動いています。既に病気の方でも、必ずしも副作用のある西洋薬を飲む必要はないと思われます。
さて、メタボリックシンドロームの改善には、食養生が不可欠です。マクロビオティックによる食養生では陰性食を食べ過ぎると太ると考えています。しかし、陽性食を摂りすぎると、反動で陰性食も食べたくなります。ですから、玄米菜食を中心とした「中庸」がよいのです。
メタボリックシンドロームには、安全で確実に効果があり、低血糖などの副作用のない漢方薬による根本治療と食養生が最適であるといえます。
今年から「メタボ検診」が始まりました。いつまでも健康で長生きするために、体質に合った漢方薬を見つけて服用し、食養生を行いましょう!

漢方薬解説「銀翹散」

皆さん、こんにちは。漢方薬解説第24弾は「銀翹散」です。

銀翹散は、中国の清の時代の〈温病条弁〉という書物に記載されている漢方薬です。
温病とは、現代のインフルエンザのような流行性ウイルス感染症に当たるといわれてい
ます。
中国の清の時代は、日本では江戸時代で、当時の日本では風邪や感染症は「傷寒病」
と認識されていました。傷寒病の専門書〈傷寒論〉は中国の漢の時代に作られたふるい
書物ですが、江戸時代の日本は〈傷寒論〉の処方を中心に感染症を治療していました。
江戸時代は鎖国をしていたため、中国で最新の「温病」の考えが入らなかったのです。
傷寒論の感染症治療の代表処方は「葛根湯」です。江戸時代の落語に「葛根湯医者」
という話があるくらいに有名です。
ですから、日本では風邪の漢方薬といえば「葛根湯」となるわけです。しかし、中国では
風邪に「葛根湯」とはなりません。現代は地球温熱化や様々なウイルスの流行により、
発汗療法である「葛根湯」が適応する風邪よりも、抗ウイルス作用の強い「銀翹散」が
適応になる風邪の方が多いといわれています。

「銀翹散」は日本では「天津感冒片」や「涼解楽」という名前で発売されています。銀翹散
とほぼ同じ処方なのですが、「芦根」を解熱鎮痙作用の強い「羚羊角」に変えています。
「天津感冒片」と「涼解楽」の効能効果は、「風邪によるのどの痛み・口(のど)の渇き・
せき・頭痛」です。

天津感冒片は飲みやすい錠剤です。

天津感冒片


一方、「涼解楽」はお湯に溶けやすい顆粒で、効き目がシャープです。

涼解楽


勝湿顆粒」でも書きましたが、風邪の初期症状は大きく3つのタイプがあります。
イメージしやすくするために、「赤い風邪」「青い風邪」「黄色い風邪」に分けています。
最近は武田薬品のベンザシリーズも似た表現を使って風邪の症状を分けていますが、
漢方医学・中医学がパイオニアです。
風邪の初期症状の3つのタイプは、ゾクゾク寒気がする「青い風邪」、のどが痛み発熱
する「赤い風邪」、吐き気や下痢を伴う「黄色い風邪」ということになります。
「青い風邪」には、「葛根湯」を飲んで発汗させると効果がありますが、熱や炎症が強い
「赤い風邪」に使うと効果がありません。
「赤い風邪」には、漢方の抗ウイルス薬である「銀翹散」(商品名:天津感冒片、涼解楽)
を飲んで殺菌消炎すると効果があるわけです。

漢方薬は適切に使うと、風邪の症状に良く効きます。風邪を引きやすい方、家族の健康
を守りたい方は、常に「漢方風邪セット」を常備しておき、初期症状が出たときに、すぐに
飲むことをお勧めします。
このように漢方薬で風邪に対応すると、抗生物質を必要以上に飲まなくて済みます。

銀翹散は「天然の抗ウイルス薬で、赤い風邪を速やかに治す漢方薬」です。

マクロビオティック教室(5)

皆さん、こんにちは。昨日は5回目のマクロビオティック教室でした。

今回のテーマは「「マクロビオティック生活法」です。マクロビオティックはただの食養生ではなく、生活法や心のあり方も包括している一種の哲学といえるようです。
食べ物や生活法で体質が変わり、心の調和も取れて、家庭や子供が幸せになり、ひいては「世界が平和になる」という崇高な目標があります。
世界で戦争が続いたり、家庭崩壊や切れる子供のような社会問題も、食事を変えて、体質を変えて、心の調和が取れると、いずれはなくなる、と唱えています。

さて、マクロビオティックでは、料理はただの栄養素ではなく、エネルギー(気)があると考えています。作り手の気持ちや食べるときの心構えが料理に影響を与え、食べたときの体質に変化があるわけです。
ですから、食材や食べる人への関心を持たないで経済効率を優先したレストランやファーストフードより、家庭で愛と思いやりを持って作った料理のほうがよいわけです。また、料理を作るときは、穏やかで平和な心を持つことが理想です。

しかし、忙しい現代では、毎日理想的な精神状態でいることが難しい時もあります。ストレスや疲労は健康の大敵です。
マクロビオティックではストレスがかかると、プレッシャーで体が硬くなり、「陽性」に傾くと考えています。ですから、「陰性」の食べ物を欲します。例えばタバコ、コーヒー、お酒、甘いものなどです。しかし、一時的には良くても、「陰性」のものに偏った食事になると、体のバランスが崩れ病気になってしまいます。
一方、疲労は低血糖と関係があります。低血糖は砂糖などの単糖類の摂りすぎが原因です。単糖類は血中への移行が早く、一時的に血中の糖分が上がりますが、インスリンが必要以上に分泌されて急激に血糖が下がります。お菓子やケーキ、チョコレート、アイスクリーム、清涼飲料水などを多く摂っている方は、血糖値の上下が激しくなり、急激な血糖の低下で慢性的な低血糖になっている方が多くなります。そのため、慢性的な疲労を訴えることになります。
また、単糖類は「陰性」のもので、拡散の性質があるため、太りやすくなります。そして、糖分や脂肪分を摂りすぎると、肝臓の処理能力を超えて血中に移行して、血液がドロドロになり、酸性体質になります。よって、肥満と血液の汚れで生活習慣病にもなりやすくなります。

以上のように、ストレスと疲労は密接な関係があり、食事によって良くも悪くもなります。
マクロビオティックでは基本食のほかに、お手当てレシピもあるそうです。例えば、甘い野菜スープ(ニンジン、タマネギ、カボチャ、キャベツのスープ)、梅醤番茶、梅醤葛などがあります。
また、マッサージや指圧、瞑想、呼吸法、エクササイズ、ヨガなどによってもストレスや疲労を解消できます。マクロビオティックには独自の方法があるそうです。

マクロビオティックによる玄米と菜食を中心とした食事を行うと、体が中庸になり、血液がアルカリ性になります。4ヶ月続けると、血液が入れ替わり、気持ちが落ち着いて集中力が出てきます。7年間続けると全身の細胞が入れ替わり、根本的に体質が変わります。できる範囲から実践してみましょう。

パーフェクトモデルパンダーゼット・レッド

皆さん、こんにちは。パンダコレクション第35弾は「パーフェクトモデルパンダーゼット・
レッド」です。前回に引き続き、パンダーゼットシリーズの4個目になります。
前回紹介したシルバーカラーに続き、今回はレッドカラーを紹介します。

パーフェクトモデルは13ヶ所が可動しますので、いろいろなポーズが作れます。
下の写真は通常ハンドでガッツポーズをしています。

パーフェクトモデルパンダーゼット・レッド①


そして、下の写真はオプションハンドを付けたものです。

パーフェクトモデルパンダーゼット・レッド②


オプションハンドもシルバーとは微妙に色が違います。
レッドは色が鮮やかで、なかなか格好良いです。

私の相談コーナーでは、超合金パンダーゼットパーフェクトモデルシルバー、レッド
の3つを並べていますが、とてもよい雰囲気です。

漢方薬解説「勝湿顆粒」

皆さん、こんにちは。漢方薬解説第23弾は「勝湿顆粒」です。
「勝湿顆粒」は商品名で、正式な名称は「藿香正気散」といいます。「勝湿」の名前の
とおり、体内の不要な痰湿(水毒)を体外に排泄する効果があります。

勝湿顆粒


勝湿顆粒の効能効果は「夏の感冒、暑さによる食欲不振・下痢・全身倦怠感」です。
「藿香正気散」は名前の通り、香りがよく体内の湿邪を乾燥させる藿香が主薬です。
香りがよい薬草は胃腸を整えて、体内の湿邪を排泄する効果があり、「藿香正気散」
には、藿香のほかに半夏、紫蘇葉、陳皮、厚朴、大腹皮、白芷などの湿邪を除く薬草
が多く配合されています。さらに胃腸を丈夫にする白朮、茯苓、甘草を配合して効果
を高めています。
「藿香正気散」は中国では大変有名な漢方薬でどこの薬局でも扱っています。
夏場の胃腸風邪にはファーストチョイスの漢方薬で、ノロウイルスやロタウイルスに
よる胃腸炎にも効果的です。中国では食あたりによる吐き下しにも良く使われます。

さて、風邪の初期症状には、ゾクゾク寒気がする「青い風邪」、のどが痛み発熱する
「赤い風邪」、吐き気や下痢を伴う「黄色い風邪」があります。
「青い風邪」には、有名な「葛根湯」を飲んで発汗させると改善します。
「赤い風邪」には、漢方の抗菌薬である「銀翹散」(商品名:天津感冒片、涼解楽)
を飲んで殺菌消炎すると改善します。
「黄色い風邪」は、上記のように湿邪が胃腸を犯すことで発病しますので、湿邪を
乾燥排泄する「勝湿顆粒」が良い効果があるわけです。

「勝湿顆粒」は胃腸風邪に効果的ですが、食べ過ぎ飲みすぎによる下痢や吐き気、
妊娠中のつわり、湿気が多いときに悪化する頭痛・頭重感や全身倦怠感などにも
効果的です。

勝湿顆粒は「湿邪を乾燥させて排泄し、胃腸風邪や食あたりを治す漢方薬」です。

台湾研修記-最高品質のエキス製品を求めて-

皆さん、こんにちは。マイドゥーコラム第17弾は2006年1月号の「台湾研修記-最高品質のエキス製品を求めて-」を加筆訂正したものです。

2005年11月3日~11月6日にかけて台湾研修に行ってきました。今回の研修の目的は勝昌製薬の工場見学と直営診療所の見学、迪化街の見学などです。
勝昌製薬は現在台湾の漢方メーカーの最大手の一つで、製品の品質は№1といわれています。東洋薬行というメーカーが日本で輸入販売しています。私の店では3~4年前より使い始め、現在では主力製品になっています。実際に使ってみると、他のメーカーの漢方製剤よりも大変良く効きます。今回の訪問でその効果の秘密を確かめることが第一の目的でした。
勝昌製薬の工場を実際見ると、原料の輸入、検査、保存、炮製を自社工場で一括管理して行っており、世界基準のGMPもクリアしていました。現在は新GMPに対応するため、さらに改良を重ねているということです。しかし、それだけでは日本のメーカーと大差がありません。効果の秘密は原料となる生薬の品質と加工にありました。
原料となる生薬は「地道薬材」という原則に従い、最高品質が得られるという地域の生薬のみを取り扱っています。さらに最新の検査機械で成分をチェックし、1級品でも成分検査で不合格になると返品する契約になっているそうです。生薬の不良品を返品できる契約は日本、中国のメーカーではほとんど見られないそうですが、勝昌製薬の長年の生薬鑑定技術と信頼がこのようなシステムを可能にしているということです。
さらに生薬を「炮製」という伝統的な方法で加工しています。現在「炮製」を行っているメーカーは日本、中国でもほとんど見られませんが、勝昌製薬の幹部によると、炮製の方法で明らかに効果が良くなるといいます。
工場見学が終わってから勝昌製薬の直営診療所を見学しました。台湾では1995年から健康保険が始まり、最初から漢方薬の保険適応が認められています。保険制度で使える漢方薬はエキス製剤と生薬エキスのみで、煎じ薬は認められていないそうです。しかし、勝昌製薬などが作っているエキス製剤は伝統的な製法で品質が良く、日本に輸入されていない優れた製品もたくさんありました。また単味の生薬エキスは350種類以上もあり、それを自由に組み合わせて治療することができます。
勝昌製薬の直営診療所は健康保険による診療を行っていましたが、勝昌のエキス製剤と生薬エキスを患者さんの体質に合わせて自由に組み合わせて、よい効果を上げているようでした。このような方法は日本でも応用しやすく、参考になることが多くありました。
工場と直営診療所の見学が終わってから迪化街を見学しました。迪化街は台北で最も古く、由緒正しい問屋街です。台湾一の漢方薬、乾物、布問屋街として、季節を問わずにぎわう毎日で、特に旧正月前には年越し用品を求める人たちで足の踏み場も無いほどになるそうです。面白いことに迪化街の乾物屋には漢方薬の原料が食品として並べられています。もともと「医食同源」といわれるように漢方薬と食品は同じ源から出来ています。薬効が高いものは漢方薬となり、日常の滋養に良いものは食品になりました。ですから、漢方薬でありながら食品でもあるものは数多くあります。台湾人はこのことをよく理解しており、風邪を引いたときや冬至などには、漢方粥を食べる習慣が普通に行われているそうです。ですから乾物屋に漢方薬の原料が並べられており、良く売れているわけです。このような習慣は核家族化が進む中国の大都市では忘れられているようです。
今回の台湾旅行で感じたことは、勝昌の幹部、迪化街の薬局、通訳など会う方皆さんが日本を良く知っていることでした。台湾は親日の方が多いと聞いていましたが、本当にその通りでした。台北の町並みや人々は、高度成長の頃の昭和の日本を思い起こさせます。台湾には中国以上に伝統を守り、現在の日本でも失われた技術が残っていることがわかり、大変感動する研修となりました。

さてうれしいニュースですが、私の店で10年以上にわたり漢方相談会を行っているおなじみの寇華勝先生が、中国最高峰の「北京・中国中医研究院」の客員教授になりました。今年の10月からは寇華勝先生の奥様で、中医師の林建豫先生も毎週水曜に漢方相談を行っています。お二人ともすばらしい学識と経験を持っており、当店は難病にも対応できる体制になっています。
中医学の理論と実践は、発祥の地である中国に一日の長があります。当店は中国の理論と実践を学び、日本人の体質を考慮してアレンジして、さらに台湾で作られた最高品質の漢方製剤も取り入れています。もちろん中成薬(中国輸入薬)、日本の漢方製剤や健康食品も幅広く取り入れ、どのような相談にも対応できる体制を整えていますので、ご安心してご相談ください。

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Author:元気パンダ
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、日々の漢方相談で感じたことを通じて、正しい漢方医学の知識の普及を目指しています。また、趣味で集めているパンダコレクションも紹介する、楽しいブログです。
■ご感想・お問合せはこちら
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