元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






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店主の新刊が発売になりました!

皆さん、こんにちは。先日ご案内した私の新刊「女性の病気は漢方で治す」が知道出版より発売になりました! 

女性の悩みは漢方で治す①


目次は以下のようになります。

第1章、 女性の悩みを救った漢方
第2章、 漢方はなぜ効果があるか
第3章、 自分でできる体質チェック法
第4章、 赤ちゃんを授かる周期療法
第5章、 漢方薬が効果的な婦人科疾患
第6章、 食べるものが体を作る
第7章、 よくある質問に答えて

なお、本書で紹介した漢方薬の解説を一覧にして付録で載せています。
さて、今回の本を書くことになったのは、今年の3月に知道出版社さんよりお手紙をいただいたことがきっかけです。私のホームページを見て、ぜひ本場の中医学を正しくアピールする本を書いてほしい、ということでした。
マイドゥーの漢方コラムをまとめた「周期療法のお話」という小冊子は作ったことがありますが、本格的な本となると初めてになります。少し迷ったのですが、思い切って引き受けることにしました。
私は日本中医薬研究会という中医学の研究会で学術委員を5年、学術委員長を5年間務めましたので、研究会の学術誌には論文や症例を発表してきました。しかし、一般の方に中医学の用語や知恵を分かりやすく伝えることは、専門誌に論文を書くよりも難しいところがあります。本書の目的は中医学の知恵や経験を多くの方に知ってもらうことですので、できるだけわかりやすい表現を使うことに気を配りました。
最初は原稿を書き終えるのにどのくらい期間がかかるか予想がつかなかったのですが、仕事の合間や休日を割いて集中したため、約1ヶ月で書き終えることができました。本書で書いたことは、すべて私が日ごろの漢方相談で経験したことです。読み返してみると、現時点での私の中医学の知識や経験について、なんとか伝えることができたのではないかと思っています。

購入はお近くの書店にお買い求めいただくか、インターネットの「アマゾン」、「イーエスブック」などでお申し込みください。

★アマゾンで購入をご希望の方は
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ぜひご一読して、ご感想をお聞かせください。

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メタボリックシンドロームと漢方治療①

皆さん、こんにちは。マイドゥーコラム第2弾は2007年3月号の「メタボリックシンドロームと漢方治療①」です。

今回は、肥満、高脂血症、高血糖、高血圧というメタボリックシンドロームの疾患のうち、肥満についてお話します。
 肥満は体のどの部分に脂肪がつくかによって、2つのタイプに分かれます。下腹部、腰のまわり、太もも、おしりのまわりの皮下に脂肪が蓄積するタイプを洋ナシ型肥満(皮下脂肪型肥満)、内臓のまわりに脂肪が蓄積するタイプをリンゴ型肥満(内臓脂肪型肥満)とよびます。メタボリックシンドロームは皮下脂肪よりも内臓脂肪の蓄積が問題であり、内臓脂肪症候群ともいわれています。ですから、メタボリックシンドロームと関係が深いのはリンゴ型肥満ということになります。リンゴ型肥満は外見ではわからないことがありますが、ウエストが男性では85cm以上、女性では90cm以上であれば、リンゴ型肥満が疑われます。
 リンゴ型肥満は肉や卵、乳製品などの動物性食品や油脂類、甘い物、果物などを食べ過ぎて、内臓に脂肪がたまり代謝が追いつかない状態です。漢方医学では臓毒証体質といわれ、内臓に湿熱や淤血という老廃物が溜まっている状態と考えています。漢方治療としては、新陳代謝を高めて、大便や尿、汗などから老廃物を排泄して、体質から改善していきます。
 体質は個人差がありますが、湿熱型(しつねつがた)、痰湿型(たんしつがた)、痰淤阻滞型(たんおそたいがた)、気滞瘀血型(きたいおけつがた)、気虚淤血型(ききょおけつがた)の5つのタイプが多く見られます。
湿熱型は動物性食品や辛い物、アルコールを多くとり、内臓脂肪が溜まるタイプです。防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)や竜胆瀉肝湯(りゅたんしゃかんとう)が効果的です。
痰湿型は油脂類、甘い物、果物、アルコールを多くとり、内臓脂肪が溜まるタイプです。温胆湯(うんたんとう)や加味平胃散(かみへいいさん)が効果的です。
痰淤阻滞型は動物性食品や油脂類、甘い物、アルコールを取りすぎて、内臓脂肪が溜まり、血液がドロドロになるタイプです。温胆湯に水快宝(すいかいほう)、田七(でんしち)を併用すると効果的です。
気滞淤血型はストレスによって過食になり、内臓脂肪が溜まり、血液がドロドロになるタイプです。大柴胡湯(だいさいことう)に水快宝、田七を併用すると効果的です。
気虚淤血型は過労により新陳代謝が低下して、内臓脂肪が溜まり、血液がドロドロになるタイプです。防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)に水快宝、田七を併用すると効果的です。
内臓脂肪が過多の場合は、内臓脂肪を燃焼させる三爽茶(さんそうちゃ)やアップルフェノンを併用すると効果的です。
先日マスコミで話題なったように、納豆だけを食べて痩せることは健全ではありません。伝統的な日本食によるバランスの取れた食事を心がけましょう。

漢方薬解説「参茸補血丸」

皆さん、こんにちは。漢方薬解説第6弾は「参茸補血丸」です。

参茸補血丸は蝋皮丸という、直径3~4cmのお団子状の漢方薬です。
中国ではポピュラーな形ですが、日本ではなじみが少ないようです。
薬草を粉末にして、蜂蜜でお団子状にしていますので、少し飲みにくい
ですが、効果は抜群です。

参茸補血丸


参茸補血丸の効能効果は「次の場合の滋養強壮:虚弱体質、肉体疲労、
病後の体力低下、胃腸虚弱、食欲不振、血色不良、冷え性」です。

参茸補血丸は人参、鹿茸を主薬として温腎益精、大補元気の効能があり
ます。杜仲、巴戟天は温補腎陽の効果があり、主薬の効能を助けます。
黄耆、当帰、竜眼肉は益気養血の効果があり、牛膝は薬効を腎に導きます。

以上より、参茸補血丸は「温腎益精、大補気血」の効能があり、腎陽虚
(腎精不足)、気血両虚の方に適応があるといえます。
このような効能により、以下の臨床応用ができます。
①貧血:気血両虚、腎陽虚タイプに婦宝当帰膠、十全大補湯などと併用
します。再生不良性貧血や慢性腎炎による貧血などにも腎精を補う働き
により効果が期待できます。
②冷え性:気血両虚、腎陽虚タイプに婦宝当帰膠、当帰四逆加呉茱萸生
姜湯などと併用します。陽虚が強い場合は附子剤を併用します。
③生理不順・不妊症:気血両虚、腎陽虚タイプに婦宝当帰膠、胎盤エキス
などと併用します。生理が遅れる、冷え性、基礎体温全体的に低い、高
温期が短いといった方に適応します。
周期療法では、低温期、高温期ともに使われます。
④慢性腎炎:気血両虚、腎陽虚タイプに八味丸、牛車腎気丸などと併用
します。貧血や疲労感の改善が期待できます。
⑤心不全:心腎陽虚、気虚淤血タイプに冠元顆粒、麦味参顆粒などと併
用します。心の陽気不足が強い場合は附子剤を併用します。
⑥手術後や久病の体力低下:気血両虚、腎陽虚タイプに十全大補湯、補
中益気湯などと併用します。久病入腎より補腎益精の参茸補血丸は単純
な益気養血より効果が期待できます。
⑦化学療法や放射線による白血球減少:補腎益精の効能より一定の効果
が期待できます。

さて、2001年の日中学術シンポジウムにおいて、中国・広安門病院
の呉志奎教授は参茸補血丸の薬理実験を発表しました。
要約すると以下の結果が得られました。
①溶血性貧血に対する効果:マウスに化学薬品を投与すると、赤血球、
ヘモグロビン、ヘマトクリット値のいずれも減るが、参茸補血丸投与群
では対象群に比べていずれの数値も有意に増えた。
②化学療法、放射線による白血球減少対する効果:マウスに化学療法
(シクロホスファミド)と放射線を行うと白血球が減るが、参茸補血丸
投与群では対象群に比べ白血球の減少が有意に少なかった。
③生殖機能に対する効果:卵巣を摘出した去勢ラットに参茸補血丸を
投与すると、対象群に比べて子宮の重量が増えた。これは女性ホルモン
投与群とほぼ同等の効果があった。

以上は呉志奎教授の実験の一部の紹介です。参茸補血丸は臨床効果も
大変優れていますが、動物実験でも効果の裏づけが証明されました。
副作用の少ない補腎養血薬として幅広く使える製剤であると思われます。

最後に参茸補血丸の飲み方を紹介します。

①蝋皮丸(白いカラ)を半分に割って、中の丸薬を取り出す。
②丸薬を包んでいる透明セロハンをとる。
③丸薬を包丁などで半分に切る。
④半分に切ったものをさらに小豆サイズに切る。
     (指でちぎってもらっても結構です)
⑤1日2~3回に分けてぬるま湯で服用する。
※④で小豆サイズに切ったものにお湯150ccを注ぎ、よくかき混ぜ
て溶かし、服用しても良いです。(溶けきらない場合はレンジで20秒
くらいチンしてみてください。)

参茸補血丸は「気血陰陽を補い、強力に補腎する漢方薬」です。

まもなく本が発売になります。

皆さん、こんにちは。ホームページではすでに紹介していますが、私の
著書「女性の悩みは漢方で治す」が9月26日に全国書店およびネット
(アマゾン、イーエスブックなど)で発売になる予定です。(発売日は
多少前後するかもしれません)
現在は下記の「版元ドットコム」で予約を受け付けています。

http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-88664-180-9.html

さて、発売に先立って、先週に私の手元に本が来ました。表紙、裏表紙
のデザインは下記の写真になります。

女性の悩みは漢方で治す①


女性の悩みは漢方で治す②


本文のイラストも下記のようにかわいらしくできています。

女性の悩みは漢方で治す③


正式に発売になり、ネット(アマゾン、イーエスブックなど)で注文が
できるようになりましたら、再度案内いたします。

パンダの球の置物

皆さん、こんにちは。今日はパンダコレクション第16弾です。
今回の一品は10年以上前に北京で購入した、パンダの球の置物です。

パンダの球の置物


これは中国の土産屋でよく見られる定番のひとつですね。くるくる回すといろ
いろなパンダの絵が見れます。パンダ以外にもいろいろな絵柄の球の置物が
売っていました。球形のガラスがきれいです。

さて、最近残念なことがありました。それは、2007年47都道府県パンダ
コレクションの抽選に外れてしまったことです。漢方スタッフの峯崎純さんの
手書きのかわいいお手紙で申し込んだのに・・・ 残念!

47都道府県生茶パンダ応募手紙


当選100個に対して、809通の申し込みがあったそうです!

http://blog.so-net.ne.jp/namacha/2007-08-31

私も47都道府県分の生茶を飲みましたが、こんなに集めている人がいるとは・・・
生茶パンダファンの多さに驚きました。

メタボリックシンドロームとは

皆さん、こんにちは。私は2000年10月から、毎月マイドゥーというポスティング誌にコラムを書き続けています。マイドゥーは静岡県東部を中心に、家庭に無料配布されています。年々紙面が充実してきて、配布部数も増えています。今までのコラムは小島薬局ホームページにアップしていますが、今回からブログでも一部加筆訂正してアップしていきます。

第1弾は2007年2月号の「メタボリックシンドロームとは」です。

 最近話題のメタボリックシンドロームについてお話します。「肥満、高脂血症、高血糖、高血圧」といった動脈硬化の危険因子をいくつも併せもった状態のことをメタボリックシンドロームと呼びます。メタボリックシンドロームの人は、糖尿病を発症するリスクは通常の7~9倍。心筋梗塞や脳卒中を発症するリスクは約3倍にもなるといわれています。日本におけるメタボリックシンドロームの診断基準は、以下になります。

ウエストが男性で85cm、女性で90cm以上を要注意とし、以下の①~③の3項目のうち2つ以上を有する場合:
①血清脂質異常(トリグリセリド値150mg/dL以上、またはHDLコレステロール値40mg/dL未満)
②血圧高値(最高血圧130mmHg以上、または最低血圧85mmHg以上)
③高血糖(空腹時血糖値110mg/dL以上)

 メタボリックシンドロームの原因は、偏食や食べ過ぎ、お酒の飲み過ぎ、運動不足などの生活習慣があります。食生活の乱れや運動不足の生活を送っていると次第に肥満になり、中性脂肪などの血中脂質や血圧、血糖値が上がり動脈硬化になるわけです。食生活を改善して、運動不足を解消し、肥満を防止することがメタボリックシンドロームの治療に不可欠です。しかし、仕事が忙しい方や意志が弱い方はなかなか生活習慣を改善することができません。そのような方には、体質改善を得意とする漢方治療が大変効果的です。
 漢方医学による体質診断法として、以前コラムで紹介した、気・血・水の過不足を診る「6体質分類法」があります。私の経験では、メタボリックシンドロームは痰湿体質、淤血体質、気虚体質が多く見られす。
 漢方薬や漢方サプリメントには、内臓脂肪を燃焼させ、高脂血症、高血糖、高血圧の3高を低下させる製剤が数多くあります。個人個人の体質に合わせて、適切に組み合わせると著効が現れることも珍しくありません。
内臓脂肪を燃焼させる漢方サプリメントでは、リンゴポリフェノールが主薬の「アップルフェノン」、チベットの薬草で羊も痩せたといわれる痩羊草(柳茶)が主薬の「三爽茶」が好評です。
また、玄米を黒焼きにして内臓脂肪を吸着・排泄する「ブラックジンガー玄米」(玄米香琲)も大変効果的です。

漢方薬解説「冠元顆粒」

皆さん、こんにちは。

漢方薬解説第5弾は「冠元顆粒」です。

冠元顆粒は、中西医結合により作られた20世紀最高の処方といわれる「冠心Ⅱ号方」の降香を木香、香附子に変更した処方です。冠元顆粒に使われている主薬の「丹参」は、四川省中江県の 高原で栽培されています。この地はGAP認定を受け、きれいな空気、汚染がない用水、残留農薬がない土壌という抜群の自然環境に管理されています。

冠元顆粒


冠元顆粒の効能効果は「中年以降または高血圧傾向のある人の次の諸症頭痛、頭重、肩こり、めまい、動悸」となっています。
活血化淤の丹参を主薬に、紅花、川弓、赤芍、木香、香附子の6種類の生薬が配合されています。この配合により、脳血管、心血管、肝臓、腎臓、子宮、卵巣、末梢血管など全身の血液をサラサラにします。
冠元顆粒は淤血体質を改善する漢方薬として、主薬としても脇役としても効果的です。配合を工夫すれば、血圧に関係なく様々な淤血証に応用ることができます。
また、冠元顆粒は様々な薬理実験データ(EBM)がそろっていることも特徴です。代表的な薬理実験は以下になります。

1993年 痴呆モデルマウスに対する中成薬の薬理効果
      米国メイヨクリニック研究所 菅谷公伸先生
  *痴呆マウスが冠元顆粒の服用で方向認識能力が改善しました。

1996年 血栓形成予防モデル実験(アスピリン製剤との比較)
      中国浙江大学 鄭先生
  *マウスの実験でアスピリンよりも優れた抗血栓作用が見られました。

2000年 脳卒中ラットによる卒中予防効果の実験
      京都大学大学院家森研究グループ
  *脳卒中ラットが冠元顆粒を服用して血圧及び脳血流が改善した。

以上の実験が示すように、冠元顆粒は狭心症、脳梗塞、慢性肝炎、慢性腎炎、婦人病、頭痛、肩こり、めまい、動悸など様々な淤血証を改善します。
また、不妊症においても淤血体質がある方には生理周期に合わせてよく使います。通常は生理期や排卵期によく使われますが、淤血体質がある方は低温期にも使います。また、免疫不妊(血栓タイプ)やホルモン剤による子宮内膜が凸凹している方には、着床を助けるために高温期に少量使うこともあります。

価格は45包入(15日~22日分)で7035円、90包入(30日~45日分)で13251円になります。

冠元顆粒は「血液サラサラのパイオニア」です。

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プロフィール

元気パンダ

Author:元気パンダ
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、日々の漢方相談で感じたことを通じて、正しい漢方医学の知識の普及を目指しています。また、趣味で集めているパンダコレクションも紹介する、楽しいブログです。
■ご感想・お問合せはこちら
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