元気パンダの漢方日記
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、漢方医学の知見や日々の出来事、趣味のパンダコレクションの紹介をするブログです。






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マクロビオティック教室(6)

皆さん、こんにちは。昨日は6回目のマクロビオティック教室でした。

今回で基礎コースは最後です。今回のテーマは「「マクロビオティック生活法の実践」
です。便利なお手当てレシピを香山先生が調理してくれました。

今回調理してくれたレシピは、昆布茶、黒豆茶、梅醤番茶、梅醤葛、甘い野菜のスープ、
切干大根茶、大根と人参のドリンク、です。次々と手際よく作っていきました。
今回は梅醤番茶、甘い野菜のスープ、大根と人参のドリンクを紹介します。

まずは、梅醤番茶を紹介します。梅干1個、醤油小さじ1杯半、生姜の絞り汁2~3滴、
3年番茶150~200㏄を材料とします。作り方ですが、湯飲み茶碗に梅干を入れて
まんべんなくつぶし、生姜の絞り汁と醤油を加えてよく練ります。そこに沸かした3年
番茶を注いで出来上がりです。醤油の量で味が変わりますが、見た目よりはさっぱり
として飲みやすいです。
梅醤番茶はマクロビオティックの定番飲料で、陽性が強く血液を浄化する飲み物です。
院生のものを摂り過ぎたり、アルコールを飲みすぎたときに効果的です。胃腸を整える
効果もあります。

梅醤番茶


次に、甘い野菜のスープを紹介します。玉ねぎ、人参、キャベツ、かぼちゃのみじん切り
(時間がない方はミキサーで砕く)をそれぞれ1/4カップ、水600~800㏄が材料です。
作り方ですが、適量の水に玉ねぎを入れて、臭いが気にならなくなるまで先に煮ます。
その後、人参、キャベツ、かぼちゃを入れて、1~3分煮立せて、弱火にして20分間程
必要に応じて水を加えながら煮込みます。野菜を漉して、煮汁を飲みます。漉した野菜
は味噌汁などに入れて料理に使えます。野菜の甘みがあり、とても美味しいです。
血糖値を安定させる効果があり、糖尿病の方に効果的です。また、ダイエット中に甘い
ものを欲するときに、このスープを飲むと良いようです。デトックス効果がありますので、
長期に飲むときは、陽性で血液を強くする梅醤番茶と一緒に飲むと良いそうです。

甘い野菜のスープ


最後に、大根と人参のドリンクを紹介します。人参おろしと大根おろしを1/4カップ、
海苔1/4枚、梅干1/4個、醤油少々、水200㏄が材料です。作り方ですが、人参
おろしと大根おろし、水を鍋に入れて、煮立たせます。煮立ったら弱火にして、海苔、
梅干を加えて3分間煮ます。火を止める前に醤油を数滴加えて出来上がりです。
野菜と煮汁を一緒に飲みます。大根と人参の味がうまく出ていて、梅干、海苔、
醤油が隠し味となって、意外と美味しいです。
身体んP脂肪を溶かす力が強く、高脂血症、脂肪肝、結石、子宮筋腫、卵巣嚢腫
などに良いそうです。

大根と人参のドリンク


上記のスープに使う野菜は、有機栽培無農薬で、皮ごと使うことが基本です。
そのような野菜が手に入らないときは、農薬を多く含む皮の部分は使いにくく
なります。皮を使わないと、効能はだいぶ低下するそうです。

今回のマクロビオティック教室を通じて、書物では得られない経験をすることが
できました。今後は、漢方スタッフと共に、日頃の食事指導に生かしたいと思って
います。
また、毎月のパンダ通信でもマクロビオティック情報を伝えたいと思っています。
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マクロビオティック教室(5)

皆さん、こんにちは。昨日は5回目のマクロビオティック教室でした。

今回のテーマは「「マクロビオティック生活法」です。マクロビオティックはただの食養生ではなく、生活法や心のあり方も包括している一種の哲学といえるようです。
食べ物や生活法で体質が変わり、心の調和も取れて、家庭や子供が幸せになり、ひいては「世界が平和になる」という崇高な目標があります。
世界で戦争が続いたり、家庭崩壊や切れる子供のような社会問題も、食事を変えて、体質を変えて、心の調和が取れると、いずれはなくなる、と唱えています。

さて、マクロビオティックでは、料理はただの栄養素ではなく、エネルギー(気)があると考えています。作り手の気持ちや食べるときの心構えが料理に影響を与え、食べたときの体質に変化があるわけです。
ですから、食材や食べる人への関心を持たないで経済効率を優先したレストランやファーストフードより、家庭で愛と思いやりを持って作った料理のほうがよいわけです。また、料理を作るときは、穏やかで平和な心を持つことが理想です。

しかし、忙しい現代では、毎日理想的な精神状態でいることが難しい時もあります。ストレスや疲労は健康の大敵です。
マクロビオティックではストレスがかかると、プレッシャーで体が硬くなり、「陽性」に傾くと考えています。ですから、「陰性」の食べ物を欲します。例えばタバコ、コーヒー、お酒、甘いものなどです。しかし、一時的には良くても、「陰性」のものに偏った食事になると、体のバランスが崩れ病気になってしまいます。
一方、疲労は低血糖と関係があります。低血糖は砂糖などの単糖類の摂りすぎが原因です。単糖類は血中への移行が早く、一時的に血中の糖分が上がりますが、インスリンが必要以上に分泌されて急激に血糖が下がります。お菓子やケーキ、チョコレート、アイスクリーム、清涼飲料水などを多く摂っている方は、血糖値の上下が激しくなり、急激な血糖の低下で慢性的な低血糖になっている方が多くなります。そのため、慢性的な疲労を訴えることになります。
また、単糖類は「陰性」のもので、拡散の性質があるため、太りやすくなります。そして、糖分や脂肪分を摂りすぎると、肝臓の処理能力を超えて血中に移行して、血液がドロドロになり、酸性体質になります。よって、肥満と血液の汚れで生活習慣病にもなりやすくなります。

以上のように、ストレスと疲労は密接な関係があり、食事によって良くも悪くもなります。
マクロビオティックでは基本食のほかに、お手当てレシピもあるそうです。例えば、甘い野菜スープ(ニンジン、タマネギ、カボチャ、キャベツのスープ)、梅醤番茶、梅醤葛などがあります。
また、マッサージや指圧、瞑想、呼吸法、エクササイズ、ヨガなどによってもストレスや疲労を解消できます。マクロビオティックには独自の方法があるそうです。

マクロビオティックによる玄米と菜食を中心とした食事を行うと、体が中庸になり、血液がアルカリ性になります。4ヶ月続けると、血液が入れ替わり、気持ちが落ち着いて集中力が出てきます。7年間続けると全身の細胞が入れ替わり、根本的に体質が変わります。できる範囲から実践してみましょう。

マクロビオティック教室(4)

皆さん、こんにちは。一昨日は4回目のマクロビオティック教室でした。

今回のテーマは「「マクロビオティック料理の実際」です。今回は香山先生が実際に
調理をしてくれました。

今回の料理はマクロビオティックの基本料理、常備菜といわれているレシピです。
常備菜は体調を整える効果、デトックス効果があり、主食の玄米と一緒に日常の
食卓で常に並べると良いということです。
一方で、玄米と常備菜だけでは現代の人は物足りないので、時々主菜を楽しみで
加えると良いです。主菜としては、野菜てんぷら、かぼちゃやレンコンのコロッケ、
シチューやカレー、グルテンミートのハンバーグ、オリーブ油を使った野菜炒めなど
が代表的なレシピということです。もちろんマクロビオティックのレシピ本を見れば
無限の料理の世界が広がっていますが、家庭で作りやすく、味の良い主菜として
は、上記が代表的なもののようです。
ただし、体調が悪いときや病人には、玄米と常備菜を中心にして、主菜は控えた
方がよいようです。

今回作った常備菜は「きんぴらごぼう」「ひじきレンコン」「切干大根」「小豆かぼちゃ」
「ごま塩」「味噌汁」の6品です。約1時間半で手際よく仕上げてくれました。

マクロビオティック教室④


上記のようにお皿に盛りました。左上から時計回りに「ひじきレンコン」「切干大根」
「小豆かぼちゃ」「きんぴらごぼう」になります。皿の左に「ごま塩」、右に「味噌汁」
が付いています。

作り方の詳細は、マクロビオティックのレシピ本が市販されていますので省略します。
調理のポイントですが、以下になります。

①野菜の皮は切らないで丸ごと使う(ただし、オーガニック野菜を使うこと)
②調味料は自然のものを使い、自然塩、味噌、しょうゆなどで味付けする。甘味はほと
  んど使わず、みりんやてんさい糖をまれに使う。香辛料も極力避ける。
③切った野菜を見込むときは、調理中かき混ぜないで、最後に天地返しでかき混ぜる
④野菜を煮込むときは灰汁は除かない。灰汁が美味しい香りになるまで煮込む
⑤煮込むときは陽性の野菜を先に入れて、陰性の野菜は後から入れる。
⑥夏は野菜を小さく切って短く煮る。冬は野菜を大きく切って長く煮込む。
⑦味噌汁は基本は薄味ですが、夏に汗を多くかいたときには、ミネラル補給のために
  少し濃い味にする
⑦ごま塩は塩1:ごま15にする。先に塩をフライパンで炒め、すり鉢で軽くする。その後
  ごまもフライパン炒め、すり鉢の塩と一緒にするようにする。

最後に受講者全員で玄米と常備菜を食べましたが、素材を生かしたシンプルな味で、
とても美味でした。

マクロビオティック教室(3)

皆さん、こんにちは。一昨日は3回目のマクロビオティック教室でした。

今回のテーマは「「マクロビオティックのお料理」です。

マクロビオティック教室③


マクロビオティックでは食材を陰陽に分けます。陰性は体を冷やし(熱を冷ます)、
陽性は体を温めます。

陰性の食材の特徴は、上に伸びる、葉が尖っている、大きい、夏が旬、熱帯が
原産、水分が多い、などです。
一方陽性の食材の特徴は、下に伸びる、葉が丸い、小さく固い、冬が旬、寒帯
が原産、水分が少ない、などです。
ただし、上記の基準は相対的なものです。例えばトマトは陰性の食材ですが、
水分が多いトマトは陰性が強く、水分が少なく固いトマトは陰性が弱くなります。

さて、マクロビオティックでは基本的には火を通して調理します。調理の際に
食材は皮ごと使います。(芯の固いところのみ切り取る)野菜の灰汁(アク)は
取りません。灰汁は旨味と考えて、匂いが変わって美味しい香りになるように
します。ただし、豆の灰汁は脂肪分で旨味がないので、取り除きます。
玉ねぎやセロリなどの香味野菜は、火で香りを飛ばしてから調理します。

また、調理法によっても陰陽があります。一番陰性が強いのは「生」の食材です。
次に陰性の調理法は「漬ける」です。その次は「蒸す」→「ゆでる」→」「炒める」
→「揚げる」→「焼く」の順番で陽性になり、一番陽性が強い調理法は「煮る」です。
特に長時間煮込むと陽性が強くなります。強火は陽性が激しく、とろ火、炭火は
陽性がやさしいです。

マクロビオティックには食べ方の基本があります。食べる順番ですが、まずは
スープから食べます。その後は陽性の食材から食べ始め、最後に陰性の食材
(漬物や生野菜)を食べます。食事中は水分を摂らないようにして、最後にお茶
(3年番茶が中庸で一番良い)を飲みます。
食事中に水分を摂らないので、良く噛むようになり、また薄味になっていきます。

次回は3月19日で、香山先生が実際に調理を行います。

マクロビオティック教室(2)

皆さん、こんにちは。昨日は2回目のマクロビオティック教室でした。
昨日のテーマは「玄米の炊き方」です。実際に香山先生が玄米を炊いてくれました。

玄米を炊く


玄米を炊く手順は、以下になります。

①玄米を「両手で拝み洗い」で数回研ぎます。ざるの中で研ぐ方法もあります。
  多く研ぐとふっくらとなり、少なく研ぐとプチプチした食感になるそうです。
②水はカルキを除いた良い水を使い、6時間以上水に浸けます。
 (6時間以上水に浸けると、発芽して発芽玄米になります。市販の発芽玄米
  は発芽したまま止めているので、すでに死んだ玄米になるそうです)
③1合の水に対して、1,5倍~1,8倍の水を入れます。
④天然塩を1合に対して一つまみ(適当に加減)入れます。
⑤圧力鍋や土鍋、ステンレス鍋などで玄米を炊きます。アルミ鍋は禁止です。
 ・圧力釜の炊き方:中火で沸騰→弱火で15分→20分くらい蒸らす
 ・土鍋等の炊き方:弱火で10分→中火で30分~40分→とろ火で10分
            →中火で30秒→10分くらい蒸らす
⑥炊き上がったら、十字に切って、底からひっくり返し、混ぜ合わせる。

圧力釜は比較的常時に炊きやすく、土鍋やステンレス鍋は水や炊き加減に
熟練が入るようです。
火力については、炭や薪が理想的ですが、その次はガスが良いそうです。
IHは多少の電磁波が伝わるので、病人や老人には避けた方がよいそうです。
電子レンジは使わないほうがよいです。電子レンジの周波は高周波で、陰性の
エネルギーのため、イライラしやすくなり、癌にもなるリスクが高まるそうです。
また陰性の拡散エネルギーは太りやすくなるそうです。

さて、いよいよ食べ方ですが、一番大切なのは良く噛むことです!
マクロビオティックでは一口で100回以上(できれば150回)噛むことを勧めて
います。

さて、玄米はもっとも「中庸」な食べ物です。穀物は基本的には中庸なのですが、
その中にも陰性に偏るものと陽性に偏るものがあるそうです。
陰性に偏るもの:麦、あわ、ひえ、きび、アマランス、うどん、とうもろこし
陽性に偏るもの:そば、おもち
*そうめんはやや陽性ですが、夏は水でしめることでやや陰性にするそうです。

炊いた玄米はサランラップでくるみ、冷蔵庫で保存できます。1週間くらいは
保存できるそうです。再び食べるときは、電子レンジは使わないで、蒸すよう
にします。食べるときは以下のアレンジができます。
①おかゆにする、②おにぎりにする、③すしにする(チラシ、のり巻き)
④炊き込みご飯を作る、⑤炒める(チャーハン)、⑦カレーにする

朝は排泄の時間で、胃腸の負担をかけないようにするため、水分が多くやや
陰性になるおかゆが理想的です。手で握る(小さく固めて陽性になる)おにぎり
は朝には向いていないそうです。

ところで玄米には、肉やチーズなどの脂っこい食べ物は合いません。
食養生の基本は、玄米をしっかりと食べて(食事の50%以上)、玄米に合う
おかずを副菜にし、味噌汁を付け合せる和食にあります。

次回は3月12日で、テーマは「野菜と料理の基本」です。

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プロフィール

元気パンダ

Author:元気パンダ
国際中医師の資格を持つ薬剤師が、日々の漢方相談で感じたことを通じて、正しい漢方医学の知識の普及を目指しています。また、趣味で集めているパンダコレクションも紹介する、楽しいブログです。
■ご感想・お問合せはこちら
 panda@kojima-y.com

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